きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
「クモガクレ」Calumia godeffroyi カワアナゴ科 |
2002.3.25(月)
共著『犬にどこまで日本語が理解できるか』は、出版社から執筆者宛には1冊しか来ませんでした。その後、出版社より「執筆者には割引で送るけど、どお?」という手紙が来て、2冊注文しておきました。それが郵送されて来て、今日、会社に持って行きました。若い女性お二人に贈呈するためです^_^;
彼女たちにはバレンタインにチョコレートをもらっていました。ここ10年ほどバレンタインのプレゼントをもらっても一切お返しはしていませんでした。馬鹿馬鹿しくなって、やめていたんです。そうすると正直なもので、2〜3年前から誰も寄越さなくなりましたね。ああ、良かった、と思っていたら、件の女性が二人で持ってきたんです。いろいろ理由を付けられて、結局、受けとってしまいました。
困ったのがホワイトデーという、これまた馬鹿げた日です。例年通りお返しなし、とも考えたのですが、フッと思いついたのが『犬がどこまで…』です。これをお返しにすればいいじゃん! お二人には理由を言って今日まで待ってもらいました。喜んでもらえた、、、と思います。
会社では、女性陣で回し読みをしたようです。ある女性から「あなた、文章うまいのね!」とお褒めの言葉をいただきました。(冗談じゃネーや。こっちはそれでメシを食うかもしれねえんだ、リストラにあったら…)と思いましたけど、そんなことはもちろん言いません。丁寧に「ありがとうございます」と応えました。そういう表裏があるところはモノ書きの資格があるのかもしれません^_^;;;;
○奥田博之氏訳 『ラーマクリシュナの福音T』 |
2000.11.25 大阪市天王寺区 東方出版刊 8000円+税 |
この本は、実は昨年の6月にいただいておりました。それから時間をみては1頁、2頁と読み進めてきたものです。しかし、何せ深遠なインド宗教の福音書であるし500頁近い大書です。ずい分と時間がかかりました。読む方でもそんな具合でしたから、訳者のご苦労が判ろうというものです。
ラーマクリシュナという高僧の弟子であったシューリマ(M)という人がベンガル語で書いたもので、1968年の第9刷の全訳とありました。全5巻からなる書の、第1巻の全訳という意味のようです。多くの訳注を参考にしなければほとんど理解できない訳書ですが、インド宗教に興味のある方には参考になると思います。ラーマクリシュナ僧院で13年近く過した訳者ならではの、執念の訳書ではないかと思います。
○奥田博之氏訳 『ラーマクリシュナの福音U』 |
2002.4.15 大阪市天王寺区 東方出版刊 8000円+税 |
こちらは今年出版されたもので、全5巻のうちの第2巻の翻訳です。不治の病に犯されている訳者が、「周囲の人の励ましや要請もあり、私は、もえ一度力を奮い立たせて翻訳に取り組んだ」と訳者あとがきにありました。そして「全五巻の完訳は、いまや私の目標になっている。それがまた、私の生きる励みにもなっているように思う。」語る訳者の、まさにライフワークと呼べる訳書だと思います。
こちらは全450頁ほど。まだ読み切ってはいませんが、このままズルズルするとまた来年になってしまいそうで、早めに紹介する次第です。
○奥田博之氏著『般若心経論考』上・下 |
2000.1.15 京都市南区 中外日報社出版局刊 10000円+税 |
こちらも昨年6月にいただきながら紹介せずにいた著書です。副題に「−インド経験による−」とある通り、著者の13年間近いインド・ラーマクリシュナ僧院で経験をもとに般若心経を論考したものです。「般若心経にもの申す」という章もあり、仏教からは自由な立場の発言として意義のある論考のようです。
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