きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
】
1998.5.10
この頁も淋しいので、こんな写真を入れてみました。日本詩人クラブの中原道夫さんに連れて行ってもらった池袋の会員制クラブにて。ときどき坊主頭にします。
1999.4.22(木)
市町村議会の選挙戦がたけなわですね。連日ハガキが舞い込み、ビラが入れられ、何人も候補者がやってくるわで(ん?これは違反で
はないよね?)、ご苦労さまと言いたいです。私利私欲を捨てて議員になってほしいと思いますが、どうですかね。私は選挙には必ず行きます。選ぶ人がいなかったら白票を出してでも行きます。国民の義務だし権利だもんね。
○江良亜来子氏個人誌『窓』6号
京都小金井市
垣根や路地を巡り
どこかに辿りつくかのように
坂がくねる
仰げば空には筋道が写っている
近くで視野が開ける気配
人人は自らの足音を心に畳む (「坂道」部分)
「近くで視野が開ける気配」というフレーズに惹きつけられました。もっと言えば「気配」ですね。非常に感覚的で、なかなか書けない言葉だと思います。人や動物には「気配」を感じますが、坂道では感じたことがありません。江良さんの、私なんかには無い感覚をうらやましく思います。
坂道はくねってはほぐれ
足取りを空に響かせる
何かの仕上げのように--- (「ハミング」部分)
ここにも「坂道」が出てきました。小金井という所は坂道が多いのかな? 行ったことがないので判りません。地図で調べてみました。整然と区画整理されていて、そうは見えません。まあ、別に小金井のことをお書きになったわけではないでしょうが、江良さんの作品には比較的お住まいになっている場所を書いているような記憶があります。作者の思いとは別のところでしょうが、いろいろ空想して楽しまさせてもらいました。
○松本清張著『水の肌』
1982.7.25 新潮文庫 280円
これも、もらいものです。と言っても生前の松本清張からもらったわけではありません。知人の本好きな娘さんが結婚するので、蔵書を本好きな人にあげたい、というのでまっ先に手をあげてセシメタものです。文庫本ばかり100冊ほどもらいました。どうも私の読書生活は、もらいものばかりで済んでいるようです(^^;
初出は1978年ですから、今から20年も前に書いた小説です。「小説3億円事件」なども収められていて、さすがに表面的な時代の差は感じますが、さすが清張さんですね、もの事のとらえ方、文体などは本当に勉強になります。『点と線』、『日本の黒い霧』などでも思ったのですが、推理小説仕立てにしているメリットは多いですね。
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