きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2008.11.21 静岡県裾野市・五竜の滝 |
2008.12.9(火)
城ヶ島の「白秋記念館」に行ってみました。先日発売された『文芸作品に描かれた西さがみ』という本で、私が白秋を担当したから、というわけでもないのですが、久しぶりに城ヶ島に行ってみたくなりました。40年ぶりぐらいですかね、中学生の時に遠足で来て以来だろうと思います。城ヶ島大橋が開通した直後のように記憶しています。
写真は城ヶ島大橋下の「白秋記念館」。私が中学生当時、この記念館があったかどうかは定かでありません。有名な白秋碑は、写真の手前、左後方になります。記念館は小粒ながら充実しているように思いました。三浦三崎地方は白秋研究家も多いようで、特に三浦市長だった故・野上飛雲さんが著名です。地元の三崎白秋研究会が出している『白秋研』という雑誌はここでしか入手できないものでしょう。創刊号(2005年)、第2号(2006年)、その他を買い求めました。
白秋について書くのだったら、本当は書く前に来なくてはいけませんね。もう出版したあとでは後手もいいところですが、それでも書かせてもらった詩人ですから、資料だけは集めておこうと思っています。さあ、次に生かせるかな? 次があるかな?
○清水茂氏詩集『水底の寂かさ』 |
2008.11.20 東京都豊島区 舷燈社刊 2000円+税 |
<目次>
T
驟雨のあとの 4 花冷え 8
風に舞う雪片のように 11 宇宙の夢のような 14
夢の縺れ 16 祈り 19
驢馬の手綱を握る人 22 果物籠 26
夜のなかで 29 ことばの凹みに 32
終焉にむかって 34 ある日、突然 36
夕暮れに 40 不在になった私の 43
かすかな空気の顫え 46 晩秋の日に 49
一本の線 52 朝から氷雨 54
塔の影 57 冬の薔薇 60
ときにこんな日が 61 鏡 64
美しい曲 66 霧雨の朝 69
ある風景 72 声 74
夢の庭 76 世界の外に 79
変幻自在 82 昨日降った雨の 85
見張りの鳥 88 ムラサキドングリ 91
幾つもの絵柄 94 ひとつの静かさを 98
耳を傾ける 102. 夢ではなかったのに 103
雪の残っている小径 106. 記憶の結晶作用 109
花の記憶 114. 伝説 116
U
ことばと風景 120
あとがき 141
(帯文より)
ほのぐらき光を受けて〈世界〉は、いまよみがえる。
本詩集中の「昨日降った雨の」は、すでに拙HPで紹介しています。ハイパーリンクを張っておきましたのでご参照ください。
○橋爪さち子氏詩集『乾杯』 詩と思想新人賞叢書03. |
2008.11.30 東京都新宿区 土曜美術社出版販売刊 2000円+税 |
<目次>
T
五月の犬 8 手紙 14
エジプトの卵 18 細胞も惑星も牛蒡もトマトも 22
痕跡 26 ネジ花 30
U
乾杯 36 梅干し 40
送り火 44 星しずく 48
編み女 母 52 確率 56
V
夢 62 橋 68
MORIKAZUの目だま 72 おへそのぞき 78
虫のままに草のままに 84 ユリ科レンブラント系の決意 88
あとがき 92
(帯文より)
第16回詩と思想新人賞 受賞詩人の新詩集
飼い犬の体毛を左右に分けたら、おなかを縦に割る中心線が見つかった。
ヒトにもあるこの一本の線をたどれば、
始原の生命体までさかのぼることができるだろう?
さまざまな出会いと別れを通して、ひそやかな祝祭へと続いていくはずのいのちの確かさを優しく見つめる待望の新詩集。(一色真理)
○個人誌『パープル』33号 |
2008.12.21 川崎市宮前区 パープルの会・高村昌憲氏発行 500円 |
<目次>
詩
蛸たち…………………高村昌憲(2) ちいさきものの力…開あきこ(4)
評論
詩人と家郷−一つの試論・日本人の原像について−(上) 中平 耀(10)
初期プロポ断想(その16)…………‥………………………… 高村昌憲(5)
執筆者住所録(28) 編集後記(28)
誌名/笠谷陽一 表紙デザイン/宿谷志郎 カット絵/高村喜美子
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