きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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「クモガクレ」 |
Calumia
godeffroyi |
カワアナゴ科 |
2003.8.21(木)
午後から日本橋に出張しました。相手の会社から求められていた改良に対するデータを持って行きました。私としては自信のあるデータですから何の心配もしていませんでした。案の定、相手も納得してくれてメデタシ、メデタシ。お祝いの懇親会まで開いてもらって恐縮しました。私の日本酒好きはとっくに知られているようで、盛んに勧められましたので遠慮なくいただきました(^^;;; 仕事で呑むというのは本当は好きじゃないんですけど、それでも仕事がうまくいっているときは旨いですね。いつもそうだといいんだけど、それはアマイだろうなぁ。
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2003.8 |
大阪府岸和田市 |
後山光行氏 発行 |
非売品 |
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貧しい人間だから 後山光行
例えば
エアポートラウンジに
無料でわずかな時間を過したり
出版社の宣伝用月刊雑誌や
企業の顧客向け雑誌
などなど
すこしの条件があるものの
どれも無償で
入手できるものだ
その無償がうれしい
貧しい心のどこか一部分が
うるおってくる気がするのだ
旅先であったりすると
さらに気持ちは開放され
豊かな時を過ごすことになる
うれしさに素直な心がのぞいたりするから
貧しい心が満たされた気がするのだ
連載の「伴勇の我楽多ノート」は相変わらずおもしろいですね。伴さんは「詩商」と呼ばれていたんですが、その一端が窺えます。大阪の書店に同人誌や詩集を持ち込んで、委託販売をやっていたんですね。もうそんな人はいないな。
紹介した作品は手書き原稿のコピーで載せられていましたが、気に入って入力してみました。いつもはスキャナーで撮り込むんですが、さすがに手書きは無理ですからね。貧しい、貧しいと何度も出てきますけど、本当は精神的な豊かさがあると思います。「うれしさに素直な心がのぞいたりする」のが豊かさの証明だと思います。そういうことにようやく気が付いたのトシのせいかもしれません。
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ユース詩集
つきのあかり |
2003.6.16 |
埼玉県さいたま市 |
燦詩文会・二瓶
徹氏 発行 |
非売品 |
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再生
わたしを使い果たし
わたしを空っぽにして
わたしは消えていくけれど
それでも
何度でも
わたしは形づくられ
わたしは満たされていき
そして
わたしは再生する
ペンネームがユースという方の単独詩集になっていました。50編の作品が収められています。拝読すると、かなりお若い方ではないかなと感じました。紹介した作品にもそれは表れていると思います。私ぐらいのトシになると「再生」なんか考えませんからね、現状維持が精一杯です。そうか、こうやって若い人は「再生」を考えるのかと妙に感心した作品です。
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2003.7.1 |
埼玉県さいたま市 |
燦詩文会・二瓶
徹氏 発行 |
500円 |
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うらやまし傘 空野あや
内側に広がる
包みこむように
直径約1メートル
そこだけ晴れなんて
考えてみれば少し奇妙だけれど
自分の時間をもつ
あの女の子は
雨ふりの日に
あおぞらをさす
この発想はユニークですね。そして、よく判る。「自分の時間をもつ/あの女の子」というフレーズが効いていて、ここが詩を解き明かす鍵になっていて、構成もうまいと思います。本当に「うらやまし傘」です。こういう発想で、おもしろい視点の作品をどんどん見せてほしいですね。
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