きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.4.18 東京国立博物館・平成館




2009.5.13(水)


 午後から小田原の「銀座ライオン」で〈文芸のつどい〉が開催されました。地元の日刊紙『神静民報』の主催で、同社刊行の『文苑 西さがみ』(2006-2007年作品集)の執筆者を中心に40名ほどが集りました。わが西さがみ文芸愛好会は後援の形ですけど、受付を応援するなど実質的な主体です。市内で歌謡教室を開いている先生が、生徒を引き連れて唄ってくれたり、日頃なかなかお目にかかれない文人のスピーチがあったりで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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 写真はスピーチをする西さがみ文芸愛好会代表の播摩晃一氏。にこやかなお話しの中にも含蓄のある言葉が滲み出ていました。
 実は播摩代表は亡くなりました。この日記は8月11日に書いていますからそう書けるわけなのですが、8月2日午前、80歳でこの世を去っています。私が生前お撮りした写真の、最期の1枚です。播摩さんのことは8月3日のお通夜の項で詳しく書こうと思っています。生前のご指導に感謝し、改めてご冥福をお祈りいたします。




苗村吉昭氏著『文学の扉・詩の扉』
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2009.5.20 大阪市中央区 澪標(みおつくし)刊 2000円+税

<目次>
 
季節のエッセー T
受験勉強 8      モテますか? 11    彼岸の人々 14
新しき背広 16     カエル 19       無名詩人の死 22
読書感想文 25     一つのメルヘン 28   貯蓄の日 30
トパーズ 33      忘れられる過去 36
 
風の響き
微笑み 40       言霊 42        同心円 44
言葉の木 46      予防接種 48
 
季節のエッセー U
春節 52        早咲きのサクラ 54   プレゼント 57
衣替え 59       朱夏 61        夏休みの宿題 64
忘れえぬ人 67     言葉の果実 69     それぞれのベンチ 71
鍋の中身 73
 詩姿の原点
カブトつかみ 76    懐かしいノストラダムス 78
「国語表現」の授業 81  大学 83        過去という資産 85
きねずみ 87      しあわせの王子 90   愛国の花 92
詩姿の原点 95     詩を支える生活・詩に支えられる生活 96
桜の花の咲く頃 100
.  枯葉に寄せて 104
 プレヴェールの詩をどうぞ
T 朝の食事/初めての日 116
.         U 鯨とり 127
V 鳥の肖像画を描くには 139
.         W バルバラ 149
X 学校の帰り道で/劣等生/学習帳 161
.    Y 帰郷 174
Z お葬式へ出かけて行く二匹のカタツムリの歌/猫と小鳥 186
[ この愛/絶望がベンチに腰かけている 198
\ 冬の子供たちのための歌/灯台守は鳥が好きで好きで 211
X 我らの父よ/愛し合う子供たち/トカゲ 222
あとがき 234




 (帯文より)

気鋭詩人の初エッセイ集
生=詩。
生命。生活。人生。季節。すべてが詩。

苗村吉昭が書く自然体の散文は、生きることがそのまま詩にあふれた行為であることを軽やかにかつ鋭く、そして深く、指し示している。生の指標とも呼ぶべきしなやかなポエジーなのだ。後半はフランス20世紀を代表する「民衆詩人」プレヴェールへの恰好の入門書にもなっている。  山田兼士(詩評論家/フランス文学者)




詩誌『砕氷船』18号
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2009.4.30 滋賀県栗東市 苗村吉昭氏発行
非売品

<目次>
詩 あまりに小説的な
   9 愁い織り      森 哲弥…2
   11 欧州北方鉄道    森 哲弥…6
  スワミ          苗村吉昭…11
小説 薬司の森(2)      森 哲弥…22
評論 民衆詩派ルネッサンス(1)苗村吉昭…28
ソネット 虹         森 哲弥…36
エッセイ
 「女だね」          森 哲弥…38
 改札口           苗村吉昭…39
表紙・フロッタージュ     森 哲弥




個人詩誌『魚信旗』59号
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2009.5.15 埼玉県入間市 平野敏氏発行 非売品

<目次>
診断 1        無言劇 4       明かり 6
豊かさ 7       受難 8
後書きエッセー 10






   
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