きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり
kumogakure
「クモガクレ」Calumia godeffroyi カワアナゴ科


2002.4.18(
)

 日本詩人クラブの雑誌『詩界』の再校原稿が届きました。再校とは言え110頁に及ぶ本の校正は、やはり大変です。初校でチェックされた所だけを見れば作業は早くなりますが、そうもいきません。赤字が少なくなって見やすくなった分だけ、細かい所も気付くようになります。これは初心に戻って最初から読まないといけないな、という気になってきました。そうすると、夜の2、3時間で済ますというわけには行かず、土曜日の休日をフルに使って、ということになりそうですが、まあ、がんばるしかないでしょうね。



児童文芸誌『こだま』20号
kodama 20
2002.3.30 千葉県流山市
東葛文化社・保坂登志子氏発行 1000円(年2回発行分)

 水/青木 彬(あきら) 小六

水はすべての物を受け入れる
丸くても 固くても とがっていても
けれど器
(うつわ)が小さければ水はこぼれる
器が大きければ水はこぼれない
ぼくは器の大きな友達に
かこまれている

 世界の子供の作品や大人による童話を集めた文芸誌です。今回は日本の小学校6年生の作品を紹介してみました。小6とは思えないモノの見方「器が大きければ水はこぼれない」にほっとしますね。あるいは小6だから「ぼくは器の大きな友達に/かこまれている」と発することができるのかもしれません。眼の前の小さなことに右往左往とている大人へのアンチテーゼと考えることもできそうです。
 たった6行の詩に表現された思想≠、私たちは謙虚に受け止める必要性を感じます。子供から教えられることは多いものですが、この作品などはまさにその典型と言えるでしょう。



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