きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.2.3 千葉県鴨川市・仁右衛門島 |
2009.3.8(日)
初台の東京オペラシティーアートギャラリーに行ってきました。今月22日まで「難波田龍起・難波田史男」展をやっていますので、会期末までにはどうしても観ておきたかったのです。龍起(1905〜1997)、史男(1941〜1974)という才能に恵まれた親子展は、これまで何度か開かれたようですが、私がこの親子に注目する時期が遅くて、残念ながら見逃しています。今回は絶対に!という思いでした。
オペラシティーで収蔵する作品のうち、龍起が30点ほど、史男が60点ほど展示されていました。龍起の重厚さ、史男の自由奔放さ、どちらも観ていて楽しかったです。本当は“楽しい”なんて言っちゃあいけなくて、作品の奥の苦悩を読み取らなければいけないのでしょうが、いつもそういう思いで観てしまうのです。それでもいいんじゃないかな、と…。
今回、龍起作品では〈群像A〉、史男作品では〈自己とのたたかいの日々〉、1963年の〈無題〉シリーズに特に惹かれました。日曜日の午後、至福の時間を過ごしました。
○前田孝一氏詩集『つれづれの旅』 |
2009.2.18 千葉市中央区 千葉日報社刊 2800円 |
<目次>
大雪山…………………………10 層雲峡にて……………………12 神居古譚(かむいこたん).………14
恐山(円通寺)………………16 十和田湖の裸像………………18 厳美渓…………………………20
関山街道………………………22 山寺……………………………23 最上川源流に立ちて…………24
奥只見湖(1)…………………26 奥只見湖(2)…………………28 五色沼…………………………29
大洗海岸………………………30 源三窟(げんさんくつ)……………32 もみじ谷大吊橋(おおつりばし)…34
洞元湖の朝……………………36 吹割の滝………………………38 暮坂峠…………………………40
三峰山…………………………42 幕張新都心賛歌………………44 銚子大橋眺望…………………46
水生植物園……………………48 如意山本傳寺(ほんでんじ).……50 高滝ダム………………………52
養老渓谷慕情…………………54 證誠寺(しょうじょうじ)……………56 鋸山(のこぎりやま)………………58
東京湾観音(1)………………60 東京湾観音(2)………………62 九十九谷………………………63
湯島天神………………………64 東京の夜………………………66 富士……………………………68
馬………………………………70 白糸の滝………………………72 樋之澤坊(ひのさわぼう)にて……73
アオモリトドマツ……………74 スカイライン…………………76 黒部湖…………………………77
黒部……………………………78 黒部ダム(1)…………………80 黒部ダム(2)…………………81
合掌集落………………………82 夜明け…………………………84 西浦の日の出…………………86
天の橋立………………………88 新大阪四時の俯瞰……………90 鳥取砂丘………………………92
津和野を歩く…………………94 海に架けた橋…………………96 厳島(いつくしま)神社……………98
秋芳洞…………………………100. 青海島(おおみじま).舟行………102. 安徳天皇御陵…………………104
鳴門うずしお…………………106. 金比羅(こんぴら)さん…………108. 屋島……………………………110
壇ノ浦…………………………112. 栗林(りつりん)公園散策.………114. 桂(かつら)浜……………………116
竜河洞…………………………118. 足摺(あしずり)岬.………………120. 雲仙地獄………………………122
熊本城…………………………124. 成趣園(じょうじゅえん).…………126. 五つ木の里……………………128
流れる霧………………………130. 雨の湯布院……………………132. えびの高原……………………134
小地獄…………………………136. 天(あま)の岩戸(いわと)…………138. 天安川原宮(あまのやすかわらぐう)・140
高千穂峡………………………142. 都井の野生馬…………………144. 錦江湾(きんこうわん)……………146
イルカ…………………………147. 睦(むつ)む風景.………………148. 桜島・湯之平展望所…………149
桜島……………………………150. 知覧特攻平和会館……………152. 駆け足で通った人……………154
沖縄は赤い……………………156
海外の部
カナダ…………………………160. アメリカ………………………170. 中国……………………………190
ニュージーランド……………200
○殿岡秀秋氏詩集『日々の終りに』 |
2009.3.10 東京都豊島区 書肆山田刊 2200円+税 |
<目次>
指の間の歴史 8 よみがえれ 12 跳ぶ飛ぶ 16
月影の出口 20 シロのはか 24 変身 28
草花の目 32 二百十日の祭 36 声の洪水 42
胸の渦潮 46 笛を持つ警吏 50 ぼくになる 62
ビー玉として 68 悲しみの小石 74 問いかけの道 80
かけ引き 84 居間の遠景 90 舵取りの神 96
沼地 102. きみとともに 106. 言葉のない世界に 112
日々の終りに 118
あとがき 126
(帯文より)
「ぼく」はいったい、いつになったら、寄る辺なさに震えている
であろう子どもの日の「ぼく」のたましいを、自分の胸に抱
きかかえることができるのだろうか。――生き難さの理由を
たずねて、詩人はひとり、真っ暗な存在の基底へと降り立つ。
――芹沢俊介
○季刊詩誌『地球』147号 |
2008.12.25 さいたま市浦和区 地球社・秋谷豊氏発行 1500円 |
<目次>
特集 第三十三回 平成二十年度 地球賞受賞
《受賞のことば》…中村不二夫…10
地球賞選考経過報告…11
地球賞選考の感想
『コーラル』その澄明な体現を称える…尾花仙朔…13
宇宙に夢を馳せる詩人…秋谷 豊…14
第三十三回地球賞選評…以倉紘平…15
詩と神について…石原 武…16
キリスト者の清潔な詩集に…新川和江…17
選ぶことは教えられること…辻井 喬…18
中村不二夫『コラール』(抄)…19
星を見張る者 −中村不二夫の詩の世界…川中子義勝…25
■同人の詩(1)
未決済…鈴木豊志夫…29 石の樹木…田井淑江…30
蝉の季節…高原木代子…31 亀の子束子に知と愛を(朗読のための十三音話)…中尾敏康…32
その日…網谷厚子…33 あなたならどうする?…木村ララ…35
ガラスの箱船…林 哲也…35 ひかりの素声(しらごえ)…香山雅代…36
後追いのように…岡崎 純…37 掘り起こされて…山中真知子…38
夏の終りに…花籠悌子…39 待つ…榊原敬子…40
エクステンション…一滴千里…41 名前の由来…山田由紀乃…42
眼…岡本雅子…43 落書…梅本賢次…44
秋の蝶 −私の詩、私の友、 ぶどう…桜井マリ子…46
川村洋一氏に−…喜 春子…45 はんげしょう…松下美恵子…47
「迷宮のカノン」より 芽吹きのみどり里に満ちて…池上耶素子…49
ほほえみという名の汽車…金沢智恵子…48 ひとたまりもない…森 三紗…50
茄子色…鵜飼攝子…51 八月のいちばん明るい日に…人羽南鳳…52
ある夫婦…清水榮一…53 地震…関口隆雄…54
人形は百姓の化身…梁瀬重雄…55 誓い…小林由利子…56
夏の花びら…村田寿子…58 花日和…小関 守…59
追慕…香野広一…60 パオバブの木陰から…藤坂 子…61
言葉の静寂…中島 登…62 ハナショウブ…吉田ゆき子…64
手妻…下村和子…64
特集 日韓現代詩交流35年記念
朝の国に二十一世紀の詩と未来を求めて アジアの詩の集い ソウル
韓国と武蔵野の血縁 韓日現代詩−次の世紀へ …秋谷 豊…66
詩人の仕事 詩は言語を超える…石原 武…68
立原正秋と後藤明生−韓国生まれの現代作家− …傳馬義澄…70
日韓女性文化の再発見と交流のために…高良留美子…72
新しい時代の日韓現代詩…佐川亜紀…74
日韓現代詩交流−アジアの詩の集い 優しさや夢・希望の源に詩を…北岡淳子…76
韓・日現代詩交流35周年記念韓・日詩と詩人の集いプログラム…77
日韓現代詩交流レポート
水原華城の野外ステージに立って…宮沢 肇…78
秋谷さんの投げた糸 −日韓詩人の交流35年の集い…中原道夫…79
ソウル小景…傳馬義澄…80
詩と人と場と…岡 隆夫…81
交流の歴史の重み…佐川亜紀…82
国を超えた「日韓の詩人たち」の想い…田中眞由美…84
知らなかったこと…平野秀哉…85
二〇〇八年 ソウルの初夏に…みせ けい…86
想い出の水原華城…岡田恵美子…87
「日韓現代詩交流35年記念アジアの詩の集い・ソウル」に寄せて・詩の復権を願う…小山修一…88
真心が通じた日韓交流…山崎佐喜治…89
韓国現代詩の風土と朗読会での印象…堀込武弘…90
言葉の洪水の中で…小林登茂子…91
韓国詩人 金南祚の詩…名古きよえ…92
もぼんタクシー…結城 文…93
四日間の「詩」の旅…塩田禎子…94
写真…95〜97
日韓現代詩交流35年記念アジアの詩の集い ソウル 報告…98
朝の国に二十一世紀の詩と未来を求めて…秋谷 豊…101
詩篇 アカシアの花散る野外朗読会
朝の国へ…山崎佐喜治…103 柳絮と競って…小林登茂子…104
かささぎ…岡田恵美子…105 柳絮(りゅうじょ)舞う川のほとり水原華城野外朗読会…塩田禎子…106
夜の漢江(ハンガン)…結城 文…107 秋風嶺…秋谷 豊…108
新聞抄録 日韓現代詩交流35周年記念 アジアの詩の集い ソウル
夜明けに歌う民族の生命の輝き…秋谷 豊…109 日韓現代詩交流35周年記念の集いで韓国に見た詩魂の大地…小山修一…110
■同人の詩(2)
野あざみ…安英 晶…112 カササギのいる風景…川中子義勝…113
従弟への土産…近岡 礼…114 みんなの歓び…星 雅彦…115
芸術のシャワー…浦田恵美子…116 孫と八月…伊集院昭子…117
鎮魂の館(大和ミュージアム)…長田一枝…118 澄み渡る野…北川山人…119
夜半の夏…青 博章…120 何処へ…中原かな…121
白雲の十字架…石野茂子…122 公演後のビデオ…安森ソノ子…123
縄文杉…前川整洋…124 ショーボート他…渡邊那智子…125
水中深く…あさい裕子…126 時間…石島俊江…127
祖父から…三宮昭一…128 岬と貝殻…羽田敬二…129
女塚哀歌−八重姫の涙にくれる七変化…斎水…水橋 斉…130
時代…瀧 葉子…131 彼岸まで…水無月 結…132
惑わし…牧田久未…133 繭な気持ち…谷口ちかえ…134
初日…熊沢雅晴…135 岩戸に咲く…秋本カズ子…136
砂の上…北原千代…137 波の伊八…山路豊子…138
ジャガなあ…みくも年子…139 三月の野…河内さち子…140
獣でさえ…鈴木正樹…141
■海外情報
「炒作(チャオツオ)」ということ −中国最近のニュースから…佐々木久春…142
ノーベル経済学賞受賞者 アマルチャ・クマール・セン氏とのご縁…野間亜太子…143
■同人の詩(3)
志木街道・別所沼…森田 進…146 星降る夜に −Kさんに…槇さわ子…147
紋章…海上晴安…148 夏の雨…秋山公哉…148
馬術競技…都留さちこ…150 いばらの小道…星野美恵子…151
眞昼の光 梅雨のなかの部屋…堀込武弘…152 山間の老婆…大森隆夫…153
ひるやみ…浜江順子…154 包丁を捨てた男…ささきひろし…155
フィレンツェの敷石…大石規子…156 立秋…宇佐美敦子…157
オアシスの真実 胡天西方詩紗…木下ひとし…158 平成二十年度の幸福…菊池唯子 159
二千年の遺伝子からの異変…野間亜太子 160 末期の眼…吉永素乃 161
虫…三田 洋 162 香港の空…比留間美代子 163
「石人間がやってきた」〜PStoSOl〜…佐久間利洋 164
「涙の日−ラクリモーサ$V曲に」−ジャズに編曲された「レクイエム」抄−…吉川悠子 166
朝の儀礼のため…植木信子 167 つり橋の下で…久保克彦 168
ヘアピン…金子万里子 169 新しい景色の家 春ひかる…木村和夫 170
蒸気機関車…辻田武美 171 おじさん…四釜正子 172
香格里拉(シャングリラ)…高橋絹代 173 近道 自由…サーカー和美 174
贋虹造り…小林 茂 176 紫式部『源氏物語』千年紀に 桔梗とセキレイ…白川 淑 177
■現代詩時評 どのように実感としての世界を表現しているか…鈴木正樹…179
■波戸崎操フルートコンサート羽生公演…181
ランプの灯り…小林登茂子…182 木々を通り抜けた風のように…松下美恵子…183
詩の町で詩とフルートとの協演…塩田禎子…184 羽生…秋谷 豊…185
■同人の詩(4)
少年の日 いまいつものように…斎藤正敏 186 晩夏の蝉…星 善博 187
テレヴィジョン…三好由紀彦 188 少年三度傘…井上朝之 189
崖っぷちの瞳…名古きよえ 190 改札口…水木萌子 191
光のきらきら跳ねる浅瀬を…森野満之 192 呉…柳原省三 193
かえる…対馬正子 194 愛の在り処…橋本福恵 195
三国逍遥…松井郁子 196 箱/コーネル…山本美代子 197
迷子…福井久子 198 退屈な木登り魚…中原秀雪 198
北の空にいのちは飛び交う…佐々木久春 199 帯の解き方…島田陽子 200
理由…桑原美由紀 201 まがいもの…山本 衞 202
端境期…里見静江 203 渇愛…阿部正栄 204
青い立山…池田瑛子 205 源流 水甕…秋谷 豊 206
■氷河の谷間を渡渉する放牧の羊の大群…207
■海外の詩 イヴ・ボンヌフォアの詩…中島登・訳 美しき夏/真の名まえ/夜明けの大地に/石…208
■地球情報 報告2008『地球』夏の現代詩研究会…210 第15回丸山薫賞…211
■おしらせ−朗読勉強会「扉の向こう」その2 予告…213
■編集後記
斎藤 正敏…214 鈴木豊志夫…214 大石 規子…214 小林登茂子…215 堀込 武弘…215
谷口ちかえ…215 関口 隆雄…216 結城 文…216 塩田 禎子…216 鈴木 正樹…217
松下美恵子…217 山中真知子…217 中島 登…218 石原 武…218
表紙・とびら・本文・目次カット/森 健
本文カット/鈴木豊志夫
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