きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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この花、なに?
踊子草? 千鳥草?
はくさんちどり? てがたちどり?
2005.1.11
自宅裏畑にて
 

2005.2.21(月)

 明日の福岡県出張に備えて資料作りをしていたら、いつの間にか23時になっていました。資料も大事ですけど旅行の準備も大事。お風呂にも入っておかないとね(^^; あわてて帰宅しました。資料は9割は出来ていますので、明日の午前中に完成させようと思っています。午後の新幹線で行けば夜に着けますし、会議は明後日の朝からです。
 もっと早く準備すればいいんでしょうが、そんな悠長なことは言ってられません。目の前の仕事を片付けるだけで1日が終ってしまいます。何とかしないと、そのうち身動きが取れなくなると思いながら何ともなりません(^^; ま、明日の新幹線でゆっくり考えてみることにしましょう。



詩誌『山形詩人』48号
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2005.2.20
山形県西村山郡河北町
高橋英司氏編集・木村迪夫氏 発行
500円
 

    上出来    高橋英司

   就寝前に当用日記を広げて
   一日を振り返り
   喜びや悲しみどころか
   反省すべき事柄すら何一つなく
   ペン先が宙に浮いたまま
   虚しく心の輪郭をなぞる時
   何のことはない
   これは幸福な一日だったと言えるのではないか

   朝出がけに家人から小言を言われ
   職場では人とぶつかり
   戸外に出てタバコをのむ
   そんな一日の苛立ちをようやく抑え
   ささくれた思いを抱きこんで帰宅する時
   縄のれんをかいくぐって
   時には嫌なこともあるものだと
   能天気に酒でも飲むことができるなら
   まずまずの一日だったと言えるのではないか

   休日をごろごろしながら過ごしても
   時間を無駄にしたとは思わず
   知人の祝い事や親戚の法要に時間を奪われ
   自分の自由な時間が多少減ったところで
   その分長生きできたなら元々であると思い
   雨が降ったら傘を差すだけ
   日が照ったら日向でうたたね
   風が強ければコートをはおる
   そんな一生なら上出来なのではないか

 これは良い視点だと思います。私も若いときは「幸福な一日」や「まずまずの一日」を退屈な一日≠ニ誤解していましたが、今にして思うと本当はそういう一日が「上出来」だったのだと判ります。それだけトシをとったということでしょうが、若いときには見えなかったものが見えてくる、そんな見本のような作品だと思いますね。
 この作品は朗読にも向いていると思います。先日、職場の女性から部屋に飾っておける詩を求められましたが(まだ書けてない!)、そんな使い方も可能でしょう。一般の家庭ではこういう詩が求められているのだと思います。佳い詩です。



中村不二夫氏評論集『現代詩展望W』
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2005.3.1
大阪府豊能郡能勢町
詩画工房刊
2500円(本体2381円+税119円)
 

 サブタイトルに「反戦詩の方法」とあります。月刊詩誌『柵』に連載した「現代詩展望」の主要テーマが反戦詩についてであったので、その副題が付いたものと思います。反戦詩は書かなければいけないが安易に書くな、反戦詩という形に捕らわれずに日常の振舞いそのものが反戦の立場で居よ、と要約できると云えましょう。これは私の考えていることとまったく軌を一にしています。

 中村不二夫氏の文章は好きで、毎号いただく『柵』の中では真っ先に読んでいます。その「現代詩展望」ですから、当然すでに読んでいるわけで、軽く流せると思って読み始めましたが駄目でしたね。結局、最後まで真剣に読んでしまいました。一度読んだぐらいでは解決できない問題を多く提起しているからです。「詩壇の健全化対策」「詩壇の人事と詩集賞」「同人誌の可能性と展開」「詩の難解性と平易」などなど、直接、私自身の問題として考えなければならないものが目白押しです。もちろん私の問題であると同時に、現在の詩人全員の問題であるわけです。今回の「現代詩展望W」に限らずT〜Vも合わせて読んでいただきたいものです。




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