きょうはこんな日でした 【ごまめのはぎしり】
1999.3.28(木)
昨夜は『山脈』の例会で、横浜・野毛の「今福」で呑んでました。二次会は黄金町の「登喜」。18時から23時近くまで5時間。呑み続けるにはこのくらいの時間が適当ですね。0時を過ぎると次の日に身体がモタンようになってきました。
野毛「今福」にて
左から筧槇二主幹、鈴切幸子さん、永野佳奈子さんです。壁に昨年優勝した横浜ベイスターズの写真。私がベイのファンになったのは、この店の影響によります。
野毛「今福」にて
『山脈』最若手の二人です。左から吉村俊哉さん、三上透さん。この他に30代があと二人います。筧槇二主幹から彼らに『山脈』を引き継ぐのが私の役割だと思っています。『山脈』50年の歴史を100年にも200年にもしていってもらいたいですね。
○季刊『象』93号
横浜市港南区 篠原あや氏 発行
横浜詩壇の大御所、篠原あやさんからいただきました。そのあやさんが「編集雑記」で横浜高校出身の松坂投手について触れています。彼が西武に入団したのはご存知の通りです。にわかベイスターズファンの私としては面白くありませんでした。「ベイスターズが駄目なら社会人へ」と言っていたのはいったい何だったのか。
あやさんも同じ思いだったようですが、その先が私と違います。「彼にとってのこれからの三年間は将来を決定する大切な期間である。西武は選手を大切にする。西武入りを祝福してあげたい。」と書いています。
この懐の深さが大事なんですね。あやさんがお書きになったものを見ると、いつも自分の未熟さを思い知らされます。
各校の
校長室のガラス扉の中に飾られた西洋人形の青い目は
子供たちにとっては神秘の色だった
代りに黒い目の日本人形は振り袖に着飾り
海を渡った
その
日・米親善大使も束の間だった
鬼畜アメリカの片割れとして火焙りの刑と消えた青い目
大人たちは
その時壊された子供たちの心を癒すゆとりさえなかった
そして
ひたすら戦いに突き進んだ
遠い 日々 (篠原あや氏「崩壊」第1・2連)
西洋人形を火焙りにした日本と、日本人形を大切に保管したアメリカとの対比はあまりにも有名です。しかしそれは何度も語られなければならないと思います。戦争を経験した人や戦後すぐに生まれた我々は知っていますが、我々の子供たちは教わらなければ知らないことなのです。
昨今の日米経済についても同じことが言えると思います。アメリカ資本の思惑ひとつで日本経済がバブルに走ったり、崩壊したりしています。昔ならとっくに戦争になっていた状態がありました。幸いそうはなりませんでしたが一部の人たちのアメリカに対する憎しみは確かにあるようです。
しかし、それはそれ、文化は文化なんですね。西洋人形を火焙りにするようなことは、やりたくないです。歴史から何も学ばなかった日本人、と笑われたくありません。
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