きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり
kumogakure
「クモガクレ」Calumia godeffroyi カワアナゴ科


2002.6.1(
)

 日本詩人クラブの作品研究会がありました。今回で第5回目。だいぶリラックスしてきたな、という印象です。一応、参加者は作品提出を義務づけられていますが、今回は未提出者が3名。ほとんどの参加者が作品を提出せずに、わずかな参加者のみが提出、というのは困りものですが、その逆です。作品は出せないけど顔だけ出すか、という人がいてこそ集りも正常な姿なのではないでしょうか。身構えないで、気楽に参加してもらえることが重要と思っています。

020601
みんな真剣!

 そういう意味では会員外の参加者が2名もいるということはうれしいですね。詩人クラブのHPでも参加自由を呼びかけています。お二人ともHPを見て来たわけではありませんけど、趣旨を理解してもらえているようです。いずれ会員・会友になってもらえるかもしれないと期待しています。



沼津の文化を語る会会報『沼声』264号
syosei 264
2002.6.1 静岡県沼津市 望月良夫氏発行 年間購読料5000円

 落語家・五街道雲助さんの巻頭言「心よこしまなる者」がおもしろい。4代目小さん師匠の言葉に「心邪なる者噺家になるべからず」というのがあるそうで、それを受けて考察しています。落語に登場するのは酒乱であったりコソ泥であったりと心邪なる者が多い、それを取り上げて話す噺家が心邪であっては客は聴いていられないだろう、というものです。噺家は呑む打つ買うで、人格者と呼べる人は皆無だけれど、心邪な者は意外といないものだ、と続けています。
 観客だって心邪な者はあまり落語を聴かないんじゃないか、酒乱やコソ泥の話を実体験者が聴いても何の感激もないだろう、と説かれると思わず同感してしまいますね。先代の文治師匠は「これでもあたし達は、何とかお客様を善の道に導こうとしているんでゲスよ」とやったそうですけど、満更でもないそうです。そして今は落語を聴いてもらいたい政治家・ジャーナリストが多い、と締めくくりました。
 そういえばこの話、遠い昔に誰かの高座で聞いた覚えがありますね。末広亭か鈴本で。私は落語が大好きなんです^_^;



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