きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
】
「モンガラ カワハギ」 | ||||
新井克彦画 | ||||
2004.8.13(金)
今週は3日しか働かなかったのですが、なぜか疲れましたね。夏休みで8日間も会社に行っていませんでしたから、まだ身体が慣れていないのかもしれません。8日休んだから8日経たないと元に戻らないかもしれません。金曜日は呑みに行くのが恒例になっていますが、今日はさすがにその気になれませんでした。明日は高校のクラス会があって、しこたま呑まなければなりませんからね、自重しました。今日の分は明日呑もうと思っています(^^;
○会報『中四国詩人会ニューズレター』12号 |
2004.8.15 | ||||
山口県玖珂郡美和町 | ||||
長津功三良氏方・御庄博実氏 発行 | ||||
非売品 | ||||
ひとつの像のために 平岡けいこ
うしなったから
生まれたのかもしれない
ひとは
生きているだけで
こんなにもかなしいのだ
大地がいちまい残らず
葉をすいとってしまうように
ときがくれば
燃えるような瞬間も
葡萄色の幕をひく
Pensee
その彫刻の原題をなぜ
思いだせなかったのか
結ばれた手のなかには
いくつもの物語があった
解くことのできない謎も
冷えた真夏にふうかしてゆく
かつて
ひとつだったふたつの
心音が不協和音をかなで
激しい苦痛になる
死ぬほどと
口にするのはやさしい
Pensee
思考は休息ににてる
第4回中四国詩人賞受賞詩集の中の作品として紹介されていました。最初の1連から惹かれる作品です。「うしなったから/生まれたのかもしれない」。だから「ひとは/生きているだけで/こんなにもかなしいのだ」。これだけでも1編の詩として通用しそうです。最終連の「思考は休息ににてる」もいい詩句だと思います。
「Pensee」の後から2つ目の「e」は発音記号付きなのですが、現在のインターネット環境では表現できません。止むを得ず発音記号なしとしています。ご了承ください。
(8月の部屋へ戻る)