きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2006.5.29 さいたま・見沼たんぼ「見沼自然公園」にて |
2006.6.30(金)
午後6時より日本詩人クラブの詩書画展運営委員会を新宿で開催しました。14名の運営委員のうち11名の皆様に集まっていただきました。現在の進度状況を説明して、懸案だった当番表も順調に仕上がりました。
しかし、これから7月30日の搬入日までにやることはまだまだありそうです。初めての詩書画展担当理事としての職責は意外に大きく、正直なところ戸惑いもありますけど、楽しんでやろうと思っています。不安なことは書き出して、分析して、手を打っておきます。それで半分は解消されるでしょうが、それでもイベントにトラブルはつきもの。でも、考えられることに手を打っておくのと考えないこととでは雲泥の違いがあります。私の役割はそれでしょうか、現職の頃の仕事のやり方を思い出しています。
あくまでも100%を目指しますが、失敗もあるだろうと覚悟しています。仮に失敗があったとしても、あとで笑い話で済ませられる、それが成功の鍵だろうと思います。運営委員の皆様、会員・会友の皆様、そして当日フリーでおいでいただくお客様、よろしくお願いいたします。
○隔月刊詩誌『石の森』134号 |
2006.7.1 大阪府交野市 交野が原ポエムKの会・金堀則夫氏発行 非売品 |
<目次>
恩寵/美濃千鶴 1
標準コース十五分/南 明里 2
部屋の中/四方彩瑛 3
虚のクロスワード/夏山なおみ 4
プリンセスローズ/佐藤 梓 5
電子カルテ/石晴香 6
小さな泉/西岡彩乃 6
車内観察 私の降りる場所 夜の訪問者/山田春香 7
虚空 つるぎ/上野 彩 9
小さな生物 なおらないのです。/大薮直美 10
六路の辻/金堀則夫 11
≪交野が原通信≫第二四八号 金堀記 12
山田春香詩集『Simon』/田中眞由美 13
石の声/夏山なおみ 14
あとがき/金堀
小さな生物/大薮直美
毎夜毎夜
睡眠不足になるほどわめいて
人を困らせては満足気に眠る
勝手な生きもの
いなくなればいいと
何度も思った
それでもいなくはならないから
私が姿を消してみた
声の届かない場所まで
人混みの中まで逃げこんで
そうしたら
うるさい生きものが
孤独から救ってくれた主であると
はじめて知った
「勝手な生きもの」はハムスターあたりかもしれませんね。その「小さな生物」が実は「孤独から救ってくれた主であ」ったという詩は、いろいろな場面に当てはまると思います。拙宅の老犬はもとより親であったり子であったりするでしょう。そういう普遍性がこの作品にはあると思います。「うるさい」と思っていたヒトでも実は大事な役割を担っていた、なんて発見があるかもしれませんね。
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