|
|
|
|
|
|
|
この花、なに? |
2005.1.11 |
自宅裏畑にて |
|
2005.2.10(木)
昨日の朝のメールが効いたのか、17時半からの懇親会幹事引継ぎにはひとりの遅刻者もなく、予定通り開催できました。場所は神奈川県南足柄市の「一膳一酒」関本店。焼酎「兼八」を1本とって、それをみんなで呑んでいましたが、私は堪りかねず日本酒を注文しました。リストを見て驚きましたね。何と大好きな「獺祭
2割9分」があったのです! 関本店には今まで置いてなかったので大井町店に行って呑むのが楽しみだったのですが、これで地元でも呑める! 気を良くして2合も呑んでしまいました(^^;
21時過ぎまで居たのかなぁ? 4時間も呑みっ放しだと、やはり酔います。帰りは呑まなかった後輩の車で送ってもらいましたが、ちゃんと喋っていないのが自分でも判りました。これでまた職場では呑ン兵の話が広まるだろうなあ。隠しているわけではありませんけど、醜態を見られたのはまずかったかな、と反省しています。それはそれとして、ン、「獺祭」はやはり旨い。
○阿部堅磐氏著『福田万里子の詩』 |
|
|
|
|
|
|
|
|
詩歌鑑賞ノート(八) |
2005.1.31 |
愛知県刈谷市 |
私家版 |
非売品 |
|
福田万里子の第1詩集『風声』より「船」、第3詩集『発熱』より「わたしはおまえを」、第4詩集『雪底の部屋』より「きゃべつ」「死者たち」、第5詩集『柿若葉のころ』より「うつろが残すふかい痕跡」「N兄さん」「柿若葉のころ」が論じられています。他に詩誌『COAL
SACK』などで発表した「晩春」「春の訣れ」「夕顔」「わたしのラグタイム(薬師寺花会式)」「氷見 そして水のキリン」について論評しています。
福田万里子という詩人の立場に立った丁寧な論評なのですが、驚いたことに電話取材までやっているんですね。「わたしのラグタイム(薬師寺花会式)」では花会式とはどんな行事なのか薬師寺に電話して教えてもらっています。そこまで作品に惚れこんだということもあるでしょうが、判らないことは徹底的に調べるという著者の姿勢に感動しました。評論の何たるかを考えさせられました。
拙HPでも批評らしきことを書いていますが、決して批評とは言わず感想と言っています。著者のその姿勢を見て、批評なんておこがましいことを言わないで本当に良かったなと安堵しています。感想であろうが徹底的に調べることは大事なんでしょうが、私の力ではどうにもならないことが多く、冷や汗モノです。でも、著者のその姿勢は見習いたいと思っています。教えられました。
○詩とエッセイ誌『樹音』49号 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2005.1.1 |
奈良県奈良市 |
樹音詩社・森ちふく氏
発行 |
400円 |
|
老い 撫子
若者よ
老いて行く事を 恐れないで下さい
老いは執着を無くし
欲を無くします
若者よ
老いを醜く思わないで下さい
着るものに心をわずらわせず
流行にとらわれず
躰に優しくらくなものを選びます
若者よ
老いを蔑まないで下さい
すべての事が見とおせる目が
出来てくるのです
若者よ
老いを恐れないで下さい
それより老いて行く日々を
どうするかを恐れなさい
日々の生活を大切にした人こそ
老いのみのりは大きい
拙HPにも二度ほど紹介させていただいた撫子さんが昨年、81歳で亡くなったそうです。『樹音』に在籍は6年ほどだそうで、その間が生涯の詩活動の全てだったと拝察していますが、それにしては水準の高い作品が多かったと思っています。年輪に裏打ちされた詩の強さだろうと思います。
紹介した作品は未発表だったようで、こんな佳い作品を遺していたのかと改めて驚いています。「それより老いて行く日々を/どうするかを恐れなさい」は名言で、撫子という詩人の非凡さを感じます。ご冥福をお祈りいたします。
(2月の部屋へ戻る)