きょうはこんな日でした 【ごまめのはぎしり】
 


2017年9月の部屋


拝領済みの詩書等  ※ご恵贈を深謝いたします(敬称略)

受領日 分類  誌 書 名 著者発行者 発行日  発 行 所 定価頒価  村山寸感・備考
170930 詩集 『何かは何かのまま残る』 吉村悟一 171005 東京都板橋区 コールサック社 1500円+税  
170928 歌集 『櫻さくらサクラ』 大湯邦代 170929 東京都板橋区 コールサック社 1800円+税  
詩誌 『歴程』603号 新藤涼子 170815 静岡県熱海市 歴程社 952円+税 朝倉勇詩「犬も歩けば棒に」、〈ときどき 樸は躓く/石や棒にではない/言葉に躓くのだ〉。……言葉につまづく詩人は本物のように思う。
個人詩誌 『風化』31号 鮮 一孝 1709 新潟県上越市 非売品 嵯峨恵子詩「こわれて」、〈こわれて/父は言うだろう/こんなのは食べられない〉。……こわれ≠ス父は90歳。介護の日々の自分を叱咤激励する詩は切ない。
170925 詩集 『雨やどり』 星 清彦 170815 千葉県八千代市 非売品  
詩誌 『新燎原』24号 小林尹夫 171001 熊本市中央区 新燎原編集室 600円+税 小林尹夫「編集後記」。〈ほとんどの人が説明や言い訳じみた言葉に多くを費や〉す、と指摘。あらゆる場面で〈自分の考えで〉対応すべきと痛感。
詩誌 『瑠璃杯』10号 青木はるみ 1710 奈良県奈良市 1200円 嵯峨京子「淋しいうさぎ」、大久野島の旧日本軍毒ガス製造所を扱う。戦後、〈小学生の放ったうさぎが繁殖し/今は七百羽を超えるという〉。
170923 詩集 『詩神たちへの恋文』 万里小路譲 170930 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税  
詩集 『入り口と出口のあいだで』 一瀬なほみ 170930 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税  
詩誌 『腹の虫』6号 くにさだきみ 170920 岡山県総社市 風刺詩ワハハの会 500円 山本涼子詩「あべが」は安部蛾と読めるし、最終行「やくたたず」は国民の実感でしょう。
170921 詩誌 『詩創』45(休刊)号 宇宿一成 170920 鹿児島県指宿市 鹿児島詩人会議 500円 妹背たかし詩「十トンの詩」〈重さ一トンの詩を読んで/十トンの詩をかきたい と〉…10倍の感受性を得たいものです。今号で休刊とのこと。惜しい。
個人誌 『えぴたふ』14号 桐木平十詩子 170901 鹿児島県霧島市 非売品 詩「庭」〈番の野鳩が/しきりに何か啄んでいる/もはや飛ぶことを忘れたように/自在によたよた歩き回り/それは まるで/オムツをしている息子の尻だ〉…思わず笑った。描写Good!!
170918 詩誌 『山形詩人』第2次3号 木村廸夫 171010 山形県西村山郡河北町(編集事務所) 500円 菊地隆三詩「締め切り日」〈締め切り 締め切り日/これほど 怖いものはない/これを 逃すと/皆に すぐ 忘れ去られてしまう〉…同感!! 締め切りは守ろう。
170915 詩集 『新梁塵秘抄』 水崎野里子 170930 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税  
詩と童話 『タラの木』25号 小野孝夫 170915 千葉県流山市 800円 おの たかお童話「大トン走(前編)」…屠殺寸前の豚たちがトラック横転事故で大脱走。山中で猪と共同生活へ。とにかく面白い。早く続きを読みたい。
170913 詩集 『夕景』 瀧 葉子 170814 栃木県宇都宮市 しもつけの心出版 非売品  
隔月刊詩誌 『RIVIER』154号 横田英子 170915 堺市南区 リヴィエールの会 500円  
170912 詩誌 『獣』64号 新井知次 170901 横浜市都筑区 獣の会 非売品  
170911 詩集 『野ばらの変遷』 比留間美代子 170915 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税  
170910 詩集 『ひぐらし』 門林岩雄 170915 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税  
170909 『8月6日の蒼い月』 橋爪 文 170806 東京都板橋区 コールサック社 1500円+税 8月6日に被爆したブンさんを励ました蒼い月。
「無かったこと」には絶対できない。
原爆も原発も根っ子は同じ、と改めて読み取らせてくれた好著。
アンソロジー 『ポエム横浜』20号 新井知次 170901 横浜市都筑区 横浜詩誌交流会 非売品 鎮西貴信詩「胃カメラ検査」最終部〈この安心料、けっこうなお値段。患者を呼ぼう医学。今後ますます盛んになりそうだ。〉…もちろん呼ぼう≠ヘ予防=B神奈川県の未病≠燗ッじ狙いか?
詩誌 『流』47号 福島純子他 170909 神奈川県川崎市 宮前詩の会 非売品  
170908 詩誌 『マロニエ』4号 村尾イミ子 170915 東京都日野市 「橡の木」の会 500円 塩野とみ子は編集後記で内山登美子が20歳前後で特高の弾圧を受けたことを記す。村山は初めて知った。現在の「組織犯罪処罰法」との関連に危惧。
170904 詩集 『無窮回帰』 大塚欽一 170827 茨城県水戸市 泊船堂 1389円+税  
詩集 『みるか・ぬかるみ』 土屋一彦 170907 東京都板橋区 書肆山住 1500円+税 詩的現代叢書25
詩誌 『現代詩神戸』258号 永井ますみ 170910 神戸市北区 現代詩神戸研究会 400円 追悼・直原弘道。村山は2冊の詩集をいただいていたが、お会いしたことはなかったと思う。気骨のある詩人だったと知る。合掌。
170903 詩集 『御馳走一皿』 原田もも代 170831 東京都新宿区 土曜美術社出版販売 2000円+税 詩「かわせみの岸辺」、〈濃縮した空のかけらが/目の端をよぎった/かわせみだった〉〈戦後の透明な夏〉。色彩を言葉に置換する能力が高いと感じた詩集。
詩誌 『幻竜』26号 清水正吾 170920 埼玉県川口市 幻竜舍 1000円 白井知子詩「ヤズド 沈黙の塔」のフレーズ寂しさの縁かがります≠ノ注目。
170902 季刊詩誌 『詩的現代』第二次22号 樋口武二 170907 群馬県富岡市 500円 木場とし子詩「笑う101歳×2」〈むのたけじの無念は/もの言えぬ時代に物申せなかった事〉は時代の証言として現代にも通じる、と感じた。
アンソロジー 『中四国詩集』2017 秋吉 康 170831 岡山県浅口市 中四国詩人会 1500円  
170901 隔月刊詩誌 『サロンポエート』329号 伊藤康子 170825 名古屋市名東区 中部詩人サロン 300円 伊藤康子詩「夏の朝には」…草むしりで逃げ出す虫への視線に共感。


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