きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2005.6.12 | ||||
宮崎「西都原古墳群」にて | ||||
2005.7.5(火)
休暇を取って横浜美術館の「ルーヴル美術館展」に行ってきました。ルーヴル美術館の画集は30万円ほどするものを持っていますが、さすがに原画は迫力がありますね。ま、それはそれで良かったんですけど、今回の感激は常設の写真展です。1910年代、20年代のコレクションがあって、現在の銀塩写真の原型を観ることが出来ました。マン・レイ撮影のジョアン・ミロのポートレートなど傑作だろうと思います。写真好きにはたまらないでしょうね。
で、私が撮った写真が、これ。初めて携帯のカメラを遣ってみました。小さいなぁ(^^; 場所はドックヤード・ガーデンです。奥に見えているのがランドマークタワーの一部。ドックヤードですから地下10mほどから見ていることになります。 お昼はキリンビール直営のレストランでサラリーマン諸氏を無視して生ビール呑んで、夜はいきつけの店で「獺祭」を呑んで、リフレッシュした一日でした。 |
○詩誌『橋』115号 | ||||
2005.7.1 | ||||
栃木県宇都宮市 | ||||
橋の会・野澤俊雄氏 発行 | ||||
700円 | ||||
<目次>
作品T
◇ヴェネツィア 草薙定 4 ◇百合の根 鈴木輝代 6
◇移ろい 簑和田初江 8 ◇晩春の思い 冨澤宏子 10
◇水晶体 斎藤さち子 12 ◇五月に 江連やす子 14
◇春・他 瀧葉子 16 ◇さいごの休日・他 和田清 18
石魚放言 むな
世の中の空しさ 相馬 梅子 20
朝のセレモニー 和田 清 21
作品U
◇亀の子の話 湯沢和民 22 ◇自然の中で 大木てるよ 24
◇フェスタmy宇都宮2005 そのあいか 26
◇素敵な人 国井世津子 28 ◇血の涙 相馬梅子 30
◇ある風景・他 都留さち子 32 ◇人体の不思議 酒井厚 34
◇観便 戸井みちお 36 ◇花まつり 野澤俊雄 38
書 評
野澤 俊雄
◇瀧葉子『山と川と野と』 40 ◇相馬梅子『母への挽歌』 40
◇宗美津子『草色の轍』 41 ◇山佐木進『風土記』 41
◇村上泰三『大山椒魚』 42 ◇奥重機『囁く鯨』 42
草薙 定
◇星善博『水葬の森』 43 ◇鶴若寿夫『回帰』 43
瀧 葉子
◇森田海径子『滴声』 44 ◇川内久栄『木箱の底から』 44
その あいか
◇市川たつ 『回遊』 45
酒井 厚
◇南川隆雄『七重行樹』 45
戸井 みちお
◇田中順三『土匂う』 46
橋短信
風 声 野澤 俊雄 47
受贈本・詩誌一覧 48
編集後記 49
題字 中津原 範之 カット 瀧 葉子
まり 瀧 葉子
息を吹きかけられて
温められると
その瞬間だけ
いきいきと甦った
息の音が
激しければ激しいほど
力が みなぎり
肌は つやめいた
しぼんでいたものが外部からの影響を受けて、しかもそのものの内部に「激しく」受けて「力が みなぎ」る。そうなると「肌」まで「つやめ」く。これは「まり」に限らず、我々そのものだと読み取れます。短い作品ですが内容の濃い、佳い詩です。墨書して玄関にでも飾っておきたいですね。
(7月の部屋へ戻る)