きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
桜(春めき) | ||||
2005.3.25 | ||||
神奈川県南足柄市・春木径にて | ||||
2005.4.21(木)
午後から東京・虎ノ門の関連会社に出張してきました。会議までちょっと時間があったので、同僚と近くを散策してみました。金刀比羅神社というのがあったので行ってみましたが、驚いたことに私たちが行くビルの1階が社務所になっていました。さすがはトーキョー!
社殿はビルの谷間。玉砂利は無くて、足元はコンクリートで固めてあります。境内は近くのビルのサラリーマンの溜り場、というところでしょうか。ま、日本の神様は八百万の神で何処にでもおわしますから、コンクリートで囲まれても文句は言わないと思いますが…。社務所は左のビルの1階です。田舎の神社を見慣れた私には奇異に映りましたけど、慣れれば普通の風景なんでしょうね。 で、左のビルの上の方でやった会議は波乱含みで、思わず声高になった私を同僚が制する場面もあったりして、やれやれ、です。しばらく悩みは続きそうですが、仕事ですからね、がんばります。 15時から始まった会議は、うまくすると16時には終るんではないかと目論んでいましたけど、結局18時まで掛ってしまいました。順調とは言えないまでも一応の結論を出して解散しました。 |
帰りは丸の内の「鍛冶屋文蔵」という初めての店に寄ってみました。二人で物色して、ここがイイ!と決めたんですけど、アタリでした。私たちが入って店は満員。次に来た人たちは待ってもらうか帰るか、というほどの盛況でした。焼酎の「三年寝太郎」も旨かったけど、やっぱり最後は「浦霞」で締めました。明日も出張なんで控えたんです、これでも…。
仕事はまぁまぁだったけど、帰りは正解。実直・愚直なサラリーマンとしては逆を望んでいます、と言いたいところですけど、本音は、どっちか良ければいいかぁ(^^;
○児童文芸誌『こだま』26号 | ||||
2005.3.30 | ||||
千葉県流山市 | ||||
保坂登志子氏方・東葛文化社 発行 | ||||
500円 | ||||
かこ 平田実紗
2
風 今枝あかり
3
じてんしゃ 平田綾香
4
けんか しまむら さやか
5
自てん車 鬼頭優香
6
弥生 高木総子
8
春近し 国吉節子
9
トチの木 青山かつ子 10
雪の朝 笠原三津子 11
水仙 琴 天音 11
あぶら虫 高島清子 12
青いくつ 多田ひと瀬 13
ひかりと赤ちや 中村洋子 13
春 柏木義高 14
ゆき やまぐち あさみ 16
お友だち 島村彩楓 17
おばけ 田中美穂 17
万げきょう しらい みほ 18
教室 大沼はるか 18
でんき 滝山直央人 19
ドレス 安道礼実 19
フランスの詩 比留間恭子 訳 20
クロード・ロワ
水谷 清 訳 26
マリンセンターのマンボウ 島田陽子 28
ふしぎです 佐野千穂子 29
続けること 飛田隆正 30
耳の林 宮入れい子 31
ひとりのおるすばん 江島その美 32
ひよこ草 久野美惠 33
マラソンランナーは走る 小島禄琅 34
バオバブの木とキャンディー 三本康子 34
ぼくが生まれた日 柳生じゅん子 36
おでかけ 井立輝子 37
水やり 須田 力 38
今か書けないゆかいなことばたち 39
「わたしの おむこさんはね!」
「ぼくの およめさんはね!」
韓国の詩 徐正子 訳 44
高敬子 訳 50
歯がぬけた 新川和江 54
仔馬 菊池敏子 55
北風の子 大石親子 56
白木蓮 江本あきこ 56
今は、まだ―― 村田 譲 57
変身 絹川早苗 58
雨 高崎乃理子 59
かたつむりの歌 卜部昭二 59
うるうどし 市川満智子 60
石ころと私 小林明代 61
なぐさめ 並河晶子 62
「あと もうすこし…」 立田真央 63
動物園 松田菜未 63
絵 西浦眞鈴 64
にじの気持ち 福岡亜沙江 64
プール 門 望未 65
ちょうちょ 古川奈美 65
ネパールの詩 崎間弘美 訳 66
神からの宿題 木村琴音 74
となり 宇恵季里子 75
友よ 青木 彬 76
進む針、止まらない時計 永渕 傑 78
手をのばして 玉置尚也 79
つゆの玉 ささい みつよ 80
ころころ おいも 滝 和子 81
空からの手紙 吉田享子 81
すずめの群を見ていると 菊田 守 82
おじいさんと花 天彦五男 83
春 田中眞由美 84
ガブリ コツン 佐伯多美子 85
魚になりたい 武政 博 86
魚になりたい 田村和子 87
おと―自閉症とぼく―(3) 土田明子 88
笑顔のテールランプ 市川つた 89
オーストリアの詩と文 高橋あかね 訳 90
オーストリアの詩 松尾直美 訳 98
生きるって 江部俊夫
102
オルガンの夕べ 前原正治
103
鳥たち 松下和夫
104
雪 羽賀ちふみ
104
白ちょう 道草人
105
あじさい 村野美優
105
花暦 夏 −朝顔− 神崎 崇
106
にわか雨 品田美恵子
107
対面 川端律子 作・訳
108
イギリスの詩 角谷怜奈 訳
110
春の生まれるところ 岡島弘子
114
灯りながら 志村宣子
115
太陽の爆発 谷田俊一
116
−おとなからのメッセージー 十三
やさしい涙 前田裕子
116
入れ歯 徳沢愛子
117
復活 武石 剛
118
夜は 原田 慶
120
私の育った町 保坂登志子
121
ペルシャの古典詩 松尾直美 訳
122
中国の詩 李 蕊 訳
130
台湾の詩 保坂登志子 訳
136
インドのお話「アマゾンのジャングルで」
アマレンドラ・チャクラヴォルティ作
谷口ちかえ訳
142
編集後記 152
雪だるま ユー ヨンガップ
高敬子 訳
雪が降ったら
雪だるまを作るよ
パパに似(に)た
雪だるまを
天国にいる
うちのパパ
白い雪になって来たら
かちかちに固(かた)めて
二度と
天国へ行かないように
雪だるまを作るんだ
チューしたらチクチクした
ザラザラしたヒゲも作るよ
わたしが引っぱって赤くなった
パパの鼻も作るんだ
満点をとって家に帰ると
にっこり笑った
パパのほほえんだ顔も作るんだ
天国にいる
パパ
白い雪になって来たら
かちかちに固めて
二度と
天国へ行かないように
雪だるまを作るんだ
「パパ」への思いが痛いほど伝わってくる佳い詩です。「かちかちに固めて」というフレーズがよく効いています。作者は小学校の高学年か中学生でしょうか、3編載っていましたがいずれも秀作です。「望遠鏡」という作品も「まだ/遠いところにいる私の夢も/見ることができるでしょうか?」という最終連があり、これも心打たれました。『児童文学評論』111号に72回新人文学賞入選作品として採り上げられているようです。韓国の水準の高さを示す作品と云えましょう。
○総合文芸誌『中央文學』467号 | ||||
2005.4.25 | ||||
東京都品川区 | ||||
日本中央文学会・鳥居 章氏 発行 | ||||
600円 | ||||
◆小 説◆ 散りゆく(後編)/宮澤昌枝/
2
ハレの日/杉本シホミ/25
◆詩作品◆ 夢/寺田量子/32
兵士の帰還/朽木 寛/33
◆随 筆◆ 椿の心/小川登姉子/35
◆手 記◆ 若者たちは、いま/本多 爽/37
◆翻 訳◆ 売国者(原題:Am I a traitor?)
/オカ・シゲキ 原作
根津 徹也 訳/46
●編集後記● 50
夢 寺田量子
家族や友人たちが 集まって
楽しそうに 話し合い
お茶を飲んだり 食事をしたり
遊んでいる夢を よく見ます
さめて 夢だったと分ると
みんなもう なくなったひとたちだと気づくのです
でも たまに 消息はなくても
健在なはず と思うひとの夢も見ます
さめて もしかしたら なくなったのではと思い
確かめようもなくて
よくそんな夢を見る と話して見たら
私もよ という返事が
谺のようにかえってきました
夢に出てくる人は亡くなった人ばかりではなく、「もしかしたら」と思うような人が多くなるというのは、確か心理学で分析されていたように思うのですが、ここは詩として見るべきでしょうね。「私もよ という返事が」多くなったということは、それだけ敏感な人が多くなったということなのでしょう。おそらく年齢にも関係あるのだろうと思います。若いときは見なかったそんな「夢」を、私もそろそろ見るようになのかなと感じた作品です。
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