きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり
新井克彦画「茄子」


1999.7.24(土)

 まったく、とんでもない日でした。木曜の15時に突然、福岡への出張が決まって、あわてて飛行機の手配。羽田発の最終便にギリギリ間に合ったのは良かったんですが、一度家に帰って準備をする暇がなかったんで、着の身着のまま。福岡に行ったらコンビニで着替えでも買うか、と思いつつも、そんな時間もなくて、晩飯を食べるのがやっとでした。
 金曜日は関連会社で9時半から17時半まで、しゃべりっ話し。それも理詰めの話でしたので、しまいには頭が痛くなってきました。帰りは帰りで、羽田に戻ったらもう新幹線に乗れる時間ではなく、羽田からバスで横浜、そこから東海道線を使って、結局帰宅したのは午前1時でした。晩メシは無し!
 まあ、こうやって日本の経済は動いているのかと思って、そこで自己満足していますが、それにしても着替えぐらい会社のロッカーに入れておくべきだった。最近はGパンで会社に行くのはやめていましたので、その分だけは助かりましたけど(^^;
 金曜日は日本詩人クラブが来年刊行する本の打ち合わせがありましたが、そんな訳で欠席。関係者の皆さん、ゴメンナサイ。
 さて、本日は私の新詩集『特別な朝』の出版記念会。これは欠席する訳にはいきませんので、帰ってこれてホッとしています。


佐藤勝太氏詩集『遥かな時』
   haruka na toki
  1999.8.1 編集工房ノア刊 2520円

 日本詩人クラブ、日本ペンクラブ会員の佐藤勝太さんからいただきました。きょうの話題にあまりにもぴったりな作品があったので、驚いています。

 定年(2)

定年になって
はじめてわかった
何十年も気負ってやった
仕事だったが
私によって世の中が
ピクリともでも動いただろうか

    コンベヤーにしがみついて
    いただけだったのが

 そうなんですよね。「こうやって日本の経済は動いているのか」なんて、言ってはいけないのかもしれませんね。反省します。
 佐藤さんとはお会いしたことはないと思いますが、私よりひとまわり以上先輩になるようです。この詩集には、そんな大先輩が年下の者をいたわるような作品も多く、うれしくなってしまいました。
 さらにこの詩集の特徴は、全作品の半分ほどが筆で書かれているということです。中には絵や写真が添えられている作品もあって、さながら詩書画展のようです。書は、私はまったく門外漢なのでうまく説明できません。しかし味があって、読みやすいことは間違いありません。ちょっと判別し難くて申し訳ありませんが、上の画像でも雰囲気はお判りいただけると思います。



 
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