きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり
nasu
新井克彦画「茄子」




2000.8.30(水)

 きのうに引き続いてヤクルト-横浜、21回戦を見ています。1回表で3:0、2回表で5:0、負けてます。おーい、福盛、がんばれよお。だめだな、結局7:2で5回途中で降板。次は神田? 知らない投手です。まだ4〜5回しか登板していないようですね。でも、ちゃんと抑えて、なかなかいいですね。次は米? おお、初登板だ。こちらもなかなかいいですよ。
 でも試合はとうとう7:2のまま終了。あーあ、負けちゃった。でもまあ、6連勝のあとの1敗くらいはいいか。明日、勝てよ!


福島康氏詩集『静かな在』
shiaukana zai
2000.7.20 長野県明科町 しののめ書房刊 非売品

 部屋

時計の型の刻印がある

時計が古くなると
刻印は色つやをました
音を全身にあび
蔭で新しくなっていった

さつまいも ぞうすいの湯気
耳をすますと
あの食台のある部屋では
時計がなっていた

時計をおろすと
壁に大きな穴があいてしまった
寒いので
時計をかけて
飯にした

 詩集のタイトルの「在」は田舎という意味で良いと思います。その名の通り全編、田舎生活の様子がうかがえる詩集です。私も田舎暮らしですから共感できる部分が多々ありました。
 この作品は巻頭ですが、いい作品ですね。特に最終連の「寒いので/時計をかけて/飯にした」というフレーズには惹かれてしまいました。それまでの非日常をフッと日常に戻して、作品に安定感を与えていると思います。こういう書き方というのは、かなり熟練しないと書けないのではないでしょうか。跋によると「七十余年を生き」とありますから、私の父親の世代の詩人です。大先輩に本物の詩の書き方を教わった気分です。


鬼の会会報『鬼』341号
oni 341
2000.10.1 奈良県奈良市
鬼仙洞盧山・中村光行氏発行 年会費1万円

 なぜ異性を触りたい
 やたらと異性に触る酔っ払い、普段は真面目なのに酔うと触り出す。酔うと、本性が見えるのだ。日頃、隠している本質部分を刺激され、隠れた姿が現れると思うが、間違っている。実は、否定する気持ちを逆に抑制するのだ。異性に触れたがる酔っ払いは、常に否定しているので酒が抑制の壁を除き、逆の行為に出る。適度の酔いが、好感のベッドになるのは、節度の抑制を除いてくれるためだ。

 なるほど、本質ではないんですね。安心しました。まあ、酔って女性を触るということはしていません(たぶん)が、そういう気持ちは当然ありますよ。酔っていなくても、ですがね。でも、あとの面倒を考えるとできませんね。じゃあ知らない女性で、旅の恥はかき捨て、ならいいのかというと、これも面倒。自分の心理状態を考えると、これも面倒。要するに面倒なだけなんですがね。
 女性でも触りたがるという人は意外に多いですね。5月から髭を伸ばしているんですが、これに触る人が多いんです。まあ、ここで言う「触りたがる」というのとはちょっと意味が違うんでしょうが、人畜無害と見られているようで、ちょっと不満ではあります。



 
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