きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2005.5.7
「榛名まほろば」にて
 

2005.5.15(日)

 発注していたクルマが来ました。スバルの軽ワゴン・TA−TW1(愛称は何と言うんだろう?)、嫁さん用です。今の軽って大きくなったんですね。幅は1.47mですけど長さは3m30になって驚いています。私のトヨタ・スターレットと変わらない! 値段も値段ですけどね。スターレットを11年前に101万で買ったのに、その1.5倍近くしています。ま、エア・バックやカーナビが付いていますから単純には比較できませんが…。

 宇都宮で懇意にしていただいている詩人が富士重工にお勤めなので、それを考えて、というわけではありませんが、スバルは好きな車種なんです。昔、レオーネの四駆に乗っていましたから、性能には信頼を置いています。嫁さんが「これにしたい」と言ったときはすぐ賛成しました(^^; 長く愛用してもらいたいものです。

 これで娘用、嫁さん用のクルマが揃ったので、次は私の番です。たぶん来年かな? 現役としては最後になりますから、60を過ぎても乗れるクルマを考えています。軽トラだったりして(^^;;;




個人誌Moderato23号
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2005.5.25
和歌山県和歌山市
出発社・岡崎 葉氏 発行
年間購読料1000円
 

  <目次>
  ・特集「第1回モデラート賞」
   ≪受賞詩人≫      佐々木洋一 表2
   <詩人賞だから>     清水恵子 1
   <お祝いの言葉>     野澄子 1
  ・詩作品
   竹とんぼ       くりすたきじ 12
   太陽に向って走れ     大原勝人 16
   恐竜のセイスモサウルス 金子たんま 18
   春の法則         岡崎 葉 19
   心残り       いちかわかずみ 22
   一通の手紙       羽室よし子 24
  ・連載エッセイ22      山田 博 20
  ・カンタータ13       島 秀生 26
  ・受贈詩集&詩誌           28
  ・ポエムダイアリー          14
  ・編集後記              表4


    竹とんぼ    くりす たきじ

   お爺やんの手はごわごわで
   水虫の巣がいっぱいあった
   ぼくの手はつるつるでペったんこだった

   にわとりが遊ぶ軒下で
   お爺やんとふたり竹とんぼを作った

   「手ぇ切んなよぉ」
   「うん」

   晴れているのに低い空だった
   「シュルッ」と乾いた音を曳いて
   お爺やんの竹とんぼはまっすぐ
   コールタールの屋根を超えて線路に落ちた

   悔しさを隠した低い空だった

   「ごわごわやないとアカンのかぁ」

   お爺やんの手を握りしめても
   ぼくの竹とんぼは高く飛ばない

   河口につづく低い空だった

 少年の日の「悔しさ」が「低い空」に良く出ている作品だと思います。「お爺やんの手を握りしめても」大人になれないもどかしさを思い出しますね。「手ぇ切んなよぉ」と愛情を掛けられたことも意外と覚えているものだと再認識しています。
 この作品の奥には「お爺やん」のような人を目標に生きてきた時代があったことを伝えたい、そんな思いがあるのではないかと愚考しています。作者はそこまで狙っていなかったかもしれませんが、そんなことまで感じさせる作品です。




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