きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2008.11.21 静岡県裾野市・五竜の滝 |
2008.12.18(木)
夕方から日本詩人クラブの事務所で「詩の学校」がありましたが、行きませんでした。サボったわけではなく、自粛です。講師の西岡光秋さんは人気のある詩人で、いつもの2倍近い人が訪れる予定で、理事は参加を自粛せよ、となった次第です。30人も入れば身動きできないという狭さですのに、40人近い人が想定されました。そのうち、理事は5人ほどですから、それを自粛しようというものです。大勢来ていただけるのは嬉しいのですが、今後はこういう事態も考えておかなくてはいけませんね。それにしても嬉しい悲鳴です。
○野信也氏詩集 ポエム・ポシェットNo.22 『朝霧の夢 夕焼けの地図』 |
2008.12.10 大阪市北区 竹林館刊 800円+税 |
<目次>
*プロローグ
未来地図 4
*空のみちくさ
無為 12 ばかですけど 14
コサインの事情 15 雪明けの朝に 17
風に響 水に光 18 縁 20
わかったこと 23
*人のかたわら みちのはし
くさとり 26 漆の器 29
お天気警備員さん 32 おおせんせい 35
知恵 38 ヒミツ 40
*通学路ゆらゆら
天才? 44 M君のこと 46
席替え 50 ごめんよ 52
少女の知恵 55 だれでもいいなんて 58
公開授業 62
*けものみち くさのはら
風の豚 66 ジャンガリアン 69
イルカ 72 モリのクニ 74
ウルシ 77 花があった 80
オーメン(予兆) 82
*みやこのこころ うちとそと
かなしみ 86 こころにカゼを 88
だいじょうぶ? 90 テレビの薄っぺら 92
さいあく 94 いままで 96
本当の叫び 98 泣くことしか 101
真の意味 104. おじいさんのことば 108
コケが呼ぶ 110. ちがうかな? 113
たびだちの香り 116. じゃあ明日 118
地図閉じて 119
*あとがき 123
縁
えにしは
そういうものだという
思い通りにならなくとも
そういうもので
うまくいっても
そういうものだ
つながっても
切られても
つながりたいのに
切られても
切りたいのに
斬れなくとも
そういうものなんだという
線のようで
円のようで
点のようで
ちっぽけでなお
動かしがたく
ただ
そういうものなんだという
そうなのか
すごいものだな
昭和38年生まれという著者の2年ぶりの第4詩集です。略歴によると、2004年、2005年、2006年と毎年出版した著書に詩集≠ニは書かれていませんが、たぶん第4詩集だろうと思います。驚いたことに、2004年と2005年の著書は第2刷を2008年に出したというのですから、売れている詩人なんでしょうね。
拙HPでは初めての紹介になります。ここでは「縁」を転載させていただきました。〈思い通りにならなくとも〉〈うまくいっても〉、〈えにしは/そういうものだ〉と言われると、妙に納得してしまいます。最終連の〈すごいものだな〉というフレーズもよく効いていると思いました。
○季刊詩誌『詩話』64号 |
2008.12.5 神奈川県海老名市 林壌氏方・第三次詩話の会発行 非売品 |
<目次>
詩 小春日和に 林 壌 1
暗いねむり 吉崎輝美 2
童話 月の記憶 増子敏則 4
冬至 両角道子 9
音 小山 弓 10
エッセイ 二編 小山弓・両角道子 11
題字 遠藤香葉
○詩誌『ネビューラ』4号 |
2008.12.15 岡山県岡山市 壺阪輝代氏代表 非売品 |
<目次>
水滴……………………………………武田 章利 2 丘……………………………………エイタロー 3
ラピスの空……………………………香西美恵子 4 ガラス箱の中……………………岩アゆきひろ 5
リンゴ狩り・朗読のための…………谷口よしと 6 冬のタンポポ………………………田尻 文子 7
めいそう◇かぼちゃ…………………武田 理恵 8 生きるということ…………………田原 伴江 9
吉備野の花詞(\)−芒−…………中川 貴夫 10 満月の浜辺に………………………広畑ちかこ 11
初どり…………………………………西ア 綾美 12 母と御不動様………………………三村 洋子 13
(ふ)号風船の今夜……………………川内 久栄 14 やいと………………………………黒沢 俊和 15
時を染める−ドングリのハカマ−…今井 文世 16 部屋…………………………………下田チマリ 17
猫のノビノビ…………………………中尾 一郎 18 掬い箸………………………………壷阪 輝代 19
ゆく旅…………………………………日笠芙美子 20
装幀・尾崎博志
← 前の頁 次の頁 →
(12月の部屋へ戻る)