きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2007.5.20 栃木市 とちぎ蔵の街 |
2007.6.17(日)
全市一斉の美化作業日。毎年2月と6月の2回です。2月は河川に火を放って、それはそれでおもしろいんですが、6月は草刈りで、作業は楽な代わりにおもしろ味はありません。エンジン付きの草刈機でほとんどやってもらって、手刈りの鎌の出番はお印程度です。それでも義務ですし、近所の人と話せる機会ですから積極的に出るようにしています。なにより、運動になる(^^;
写真は判り難いんですが、竹林の中の小路です。私の家から直線距離で500mほどのところにあり、普段はほとんど人が通りません。でも手入れをしておかないと全面が竹林になってしまいます。自然のパワーは凄いですよ。雑草という草はない、と言ったのは昭和天皇でしたか、雑草と蔓で踏み込めない状態になって、そのうち竹がボンボンと生え、路が分らなくなってしまいます。まるで竹と人間の領地争いのようです。
今日は近所の若い男と話しをしました。昔、私がパラグライダーをやっていたのを知っていて、今でもやっているのかという話から始まって、雲のこと、風のことをたくさん聞かれました。昔の知識をフル動員して説明しましたけど、久しぶりにそんな話ができて、なんかスカッとしたものを感じました。他愛無いことですが、そんなこともメリットかなと思っています。
○横尾湖衣氏童謡詩集『風にまかせて』3集 |
2007.7.7 愛知県知多郡東浦町 草珠庵刊 非売品 |
<目次>
たけのこ…1 雪の国のむかしばなし…3
春のたまご…6 つくし つくつく…8
みず…10 せんたくもの…12
聖夜…14 かくれんぼ…16
空の国、海の国…18 赤とんぼ…21
空には…22 世界のどこかで…24
はるのはな…27 楽譜(「春のたまご」「かくれんぼ」)…29
あとがき…31
かくれんぼ
チューリップの花が
さいてます
まあ
ちょうちょうさんが
出てきたわ
チューリップの花が
さいてます
あら
みつばちさんを
見つけたわ
チューリップの花が
ゆれてます
まだ
かくれてるのは
だれかしら
初出(童謡誌「花時計」第71号・2006年4月13日発行)
「チューリップの花」の中に「ちょうちょう」、「みつばち」がいたのは分かりました。でも「まだ」「ゆれてます」。「かくれてるのは/だれかしら」。それだけのことですが、夢がありますね。ここで害虫は考えられません。童謡ということを含んでも、やっぱり親しいものに出てきてほしい、そんな期待が込められています。さて、何かな? 子ども達は楽しくいろいろな想像をすることでしょうね。
○個人詩誌『玉鬘』41号 |
2007.6.8 愛知県知多郡東浦町 横尾湖衣氏発行 非売品 |
<目次>
◆詩
「桜ことば」
「貝」
「天ぷら」
「彗星の子ども」
◆御礼*御寄贈誌・図書一覧
◆あとがき
桜ことば
桜は
日本文化のひとつを
象徴する花
桜色 桜餅 桜狩り 夜桜
桜貝 桜紙 桜海老 姥桜……
桜のつく言葉
吉野の千本桜
京都御所の左近の桜
千鳥が淵の桜
晴れの日 雨の日
曇りの日 雪の日
いろいろな所で見た
いろいろな桜
桜を見ていると
いろいろなことばが
浮かんでくる
桜晴れ 桜雨 霞桜 煙り桜
桜曇り 雪桜 桜風 桜月 恋桜……
辞書にはない
ことばかもしれないが
桜の花なら許されそうな
そんな気がする
桜風まとわりつきし花びらを
髪から取りて風に戻せる
「辞書にはない/ことばかもしれないが」、やっぱり「桜風」は味わいがありますね。短歌はそこから採られていまして、「風に戻せる」が良いと思います。指で弾くでもなく、ましてや投げつけるではありません。風に戻すのです。この感性は素晴らしい。短歌は門外漢なので、「風」が二度出てくることはどうなのか分かりませんけど、ここでは必要だと思います。
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