きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.7.30 伊豆・旧天城トンネル




2009.8.11(火)


 午前5時過ぎに大きな地震が起きました。あわてて飛び起きて、ベッドの頭の方にある本箱を押さえました。日頃から、この本箱が一番危ないと思っていましたから、それなりに身体が反応したようです。幸い、そこから本が飛び出すことはなかったのですが、部屋の中央近くの、腰高の本箱の上に乗せて、積み重ねた本のうち3〜4冊が落ちました。被害といえばそれだけだったのですけど、この家を建てて17年目にして始めての“被害”です。震度は3。やっぱり本はきちんと片付けておきたいですね。




長津功三良氏詩論集      石炭袋新書4
『原風景との対話 −詩人たちの風貌(1984-2009)
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2009.8.6 東京都板橋区 コールサック社刊 2000円+税

<目次>
一章 叙事の試み
叙事の試み 12
.                 水と緑のわが地球 19
原風景との対話 25
.               私の現代詩(一)40 (二)48 (三)58 (四)67 (五)71 (六)83
二章 ひろしまの詩人たち
衝撃を受けた一編の詩 90
.            現代詩人論 原民喜小試論断片 −「広島花幻忌の会」のことなど 91
原民喜について 98               「ひろしま」の語り部 米田栄作さんのことなど 101
米田栄作師を悼む 胸抉る静かな原爆詩 106    ひろしまの詩人たち 米田栄作さんのことなど 108
ひろしまのたましい米田栄作 113         ひろしまの語り部 米田栄作さんを悼む 115
「米田栄作広島碧落忌の会」のことなど 1191    直情直進の人−栗原貞子全詩集跋 121
ひろしまから平和の哲学を発信せよ −浜田知章は叫んだ− 122
巨星墜つ 諸悪追求の闘士浜田知章さん逝く 127  社会悪告発の闘士・浜田知章の死 132
井藤綱一さんの詩について −詩作再開後の晩年の作品などについて− 135
御庄博美に於ける過去と現実との対峙 御庄博美小試論 (1)139 (2)145 (3)151
(つよ)く真っ直ぐな一筋の道を行く人 御庄博実さんのこと 156
最新日本現代詩集のことなど 158
             長編叙事詩『長詩 リトルボーイ』の詩人高炯烈さん来広 161
松岡政則さんのH氏賞受賞祝賀会開催 163     六十年 164
私の中の三つのひろしま 165
                ひろしまのことなど 168
「ひろしま」と向き合って 173
.          原爆詩集のことなど 176
戦争の記録と抑止について 177          地域別現代詩の現状 広島県 178
三章 詩人たちの風貌
大崎二郎詩集『きみあーゆうあ』 持続する剛直な反骨反権力の精神 184
ほんまもん右原彪さんのことなど −「爐」の周辺にて− 186
「感触的吉川仁小試論断片」(T) 192        吉川仁について −感触的吉川仁小試論断片(U) 197
「辱職」について−感触的吉川仁小試論断片(V)
.201 吉川仁について 207
哀しみのデラシネの旗を掲げて(「南邦和詩集・新現代詩文庫」のことなど) 210
デラシネの旗の向こうには 南邦和詩集蚕郷』のことなど 213
『鴉の生理』について
.−仲間ぼめ詩集読後感小片− 215
『茫茫』について
.−仲間ぼめ詩集読後感小片(U)− 218
軽薄の重量 −堀池郁男小論− 221        木暮克彦という猛毒について 224
ある昆虫記−多々良千枝子詩集『一円玉』について−
.229
詩人の風貌『櫻井勝美氏を囲む会』のことなど 232 藤詩朗の暗黒宇宙世界
(ブラックホール)について 236
日常の中に住む棘−「警笛」における内藤喜美子−240 内藤喜美子詩集『落ち葉のとき』のことなど 244
わが憧れの日高てる 249             日常の中の非日常 −村上泰三について 254
生の根源を凝視する目
.−豊満艶麗な松本建彦の世界 258
字宙人の視座 『高垣憲正詩集』のことなど 265  宇宙的視座からの『眺望』−西山壽さんのこと 270
北陸の巨星墜つ 千葉龍さんの急逝を悼む 273   「北陸の龍、天に還る」 −千葉龍さんの死を悼む− 276
建築は詩、詩は建築である 中岡淳一詩集『宙家族
(そらかぞく)』のことなど 278
中岡淳一詩集『宙家族
(そらかぞく)』 281       盟友中岡淳一の死 282
幸せな日常からの贈り物 吉形みさこ詩集『命どぅ宝』のこと 284
個の時代 −集団の崩壊と多様化− 286
四章 本の愉しみ
本の愉しみ 296                 活字気違い 298
生きること 299
.                『頭蓋の中のひろしま』 300
忌中の年賀状 301                広島の人間として 303
第四回「現代詩・平和賞」受賞の言葉 304     小野十三郎賞・受賞のお礼 305
記憶について 307                背負った荷物 308
H氏賞・推すことの重さ 309           今の若い男性は何を……? 311
人は自らを救えるか 313             シャンソンに恋した女人に魅せられて 314
山峡過疎村残日録(一) 315
あとがき 318                  著者略歴 319




 (帯文より)

天衣無縫の人語集

一九四五年八月十五日の太陽が呉れた、こよなき眞善美の元素は、詩人・長津功三良においてみごとに成熟した。
囚われるべきなにものにも怯まぬ、完璧に自由な発想。自然発動のわかわかしい論理の底から光が射してくる平明、闊達な文体。とりわけ、生まの感動発掘から噴出する熱いリアリティーをもとめて、たゆみなく躍動する宇宙的創造力。
戦後批評文学のペダンティックなしがらみを、さらりと脱ぎ捨てたこれらの爽快な発言は、あまりに円転滑脱ゆえに陶酔すら呼んでやまないのだ。 吉川仁




詩誌『詩区 かつしか』121号
shiku 121.JPG
2009.8.20 東京都葛飾区 池澤秀和氏連絡先 非売品

<目次>
あなたに/内藤セツコ              ことばたちの反乱/田中眞由美
梅雨の履歴 U/池澤秀和            家/堀越睦子
人間123 高橋先生さようなら/まつだひでお    人間125 なにもかもさようなら(癌の妻)/まつだひでお
妹/小川哲史                  まるまげ地蔵/小川哲史
宗雪の禅問答から/小林徳明           鎌倉/小林徳明
こわーい夏/しま・ようこ            泣いています/池沢京子
横断幕は広島/みゆき杏子            どうなるのでございます?/工藤憲治
うつろな日々/工藤憲治




個人詩誌『ぼん』50号
bon 50.JPG
2009.8.25 東京都葛飾区 池澤秀和氏発行 非売品

<目次>
詩  空席      2
随筆 刻の狭間で 50 4
詩  かくれんぼ   8






   
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