きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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愛嬢(愛婆?) 百個(モモコ)、
   初体験の朝陽輝く雪原を往く!
2005.2.27
自宅庭にて
 

2005.3.18(金)

 まったく慌しい一日でした。会議をする時間がなくて、昼休みをつぶしての会議になり、そのまま出張。三島で3時半に別の会議が予定されていましたから、新幹線の中でお弁当を摂る始末。小田原―三島間って30分ほどなんですね、お弁当を食べ終わったとたんに三島の駅でした。やれやれ。
 でも、昼休みの会議も三島での関連会社との会議も順調で、ホッとしているところです。ふたつとも今後の仕事を進めていく上では重要な戦略会議の位置付けですから、関係者の同意を得られて良かったなと思っています。

 三島の会議は18時に終了して、一息入れようということになって、駅前の「むさし」という店で呑みました。ちょっと古い感じでしたが佳い店です。店の人の応対が良かったですね。日本酒はあまり無かったのでビールと焼酎お湯割で我慢しましたけど、先日のていたらくがありましたから自重したんです。先日のように呑み過ぎて腰が立たないなんてことになったら帰れませんからね。酒は八割ほどで止めておくのが無難です。少しは成長したかな(^^;




詩とエッセイ誌『沙漠』237号
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2005.3.10
北九州市小倉北区
沙漠詩人集団・餘戸義雄氏 編集
300円
 

    第三の目玉と八代湾の落陽    原田暎子

     <それなあに? とデミが聞く
     <ひらめいたの とエイ

    マイフェアレディの競馬場風景 馬が走り出す
    と貴婦人たちがいっせいにオペラグラスの蔓を
    持って目にあてる 馬の動く方に顔を移動させ
    ていく あの場面 ブルー系の細かいビーズの
    連でエイの首からかけられている眼鏡型 こち
    らは取っ手つき しかも近視の度入りだ それ
    を左手でつまみ眼鏡の上に重ねて八代湾の落陽
    に見入っているのだ

     <で、そうするとどうなるの? あなたの目
     <どうなるって?
     とおーくがよく見えるようになるのよ
     くふぅ、第一の目玉は両親からもらった肉眼
     第二の目玉はそれにかけている眼鏡そしてこ
     れが第三の目玉ってわけなの
     ド近眼なので眼鏡だけに頼ると
     牛乳瓶の底どころではなくなるのよ
     そこで第二の目玉の視力矯正を半分にして
     第三の目玉で補うの こうすると
     コンタクトレンズ並みによく見えるんだから
     第二の目玉のところで活字だって、へいき

   天と湾は見境なく鼠色 三つ揃えの目玉の向こ
   うを 赤黄味色の輪郭をくっきりと際立たせ
   揺るぎなく太陽柱を湾面に建てた 陽が落ちて
   いく

    <あれはねえ、光の塔っていうのよ、とデミ
    <知ってるわ、
    でもわたしには塔というよりも
    落陽に輝く神殿の柱に見えるなぁ、
   とエイは見入った
   ままで

    <あぁ、わたしあの柱の天辺に座りたい
    そして
    太陽を全身に被って
    わあーっ、て
    八代湾に落ちていきたい

   奇しくも柱を横切っていく一艘の舟 柱はそこ
   
だけ身をシースルにして 舟を金色(きんしょく)に包み込む

   とみるまに
   陽は鼠天を一気に滑り落ちていく

 「第三の目玉」で「八代湾の落陽/に見入っている」という作品ですが、映画「マイフェアレディ」の場面と重ねたところがおもしろいと思いました。「エイ」はたぶん暎子さんの「エイ」でしょう。「塔というよりも/落陽に輝く神殿の柱」というのは壮観でしょうね。まだ見たことのない八代湾への思いを掻き立てられた作品です。



個人詩誌HARUKA18号外
    haruka18 gogai.JPG   2005.3.25
大阪府交野市
交野が原ポエムKの会
非売品
 

    見えない距離    山田春香

   夜空に飛行機が一機
   月へ向かって発進する
   だけど月にはぶつからずに
   月の遙か下を そして
   地上の遙か上を通り過ぎてゆく
   その想像も出来ない距離を
   わたしは地上から一連に観ている
   あの距離におまえは行くのか
   とてつもなく遠い街へ
   知りもしない人たちの中へ
   おまえはいま
   夢に溢れた翼をひろげて
   今までにない距離を
   飛び立とうとしている

 今号は「号外」とありましたから、あれ?と思ったのですが、あとがきに理由が書かれていました。一部を紹介してみましょう。

   ▼今回私自身の勝手ながら、「HARUKA18」の号
   外を発行させていただくこととなった。これには金堀
   氏に深く感謝している次第である。
    この号外は、実は遅くても来月には家を出て行く弟
   へ宛てたものである。「弟バカ」だと思われるかもしれ
   ない。だけど今までずっと一緒に暮らしてきた兄弟と
   の別離が、私にとっても、家族にとっても重大なこと
   に違いはない。弟はこの住み慣れた町を離れ、自分の
   夢を見つけに行く。まさか自分の弟が中学を出て家を
   出るなど考えもしなかった。私や家族の知らないとこ
   ろで、なにを考えていたのか、いつの間にか自分なり
   の考えを持っていたようだ。それはそれで大事にして
   ほしい。

 作品は全部で4編載せられていましたが、紹介した詩は最も短いものです。弟の「見えない距離」に対する姉の気持がうまくまとめられていると思います。50を過ぎた私のような年齢になると、こういう初々しい感覚は無くなっていますので、ハッとさせられますね。弟の別離を「距離」という尺度で表現したことは成功しているでしょう。弟さんの今後のご活躍を願ってやみません。




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