きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2006.5.6 | |||
群馬県榛東村にて | |||
2006.5.20(土)
米国に留学している姪が帰省していて、呑みに来ないかと誘われたので妹の家へ行って来ました。日本酒は「越乃寒梅」と「土佐鶴」があるから、それを持って行くと言うと、「『越乃寒梅』はうちにもあるよ、料理酒に使っている」という姪の応え。りょ、料理酒!?、越乃寒梅を!?。思わず電話口でバカヤロー!と叫んでしまいました(^^;
で、結局は「土佐鶴」と料理用のお酒を持って訪問。20代の姪3人を相手に23時過ぎまで呑んでいました。お酒は他に件の「越乃寒梅」とスパークリングワイン。オーストラリアと勝沼のワインもあったけど、そちらには手つけず。限度と決めている3合を越えたでしょうか。でも悪酔いしませんでした。恰好いい伯父を演出するために気が張っていたのかもしれません(^^;
○詩誌『饗宴』46号 |
2006.5.1 札幌市中央区 林檎屋・瀬戸正昭氏発行 500円+税 |
<目次>
詩論 街角の現代詩 谷崎 眞澄……4
作品
神戸にて 瀬戸 正昭……6
スノードロップ/レター/添寝/税夢 新妻 博……8
青い十字架 村円 譲……10
たんぽぽのうた 谷内田ゆかり……12
偽作の白夜 千葉 志生……14
古い海 尾形 俊雄……16
かみすながわ−不思議ふしぎの二条通り19 嘉藤師穂子……18
終わり 木村 淳子……20
転身譚 2 塩田 涼子……22
特集 生誕250年モーツァルト(1756〜1791)
序詩・ディヴェルティメント.K136 瀬戸 正昭……24
交響曲第40番 卜短調 長屋のり子……26
ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 瀬戸 正昭……29
ピアノソナタ第8番 イ短調 塩田 涼子……30
クラリネット五重奏曲 イ長調 平原 一良……32
アヴェ・ヴェルム・コルプス 佐藤 恵一……34
モーツァルトを聴きますか 森 れい……36
ヴァイオリン、ヴイオラと 古家 昌伸……38
管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調
連載エッセイ
林檎屋主人日録(抄)(7)(2005.11〜2006.2) 瀬戸 正昭……41
受贈詩集・詩誌……28
饗宴ギャラリー 朝田千住子「鉛は 何に…」……2
偽作の白夜/千葉志生
寒冷沙の雲が
ひまつぶしに
夜露を数えて
時間を計るあいだ
草は見抜いて
踊るのをやめた
蒼く落ちるのは
近付き過ぎた月の
惑いの光
星だけが
口をつぐんで
奥ゆかしく
だまされたふり
手持ちの辞書では「寒冷沙」は見つけられませんでした。寒冷紗≠ヘあり、目の粗い薄い綿織物のことで、カーテンや蚊帳に用いる、唐布のこと、とありました。文意から、おそらく同じものだろうと思います。
そんな「雲」と「草」、「月」と「星」が登場人物≠ナ、非常に大きな世界を感じます。しかし擬人化されていますから読者としては入り込み易いですね。「偽作の白夜」というタイトルも面白くて、つい、引きずりこまれてしまいました。この作品の場合は理屈で意味を考える必要はないでしょう。作者の創り出した世界を楽しむ、そういう作品だと思います。
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