きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
桜(春めき) | ||||
2005.3.25 | ||||
神奈川県南足柄市・春木径にて | ||||
2005.3.27(日)
この土日はまったく予定がなくて、のんびりさせてもらいました。どちらか1日は出勤するようかなと思っていましたが、先週末に他のグループの人に私の仕事を手伝ってもらったこともあって、出勤しないで済みました。
今日はその余裕を利用して日本詩人クラブの名簿整理をしました。1997年から名簿の電子化を進めています。先日、会報『詩界』の復刻版が出版されて、そこに55年前の会員住所録が載っていることが判りました。創設会員の電子化はほぼ終っていますが、その直後に入会した人の分は不十分だったのです。今回新に62名を加えることができました。さらに100名近くのお名前が載っていますのでボチボチ作業を進めていこうと思っています。
いろいろ発見がありましたね。当時の会員はほとんど死亡しているのですけど、ご健在の方も2名いらっしゃいます。山田耕筰や宮城道雄といった有名な作曲家も会員だったり、驚いたことに三笠宮崇仁殿下も会員でした。この作業を始めて8年ほどになりますが、まだまだ道は遠いです。でも、そんな発見をしながら楽しんで作業しています。
○詩誌『馬車』32号 | ||||
2005.4.5 | ||||
千葉市美浜区 | ||||
久宗睦子氏 発行 | ||||
非売品 | ||||
弁明 清水榮一
だれがなんと言っても
お酒がすきだ
寡黙で優しい女の柔肌にもにた
芳醇な酒
ぼくは三百六十五日
日本酒きり飲まない
鍋や炬燵が恋しい真冬はもちろん
暑い夏の盛りも <熱燗> にして……
(ぼくの胃腸は刺激がにがて
冷たいビールや奇っ怪な水割り
ましてや情緒を解さぬ異国の蒸留酒には
すぐさま傷付く)
ぼくが求めているのは
閑寂なひととき
臓腑にじっくり滲みこむ
豊潤な酒精
ぼくはそいつの力で
あしたに備える
背負い切れない せおい切れない
いま≠処理して
わが意を得たり、という作品です。私は意地汚いので「冷たいビールや奇っ怪な水割り/ましてや情緒を解さぬ異国の蒸留酒」もOKなんですが、やっぱり「寡黙で優しい女の柔肌にもにた/芳醇な酒」「臓腑にじっくり滲みこむ/豊潤な酒精」「日本酒」は最高だと思っています。「そいつの力で/あしたに備える」のも一緒ですね。「背負い切れない せおい切れない/いま≠処理」するには、それしかないと思うのです。
でも、そんな思いはやっぱり「弁明」かなぁ? 弁明でもいいから酒呑み同士、お互い手を繋ぎましょう!
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