ょうはこんな日でしたごまめのはぎしり
murasame mongara
新井克彦画「ムラサメモンガラ」




2000.3.3(土)

 日本詩人クラブの第10回理事会に行ってきました。詳細は『詩界』で公表されます。ここでは次の2点を速報としてあげておきます。
 創立50周年記念関西大会は6/10に大阪で行われます。現在までの参加者は130名程度。例年と比較しても盛会になりそうです。会場の東興会館はあまり大きくないので、人数としてはあと数10名で溢れますね。参加を予定している方は早めに申し込んだほうがいいですよ。
 同じく創立50周年記念事業として位置付けている『現代詩選』の参加者は90名程度。こちらは会員全員参加をねらっていますから、参加率はまだ1割というところですね。『現代詩選』は後世に残る本です。今の我々も、過去の『現代詩選』を見て動向を把握したり、会員の活動を知ったりしています。ご参加ください、、、と言いながら私もまだ原稿を送っていない(^^;; 締切3/31。お早めに。


個人誌『P.V.P.』4号
pvp 4
2000.2.15 横浜市港北区
麻生秀顕氏発行 非売品

 詩のホームページ大先輩の、麻生秀顕さんの個人誌です。今回から「現代詩まんが ぽえむたこ六」が掲載されていて、楽しいですよ。漫画を描ける人はいいなあ、誌面が見やすくなりますね。
 圧巻は『詩集詩誌感想掲載のためのシステム生活への道』です。なぜインターネットのホームページで詩誌・詩集の感想を始めたか、どんな苦労があるか、などが語られていて、同じようなことを始めた後輩としては、全部納得できます。
 私と違うな、という点も当然あるけど、一番の違いはクレーム処理ですね。麻生さんは非常に気を使っていて、載せてほしくない場合なども考慮しているし、感想のクレームにも敏感に反応しているようです。引用も最小限に留めるなどの気の使いようです。
 私はクレームなど考えもしませんでした(^^;; 1〜2度のクレームがありましたが、それはタイプミスに関することで、明かな私のミスですから訂正します。それ以外はないし、今後もないだろうと確信しています。なぜなら読んでもらいたいから送ってくるのであって、読んだ感想にクレームをつけるのは、良く書かれようが悪く書かれようが筋違いだと思うからです。感想を書くのは自分の所属する詩誌でも、商業誌でも、新聞でもホームページでも在り得るのです。それが嫌なら送らなければいいし、発表しなければ良いのです。

 自分で書いて、自分だけで楽しむ作品があっても良いと思います。それを否定する気はありません。しかし、一度公表したらその作品は作者から離れます。大げさに言えば文化財産として世の中に出るのです。そこでは批判もされたり賞賛されたりもしましょう。それを表現するのは読者としての当然の権利だと思います。ですからクレームは筋違いだと思うわけです。
 論争ならやります。これはクレームではありません。現象について個人の見方が違うのは当然のことで、それについての論争は大歓迎です。そこには前向きな姿勢がありますから。

 ちょっと熱くなっちゃいましたが(^^;; 麻生さんは純真だなと思いました。悪い意味ではありません。必要なことです。しかしどこで一線を画すかはお考えになった方がいいかもしれませんね。詩人は純真な人が多くて、それ故につぶされる人も多くいます。それを心配するあまりの老婆心です。トシは私の方がずっといってますけど、ネット上では先輩の麻生さんを陰ながら応援しています。


秦恒平氏著『湖の本』
エッセイ20−死から死へ
uni no hon essay 20
2000.2.20 東京都保谷市
「湖(うみ)の本」版元発行 1900円

 日本ペンクラブ電子メディア対応研究会座長の秦さんからいただきました。秦さんのHPにお書きになっている日記の紙の本≠ナす。1999年7月22日から12月2日までのたった4ヶ月分ですが、300頁近い大冊になっています。いかに日々書き込んでいるかがお判りいただけると思います。
 内容はそれこそ多岐に渡ります。ご自身の小説の解説、観劇の感想からペンクラブ、文藝家協会での活動まで、ひとりの作家をとりまく環境をあますところなく見ることができます。私自身はほぼ毎日、秦さんのHPを訪れて「闇の言い置く」と題された日記を拝見していますから、すでに承知していることばかりです。
 しかし「私語の刻」と題された本書のあとがきに相当する部分に書き込まれた、次の文章は是非ご紹介しなければなりません。
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 公開される「日記」というものを、かつては日記として不純なのではないかと疑っていた。だが、公開を意識しないで書いた昔の日記などを読み直してみると、人に読まれないと思うぶん、かえって浅く薄く自分自身を甘やかした・偽った記述が無いでもないと何度も気づかされた。「闇に言い置く」とはいえ、インターネットに書き込む行為は、書いたままが即座に他者に読まれる「覚悟」なしに出来ない。その重みに堪えてなお率直に忌憚なく「書き置く」のなら、それはそれで容易ならぬ、己を賭した営為だ。己(おの)が誠意と自覚とを自身で鞭撻しなければ書き継げる「場」ではなかった。そして、いつしかこの「私語の刻」が、大勢の人との親しい「対話の時」とも成ってきたように思われるのである。(「私語の刻」部分)
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 作家としての面目躍如と言ったところでしょうか。こういう覚悟で書かれている日記≠ナすから、読む者を感動させます。私のHPにもリンクしていますが、改めてURLを記します。ぜひ訪問してみてください。
 
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hatak/



 
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