きょうはこんな日でした ごまめのはぎしり

       
 
 
 
「モンガラ カワハギ」
新井克彦画
 
 

2004.7.17(土)

 金曜日、土曜日と御茶ノ水の東京医科歯科大学に出張して、日本電気泳動学会主催の講習会に出席してきました。私の担当する製品に電気泳動に使われる支持体があります。担当になって2年、本でそこそこの勉強はしてきましたが、いい機会なので受けてみることにしたのです。実技が参考になりましたし、電気泳動全体の中で占めるわが製品の位置も良く判って、有意義なものでした。終了したら「修了証書」を授与されましたが何と2426号でした。年に一度の開催で42年め。年に50人以上が修了していることになります。

    040716.JPG

 写真は金曜日の講習会終了後に開かれた弊社と学会の先生方との懇親会のときのものです。弊社営業担当者も協賛会社の一員として出席していて、講習会後の懇親会をセットしてくれました。場所は東京駅八重洲口そばの、医科歯科大教授お気に入りのクラブハウス「トレヴィ」。なかなかいい店でした。若い女性たちは医科歯科大の院生や4年生で、実験の準備や後片付けを手伝ってくれた人たちです。気さくな美人ばかりで、お酒も進みましたね(^^;



  植木洪祐氏作品集あけぼの山公園の春
    akebonoyama kouen no haru.JPG    
 
 
 
2004.6.29
東京都東村山市
東西南北出版会刊
2000円
 

    なんなん菜の花

   なんなん菜の花
      かあさんと
   一緒にあそんだ花畑
    ふんわりちょうがとまってた
     おさない頃の思い出よ
   なんなん菜の花
    房総の
    浜から春風吹いていた
   暖か畑の黄の花は
     みつばちさんをさそいだす

   なんなん菜の花
     丘の上
    一緒に摘んだ思い出は
     ぼくの心のたからもの

 著者の第一作品集(詩集)のようです。ご出版おめでとうございます。
 紹介した詩は冒頭の作品で、この作品について「あとがき」では次のように記されていました。

   あれは平成十三年の初春の事でした。房州千倉方面のお花畑へと風景写真撮影に出
   掛けた時の事、菜の花の揺れる風景に触発されて、今は亡き母の事が思い出され、
   全く無意識的自然に、この本の冒頭に収録されている「なんなん菜の花」の詩が生
   れて来ました。これがきっかけとなり書き綴ることがはじまりましたが、当初から、
   こうした形での発表という事は全く考えた事はありませんでした。(後略)

 詩の発生の過程が判って、一層作品に近づくことが出来ました。詩集にはこういう素直な作品が多く、好感の持てるものでした。今後益々のご活躍を祈念しています。



  詩はがき『散葉集』8号
    shi hagaki 8.JPG    
 
2004.7.15
広島市佐伯区
楽詩舎・津田てるお氏 発行
非売品
 

    狭いということ

     @

   久しぶりに
   「文芸春秋」をバラバラする
   わが輩がもとめ買ったのではない
   第一夫人である
   「雅子皇太子妃…」という特集
   いやそれはそれとして 拾った 短歌俳句自由詩らん
   このなんと貧相であることか
   字幅ばかりではない
   おしこめられ 貶められている これら
   日本人の心情表現の狭小さ
   哀れ である

     A

   (小さなオリで生きているものは
    それなりの視野しかもてない)
   小さな島国をすて
   ブラジルかアフリカで暮らしたい 遥かなるむかし
   そう まじめに思った青年もいたが
   とうとう為さずじまいに終わった

   バリ島の長大なビーチで インド洋の高波を眺める老人がいた
   なんだか 涙がうかんだ
   この秋には中国へ あるいはカナダに遊ぼう
   (できれば)と思っているがしかし
   たしかなことは もう
   遅い のである

 インターネットにおける@Aは機種依存文字ですので、文字化けしている人がいるかもしれません。マル文字の1と2です。
 さて、作品ですが「文芸春秋」の「短歌俳句自由詩らん」には私も不満があります。まさに「このなんと貧相であることか/字幅ばかりではない/おしこめられ 貶められている」状態です。しかし短歌俳句は別としても掲載されている詩にも問題がありますね。ほとんどがおもしろくない。「字幅ばかりではない」ものを感じます。
 Aの「たしかなことは もう/遅い のである」というフレーズにはちょっとショックを覚えました。作品における具体性は窺い知れませんけど、この思いは日常的に出現しますからね。考えさせられました。




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