きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり
mongara kawahagi.jpg
新井克彦画「モンガラ カワハギ」




2001.1.27(土)

 同人誌『山脈』の例会兼新年会を行いました。ドカ雪の横浜で(^^;; しかし、ひどい雪でしたね。横浜で15cmの積雪、確かにそのくらいはありました。私の住んでいる所は箱根外輪山のふもとで、神奈川の中では横浜よりは積もると思われていましたが、横浜の方が多かったくらいです。昔、雪中キャンプ用にン万円で買ったスェーデン製のスノーブーツが多いに役立ちました。
 笑っちゃったのは呑み屋のご亭主と私のかけひきです。ご亭主は私たちが行かなかったら臨時休業にするつもりだったようです。私は私で、店が休みだったら中止にしようと思っていました。で、お互いに電話を掛け合って……結局、GO!。でも、当初3〜4人の客がいれば上等と踏んでいましたけど、私たちが6名、他に4〜5名のお客さんが来ましたから、まあまあだったんじゃないでしょうかね。雪でひどい時は2名しかお客さんが来なかった日もあったと言ってましたから…。

010127
雪にもメゲない面々

 昨年暮に430万画素で光学6倍ズームのデジカメを買いました。上は記念すべき第1号作品ですが、ご覧の通り、ピンボケでダメでした。だいぶ酔っていたみたい。画質修正でなんとかここまでもってきましたけど、ちょっと練習しないといけませんね。だいたい、酔って撮ろうという根性がいけないかなあ(^^;;



個人詩誌ひとり言だもんね12号
hitorigoto damonne 12
2001.1.25 東京都国立市 小野耕一郎氏発行 350円

 雨のち詩

雨が降ると
過ぎ去った数々の思い出が
脳裏を掠め
迸る言葉とともに
消えては浮かび
浮かんでは消えていく
雨は確実にこの地に落下し
重苦しく新しい言葉を探す
詩的に降る雨
雨だからこそ描かれる鋭い言葉
表に出て頭からずぶ濡れになりたい
天気予報も今日は
雨のち晴れではなく
雨のち詩と伝えている
思い出をどっさり抱え込み
天から舞い降りてくる
詩は生き生きとして
創出される
耳をすまして聞いていると
数々のエレジーが
雨に絡み付き
空中で詩が乱舞している
晴れた日には抽出されない言霊が
雨の日とともに産出される
もっともっと降り続けてほしい
そうすれば世界は
詩のように染まるだろう

 「雨だからこそ描かれる鋭い言葉」というフレーズにギクリとして、なぜだろうと考えました。答はすぐにありました。「晴れた日には抽出されない言霊が/雨の日とともに産出される」という答は科学的にも判るように思います。物質の抽出は液体中が起きるのが一般的ですからね。そこまでお考えになったかどうか知りませんが、かなり説得力のある論と言えましょう。
 それにしても「天気予報も今日は/雨のち晴れではなく/雨のち詩と伝えている」というフレーズもいいですね。こんな天気予報があったら、いつ詩を書いていいのか判りますから…。ちょっと意表を突く作品ですけど、なかなか鋭い視点を持っていると思いました。



 
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