きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.5.16 新潟・大棟山美術博物館(坂口安吾記念館)




2009.6.27(土)


 午後からアルカディア市ヶ谷で日本詩人クラブ60周年記念大会の第1回実行委員会が開かれました。現理事会を含めて70名を超える陣容ですが、そのうち60名ほどが集りました。席上、実行委員長に西岡光秋氏、副委員長に石原武氏、中原道夫氏、事務局長に北岡淳子氏を選出しました。イベントの詳細は、
 
http://homepage3.nifty.com/japan-poets-club/event/event.htm
に載せておきましたので、こちらをご参照ください。

 個人的な特記事項としては、大会の会計担当を外されたことが挙げられます。昨年の準備会では、私が担当することになってしまいましたが、今日の委員会でその話が出なかったので確認したところ、現会計担当理事が兼務することにしたそうです。良かった!
 会計担当理事は通常の業務に加えて大会の会計も見るのは大変でしょうが、業務としてはむしろスッキリすると思います。これで私は一委員・一会員としての参加で済みます(^^; もちろん協力すべきところはちゃんと協力します。いずれにしろ歴史に残る大会にしたいものだと思っています。




詩誌『グッフォー』51号
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2009.3.31 札幌市手稲区
土屋氏方・グッフォーの会発行 600円

<目次>
松田良子*純粋な夜明けへ 2          沖出利江*波立つ 4
中村千代子*タペストリーW 6         木本葉*樹が立っていて 10
原雅恵*トド岩幻日 12             昌泉塔子*ボタン 16
清藤英子*たわむれ 20             土屋一彦*続変な偏 24
金子啓子*かぼそく佇むひとに 26
FUKURO−Gufo・編集後記…28




 
続変な偏/土屋一彦

さかな偏の文字は
なかに鯨や鰐といった異種も混在させてはいるけれど
すし屋の湯呑み茶碗の胴体いっぱい
鮭に鮪に鰹つづいて鰈に鰆に鰰と魚の名前が連なって
あの文様を眼裏にインプットしたまま
新鮮な鮨なんて言葉を提示されても
まったく異質なものをながめた気分に

かい偏のばあいは同じ水棲生物でありながら
さかな偏みたいに固有名詞がぞろぞろとは現れない
大昔は貝が通貨の代わりに使われていたから
その成り立ちからカネにまつわる文字がぞろぞろと
賊や賭や賄賂も密かに出没して

けもの偏にはとうぜんながら猿に狐に狸
さらには狢や猪や獏などケモノの名前がでてくるが
狂うや猥らや猟るなど
にん偏に移管したほうがしっくり馴染みそうな文字も

うま偏の駆けるや馳せるは納得できるが
うし偏で特別の物なんて書かれると
なぜ牛がと少しだけ疑って

むし偏の文字は蚊と蝿と蜘と
蝶と蜂と虻と蝉などなどムシの数くらいたくさんあるが
まぎれこんでいる蛇や蛙
蛸や蛤にもどうしてこんなところにいるのと尋ねたい

とり偏と漢和辞典の索引表記にあるけれど
鴉も鳩も鴨も鶴も
そして鴎も鶏も右側の旁に鳥が止まった文字ばかり
おなじ生き物なのに
なぜ逆さまの表記法にされてしまったのか

 拙HPでは初めての紹介になる詩誌です。紹介した作者の近著に『へんなへん』という詩集があり、「続変な偏」は文字通りその続編です。〈狂うや猥らや猟るなど/にん偏に移管したほうがしっくり馴染みそうな文字〉という主張には納得しますね。〈まぎれこんでいる蛇や蛙/蛸や蛤〉は確かに〈どうしてこんなところにいるのと尋ねた〉くなりますけど、ことによったら大昔の中国や日本ではムシに分類されていたのかな、などとも思います。そのヘンを調べてみるのもおもしろいかもしれません。詩集と同じくおもしろい詩だと思いました。




詩誌『二行詩』28号
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2009.6.25 埼玉県所沢市
伊藤雄一郎氏連絡先 非売品

<目次>
猫草子/高木秋尾                都会・夏ほか/布谷 裕
湖をめぐる伝説/伊藤雄一郎           雪が降る/渡辺 洋
五月病/濱條智里                春/小沢千恵
ハングル・イン・ザ・男たち/全 美恵
.       友人/岡田恵美子
木陰集 青柳 悠・岡田恵美子・永野健二
先人「二行詩」を訪ねて 第十一回 幕間編/伊藤雄一郎
あとがき




詩誌『ネビューラ』7号
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2009.6.15 岡山県岡山市 壷阪輝代氏代表
非売品

<目次>
五月の木魂…………………………広畑ちかこ 2   山笑う……………………………三村 洋子 3
六月…………………………………日笠芙美子 4   まろうど…………………………香西美恵子 5
時の中の道…………………………今井 文世 6   立ち止まるとき…………………谷口よしと 7
やみ…………………………………川内 久栄 8   思い出/巡り巡る荷物…………武田 章利 9
くしゃみ……………………………岩アゆきひろ12   つかる……………………………武田 理恵 13
クリーニング取次店………………西ア 綾美 14   泣くのです………………………田原 伴江 15
吉備野の花詞(XI)−ふぢばかま…中川 貴夫 16   蛇…………………………………エイタロー 17
猫だしジャンケンの金曜日………中尾 一郎 18   五月の風…………………………田尻 文子 19
町……………………………………下田チマリ 20   洗い箸……………………………壷阪 輝代 21
エッセイの窓
展覧会ノート 二…………………行吉 正一 10   編集体験を通して………………谷口よしと 11
装幀・尾崎博志






   
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