きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
新井克彦画「ムラサメモンガラ」 |
1999.5.14(金)
きのうは茨城県真壁郡大和村という所に出張しました。東北新幹線で栃木県小山まで行って、そこから水戸線の新治という所まで行ったんですが、考えてみると東北新幹線も水戸線も初めてでした。特に東北新幹線が上野を過ぎるまで地下鉄になっていたなんて、驚きものでしたね。そう言えば昔、そんなニュースがあったなあ。
大和村近郊は豊かな田園、麦畑の風景が続いて、なんかホッとさせられました。私の住んでいる箱根外輪山の麓とは違って、平野が続いて関東平野なんだなと実感しました。
訪れた工場の人たちにもわずかに訛りがあって、ほのぼのとした雰囲気を味わいました。
帰りに小山で呑んだ「浦霞」も「朝日山」もうまかったなあ。今でも口に残っている感じです。で、仕事? もちろんちゃんと片づけてきましたよ。
さてきょうの横浜−巨人戦は5:0で勝ったし、いい気分です。いやあー斎藤隆は素晴らしい。2試合連続完封なんて、なかなかできるもんじゃありませんよ、ご同輩! 桑田からもぎ取ったヒットも10本だったかな? 打撃も好調、言うことナシ、ですな。
○鬼の会会報『鬼』325号
1999.6.1 奈良県奈良市 中村光行氏 発行
中村さんは鬼に限らず仏教の解説もなさっていて、無知な私にとっては毎号が新発見の連続です。今号も『十王経』について解説していて、思わず亡母のことを思ってしまいました。初七日の秦広王から始まって三周忌の五道転輪王まで、死者は裁判官十王の前で裁きを受けるんですね。その結果で、あの世の在所が決まるとか・・・。
2年前に亡くなった母は、いわゆる継母ですが、いい人でした。生母は私が10歳のときに亡くなっていて、その2年後に後妻で来てくれた人です。無教養で、テレビの時代劇を見るのが唯一の楽しみというような人でしたが、本音はともかく私のことを「エライ息子だ」と公言してはばからないので困ったこともあります。もちろん実態は伴いませんが、継母からそう言われたんでは私もガンバルしかありませんでした。そう仕向けた母は、今でもエライと思っています。
私は無神論ですから、死後の世界なんて信じていません。死ねばタダのゴミです。しかし母に関してだけはそう思えません。十王の前で母ならばなんの問題もなく天国に向かったと信じています。そうでなければ十王なぞボンクラです。
死ぬのも大変なんですね。死んだあとまで裁きを受ける、というのが宗教としてのミソなんでしょうが、入れ替わり立ち代り10人もの裁判官の前に立つというのは実際、嫌になるだろうなと思います。私は短気ですから、勝手にしやがれとケツまくっちゃうかもしれませんね。まあ、ゴミとして燃えるだけだと言ってるんですから、そこまで考えるのはおかしいんですけど・・・。
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