きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.7.30 伊豆・旧天城トンネル |
2009.8.13(木)
夕方、少し涼しくなるのを待って、庭の草取りをしました。半分は砂利を敷き詰めてあるのですが、残り半分を占める庭木の間は艸茫々。鈍感な私もさすがに気になっていました。
残照で日焼けはしたものの、気分は爽快です。
○詩誌『真白い花』創刊号 |
2009.8.20 東京都日野市 村尾氏方連絡先・真白い花発行 非売品 |
<目次>
扉詩 中山直子 真白い花…1
詩 田島 道 短い夏の日に…2 泣かないで 笑わないで…4
中山 直子 花靴を編む手…6 庭に来る花…8
村尾イミ子 夕焼けのとき…10 ヒマラヤから三…12
エッセー 田島 道 マグノリア…14
村尾イミ子 ハンセン病証言集から…15
中山 弘正 大内先生のこと…18
私の憩ひ 田島 道 桜の花に寄せて…20
中山 直子 『涙の二等分』−賀川豊彦の詩…21
村尾イミ子 真白い花によせて…22
書評 中山 弘正 山田かん『古川賢一郎 渋江周堂と戦争』…23
夕焼けのとき/村尾イミ子
春の夕焼けは ゆっくりで
自転車をこぐわたしの刻を
明るくする
短いスカートの中学生たちを追いこし
橘の木の実 光る庭をすぎ
ベランダで夕焼けを食べている人がいる
三丁目の陸橋
空いちめんに雲がたなびいて
すれ違ったひとのマフラーが
とき色に ときめいて流れる
わたしは ペダルをこぐ
夕焼けが両手をひろげて待っているから
薄れてしまわないうちに
その温かい胸に とびこんでいくのだ
丘の上から立ちあがる一本の木のように
新しい詩誌の誕生です。紹介した作品は〈夕焼けのとき〉を詩情豊かに描いていると思います。一見すると昭和30年代の風景のように思えてしまいますが、〈短いスカートの中学生たち〉や〈三丁目の陸橋〉などで現在のことだと判ります。昭和30年代のノスタルジーでも構わないと思いますけど、作者は、やはり現在性を追求する姿勢をお持ちなのだなと想像しています。〈夕焼け〉が〈薄れてしまわないうちに〉というフレーズもよく効いていると思いました。今後のご発展を祈念しています。
○隔月刊会報『新・原詩人』25号 |
2009.8 東京都多摩市 江原氏方事務所 200円 |
<目次>
《この詩 23》元旦の女 作:草野比佐男 紹介:江原茂雄 1
読者の声 2
詩 埋葬記/向井 孝(故人) 3 潰れる/丸本明子 3
足あと/まつうらまさお 3 消えた火花/江 素瑛 4
野芹/西 杉夫 4 わが友/伊藤真司 4
妹と兄/丸山裕子 5 落第人生/小林忠明 6
夕涼みパレード 4
前号の村上春樹論への反論 山本日出夫 6
事務局より 6
○詩誌『Griffon』24号 |
2009.6.30 広島県呉市 川野圭子氏ほか発行 300円 |
<目次>
ダーウィン・フィンチ/横山 昭 1 ブロメリアの木/横山 昭 2
白い影が/川野圭子 3 幽明/吉田隶平 4
素直には/吉田隶平 4
◆はらはらと涙が……/川野 5 ◆間に合わない/吉田 6
◆まど・みちおの世にもおそろしい詩/横山 6