2009.4.18 東京国立博物館・平成館

2009.5.15(金)

　午後から東京會舘で開催された日本文藝家協会の第63回通常総会に出席してきました。議事は執行部提案通りにすべて承認されましたけど、活発な意見が出て、なかなか面白い総会でした。長野県から来たというある会員は瑣末な質問を何度もして、聞いている方は辟易しましたけど、その人が一つだけ良いことを言っていました。「執行部は何かというと定款に則ってと言うが、私は定款がどんなものか見たことがない」と言うのです。これは事実で、考えてみれば私も見たことがありませんでした。定款どころか規約（あるのかなあ？）さえ見たことがありません。日本ペンクラブや日本詩人クラブは会員名簿を発行し、そこに規約などを載せていますから判りやすいのですが、文藝家協会は発行していませんからね。『文芸年鑑』に☆印は文藝家協会会員、書いてあるだけです。
　執行部もその非を認めて、早急に会員に発送すると回答したのは見事！　瑣末は瑣末として、重要な意見には耳を傾けるのが執行部の役割であり、すぐに対応するのは見ていても気持ちの良いものでした。

　写真に懇親会場にて。懇親会に先立ち、山根基世さんのスピーチと太宰治「魚服記」の朗読がありました。相変わらず携帯で遠くから撮っていますので、山根さん、ごめんなさい！　まあ、お顔は皆さんご存知でしょうけど…。
　文藝家協会には、この年に一度の総会だけに出席していますが、多くの参加者が日本ペンクラブとダブっていて、見た顔の人が多いのは心強くもあり、マンネリもあり、まあ、複雑なところです。ただ、私は文藝家協会で何の委員もやっていませんから、完全にお客さん状態。これは貴重なのです。何もしない、お客さん状態を楽しませていただきました。

○詩誌『弦』44号

2009.5.1　札幌市白石区 渡辺宗子氏発行　非売品

＜目次＞
論理と情緒10　−貴方の詩の原郷は／畑野信太郎
詩　トマソン黙示録／渡辺宗子
　　鍵老人のマザーグース(十九)／渡辺宗子
童話のほとり　アリスの兎穴　�T／渡辺宗子

○詩誌『アル』39号

2009.4.30　横浜市港南区 西村富枝氏発行　450円

＜目次＞
●特集　旬
苦い芽…………………………阿部はるみ…１　　　　やばい…………………………江知　柿美…３
旬・感あるいは間……………平田せつ子…５　　　　旬………………………………西村　富枝…９
クライアント（依頼人）……荒木三千代…11
●短詩　寂々淋々……………西村　富技…13
●エッセイ
リマチル坊や…………………江知　柿美…17　　　　お花当番………………………西村　富枝…21
●詩篇
地を掘る人よ私を眠らせて…江知　柿美…23　　　　笑う……………………………西村　富枝…27
劇的な日………………………阿部はるみ…29
編集後記………………………荒木・西村　　　　　　表紙絵…………………………江知　柿美

○詩誌『さよん･�V』5号

2009.5.10　神奈川県高座郡寒川町 冨田氏方事務局･さよんの会発行　500円

＜目次＞
ゲストのページ　足音が響く　　　　　　　　金井雄二…4
詩　赤い糸電話ボックス　　　　　　　　　　　全美恵…6
　　デオドラント効果　　　　　　　　　　　　　　　…9
　　瀑布――那智　　　　　　　　　　　　　富田民人…12
　　燃える空　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…16
韓国の詩　　奇亨度「細い雨が降る」訳・解説　全美恵…18
同人詩集評　直情と弾力――全美恵の詩　　　小池昌代…20
近況・雑記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…24
表紙写真　ＴＴ

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