きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
新井克彦画「ムラサメモンガラ」 |
2000.11.1(月)
神奈川県教育委員会主催の「PTA指導者セミナー」なるものに行ってきました。要するにPTAの副会長だから、ってんで動員された訳です。ミニ・グループ討論や小児科臨床心理士の講演なんかがあって、まあまあ楽しめました。3時間のセミナーですから、時間の長さもまあまあ、ですかね。
一番印象に残ったのは、出席予定だった会長が無断欠席したこと(^^;;、というのは冗談の部類ですけど、小児科臨床心理士の講演です。横須賀市共済病院って、先日、『山脈』代表の筧槇二さんの見舞いに行った所だなあ、そこの田中真紀子じゃなかった、田中真樹子さんの講演内容です。自分の講義の勉強になりました。
前半の30分ほどは眠かったですね。なぜ眠かったかと言うと、抽象的な概論のようなものを述べているからです。がぜん目が醒めたのは具体的な話になってからです。三人の不登校の子どもの話になったら、ご本人にも精彩がありました。こちらも思わず涙ぐむ事態もあって、自分の身に置きかえて考えましたよ。でも、そのあとの「まとめ」がいけませんでしたね。また抽象的な言葉に置きかえている。抽象的な言葉に置きかえる作業は、聴衆に委ねればいいのに…。私だったら「皆さんなら、こんな事例をどうお考えになるでしょうか」程度に留めるんですけどね。
どうして、こうも講演者は自分で抽象化するのかと思いましたよ。人間の本質は具体例をたくさん聞かされると、自然にそれを分類して、あるまとまった抽象概念にするモンなんです。それを他人にやられて、最後のエキスだけを聞かされるほどおもしろくないことはない。オレが講演する時は,そんなことは絶対にしないゾ、と思いました。
で、この報告って、考えてみると、抽象的だなあ(^^;;
○沼津の文化を考える会会報『沼声』245号 |
2000.11.1
静岡県沼津市 望月良夫氏発行 年間購読料5000円(送料共) |
ユーモア
朝のテレビでシンガポールの「笑いの教室」を紹介していた。「細胞を活性化させ健康にいい」と参加者が増える一方とか。「笑いたい」けど良質のユーモアになかなか出合わない。と思っていたところ、週刊ダイヤモンドにフィリピンのジョークが載っていたので紹介したい。エストラダ大統領を誘拐したゲリラが大統領官邸に電話を掛けて言った。「身代金を払わないと釈放するぞ」。スキャンダル続きの森首相にだぶらせて思わず笑ってしまった。〔鈴木一紘〕
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「猫のあくび」というショートエッセイのコーナーに載っていたものです。私も思わず笑ってしまいました。エストラダ大統領って、たしか俳優出身だったと記憶していますが、こんなジョークが出るようでは、国民から意外に嫌われているんですかね。それにしても森首相に結びつけるあたり、なかなか手馴れた方だと思います。こういう展開が作品に奥行きを与えるんでしょうね。
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