きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2008.11.21 静岡県裾野市・五竜の滝 |
2008.12.31(水)
とうとう2008年もあと2時間ほどになってしまいました。今年も多くの詩書をお寄せくださりありがとうございました。勉強させられる詩が多く、心より感謝しています。
しかし、残念なのは年内に全ての詩書を紹介し切れなかったことです。現在は9月17日にいただいた本を拝読しているところですが、残っている詩書は357冊。9月の残りが28冊。10月98冊、11月113冊、12月120冊です。あと2時間では絶対に無理なので降参してしまいますけど、それにしても悔しいなあ。
年が明けると拙HPの開設10年を迎えます。いろいろな経緯がありましたが、比較的軽い気持ちで始めました。積み残しはいっぱいありますけど、続けてきて良かったなと思っています。思っていた以上に勉強になりました。詩らしきものを書いて40年ほど。それなりに本は読んできたつもりですが、謂わば死んだ本による勉強だったと感じています。先人の業績、先輩の詩論を悪く言うつもりは毛頭ありません。しっかりした論で瞠目させられたことは枚挙にいとまがありませんでした。
しかし、それはあくまでも数十年前の詩壇を見てのものだったのです。絶対に21世紀の現在の詩を見て書かれたものではありません。当たり前ですけど…。その、先人が成し得ようにも成しえなかった幸運を私は手にしているように思います。皆様が無償でお送りくださる詩書は、21世紀の日本の、あるいは韓国の中国のいま現在の旬の作品・論・エッセイなのです。それに思い至ったときの感激は言葉で言い表すことができませんでした。
願わくは、もっと早く紹介できて、拙HPを訪れてくれている方々と、今年の、今月の、今日の詩を共有できたらなぁ、ということですね。そう簡単に追いつきますと言えないもどかしさがありますが、これからも工夫して紹介していきたいと思っています。
1年間、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
来年は皆様にとって幸多い年であることを祈念しています。
※ここから先は2009年6月11日に書いています。軽く半年遅れになってしまいました(^^;
恒例の2008年に頂戴した詩書の数を下記に示します。とうとう、年間1,000冊を越えました。ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
詩集等(冊) | 詩誌等(冊) | 計(冊) | |
1月 | 15 | 50 | 65 |
2月 | 14 | 57 | 71 |
3月 | 23 | 53 | 76 |
4月 | 19 | 65 | 84 |
5月 | 23 | 69 | 92 |
6月 | 23 | 55 | 78 |
7月 | 25 | 58 | 83 |
8月 | 15 | 68 | 83 |
9月 | 15 | 53 | 68 |
10月 | 35 | 62 | 97 |
11月 | 48 | 65 | 113 |
12月 | 40 | 80 | 120 |
計 | 295 | 735 | 1030 |
○月刊詩誌『歴程』555号 |
2008.12.31 静岡県熱海市 歴程社・新藤涼子氏発行 476円+税 |
<目次>
〜特集 2008年歴程・夏の詩の学校〜
自筆・詩…草野心平 2
基調講演…井川博年 7
課題詩・朗読詩 繋ぐひと−新藤涼子 18
歴程半歌仙「湯本の灯の巻」 捌くひと−新藤涼子 34
歴程半歌仙「かなかなの巻」 捌くひと−高橋順子 36
夏の詩の学校レポート(前半)…北爪満喜 38
夏の詩の学校レポート(後半)…嵯峨恵子 40
天山文庫・高村規写真展を訪れて…井川博年 42
○月刊詩誌『歴程』556号 |
2008.12.31 静岡県熱海市 歴程社・新藤涼子氏発行 476円+税 |
<目次>
詩
花穂/高貝弘也 2 筑紫恋し/近藤洋太 4
難/高橋順子 8 水槽と、楽器の箱/小笠原鳥類 9
糾う/三角みづ紀 12 時鳥/支倉隆子 16
初冬の岸辺/北畑光男 20 風の王国/高見沢隆 24
津花津波/安水稔和 26 家郷(ノスタルジア)の病/渡辺みえこ 32
聖家族教会/黒岩 隆 34
版画 岩佐なを 写真 北爪満喜
○詩誌『光芒』62号 |
2008.12.20 千葉県茂原市 斎藤正敏氏発行 800円 |
<目次>
◇詩作品
佐野千穂子 落ち梅 6 山田ひさ子 あすは春節 8
市村 幸子 ぼくは象 10 藤井 章子 フランス旅行−デイジョン 13
小池 肇三 ある日の空について 16 高橋 博子 父の帰宅 18
立川 英明 月々のうたへ(四) 21 神尾加代子 蝉 24
神尾加代子 春に 26 本田 和也 カラス 28
本田 和也 冬の陽だまり 30 川島 洋 フルート 32
石村 柳三 石のやさしさ 35 植木 信子 祈りのような 38
植木 信子 晩夏 41 植木 信子 秋へ 44
金屋敷文代 風のうた 47 吉田 博哉 曲馬 50
吉川 純子 あ うん の秋 52 鈴木豊志夫 空木 54
帆足みゆき 黄砂 56 池山 吉彬 気配 58
池山 吉彬 漓江 60
◇エッセイ
松下 和夫 詩の流転 64 高橋 馨 『悪の華』を翻訳で涜む 67
◇翻訳詩
本田 和也 シェイマス・ヒーニーの詩 86 水崎野里子 現在アメリカの詩 88
◇詩作品
松下 和夫 ぼくの宇宙旅行 90 松下 和夫 ダムと蝶 92
中村 節子 屋久杉 94 中村 節子 ひとりの家 其の三・おつかれさま 96
みきとおる 空蝉 98 小関 守 千鳥の慕唱 100
水崎野里子 ハルモニの怒り 102. 市川 つた 思案 106
篠原 義男 異常気象 108. 青野 忍 永遠距離 109
高橋 文雄 原稿用紙 112. 川又 侑子 これから 114
吉沢 量子 志賀の五月 116. 吉沢 量子 青いメルヘン 118
吉沢 量子 深い霧 120. 奥 重機 父の帰郷 122
奥 重機 薬殺 126. 武田 健 悔恨の夏 130
清水 博司 あなたへ 132. 笹目 秀光 メイアイ スモーク 134
笹目 秀光 幸せの黒い猫 135. 笹目 秀光 サラリーマンの唄 136
石橋満寿男 意味無い自慢 137. 佐藤 鶴麿 長篇詩『悪の光』の使徒たち 140
山形 栄子 幸せ 144. 山形 栄子 風に乗って 145
阿賀 猥 21世紀労働者 146. 斎藤 正敏 蚊との生活 148
伊藤美智子 サクソホンの ゆびあと 151
◇第28回光芒詩の祝祭記録
佐藤 鶴麿 第28回『光芒詩の祝祭』の記 152
◇講演記録
本田 和也 ジョイスからシェリーへ 153
◇言葉の広場
伊藤美智子 翻訳される言葉翻案される原意.156 奥 重機 詩人の言葉について 158
◇光芒図書室
鈴木豊志夫 新たな地平《創作散文詩》を開拓 高橋馨辞詩的作品集『残月記余録』 160
◇詩集評
T 斎藤 正敏 165. U 池山 吉彬 165
V 本田 和也 175
◇詩誌評
T 高橋 馨 184. U 鈴木豊志夫 188
◇受贈深謝 196
◇詩の窓【選者】武田健・吉川純子・斎藤正敏
松本 関治 匂いも色も 200. 上野知代子 アラーのひまわり 200
星野 薫 森の生命のバトン 201. 金網あき子 親善野菜 201
阿部 匠 レモンの種 202. 大曽根満代 机と椅子 203
中山 操 どうにもならない願望 203. 佐藤満里子 蓮華 204
大塚 光江 ロシアングレーの雨の日は 204. 鵜澤 洋子 九十九里海岸にて 205
さとう義江 夏の思い出 205. 御園千賀子 春爛漫 206
知野 創七 監獄の時代 206
◇同人の近刊書一覧 208
◇ご案内
三隅浩詩集『痕跡』.211 草原舎の近刊書 212
茂原詩の教室 213 『広報もばら』の詩作品募集 213
光芒の会ご案内 213
◇編集後紀 214. 〈表紙絵/内海 泰)
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