きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.5.16 新潟・大棟山美術博物館(坂口安吾記念館)




2009.6.30(火)


 夕方から東京電機大学丹羽ホールにおいて、日本ペンクラブ・日本出版学会共催の「グーグルブック検索和解協定を検証する 〜出版流通・表現の自由・国際比較の観点から〜」というシンポジウムが開催されました。パネリストは著作権法に詳しい国士舘大学法学部教授・三浦正広氏、米国法律事務所にも勤務した経験があり国際法に詳しい弁護士・原若葉氏、専修大学准教授で日本ペンクラブ言論表現委員会委員長・山田健太氏、進行役は東京電機大学出版局長で日本出版学会副会長・植村八潮氏の4名です。

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 進行役の植村さんは別として、他の3人はよくまとまったレジメをそれぞれ提供してくださいました。問題は複雑・広範囲になりますが、言論表現委員としてご出席の電子文藝館委員会委員長・大原雄さんがペンHPで要領よくまとめています。
 
http://www.japanpen.or.jp/about/cat81/1.html
をご覧になってください。
 ここでは原弁護士のレジメから、米国の訴訟なのになぜ日本の私たちが関係するのかを紹介しておきましょう。

日本の著作者は今回の訴訟(和解)の当事者か
 集団訴訟(クラスアクション)とは
「共通点をもつ一定範囲の人びと−これを
classという−を代表して、一人または数名の者が、全員のために原告として訴えまたは被告として訴えられるとする訴訟形態」(英米法辞典、東京大学出版会)
 米国で独自の発展を遂げた。クラスを代表する者がクラス構成員であれば、他のクラス構成員からの授権等がなくとも訴訟を追行でき、かつ、その結果に全構成員が基本的に拘束される点に大きな特徴がある。公民権訴訟や消費者事件で広く活用されている。(参考文献:日本弁護士連合会消費者問題対策委員会「アメリカ合衆国クラスアクション調査報告書」)

 それにベルヌ条約上の、同盟国の著作物を内外差別しない(内国民待遇)という保護規定が加わって、米国の集団訴訟が日本を含めた諸外国に波及したわけです。
 今回のシンポジウムではそのあたりが詳しく説明されました。質問用紙も配布されて、第U部では会場からの質問にも答える形が取られました。参加者は150人ほどで、短期間での実施の割には多くの人が訪れてくれたと思います。次回は7月に予定。拙HPでも断片的ながら報告していきたいと思います。




詩誌『青芽』551号
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2009.7.5 北海道旭川市
青い芽文芸社・富田正一氏発行 700円

<目次>
作品――
富田 正一 4  浅田  隆 6  宮沢  一 7  佐藤  武 8  芦口 順一 9  森内  伝 10
村上 抒子 11  菅原みえ子 12  本田 初美 13  吉村  瞳 14  四釜 正子 15
◇同人評論 文梨政幸の詩を読む   浅田  隆 16
◇ちょっと一言
文梨 政幸 22  沓澤 章俊 22  本田 初美 23  富田 正一 23  小林  實 24
徳冨蘆花寄生木ゆかりの地碑     富田 正一 53
作品――
沓澤 章俊 26  荻野 久子 27  小森 幸子 28  横田 洋子 29  現  天夫 30  小林  実 32
仲筋 義晃 33  岩渕 芳晴 34  倉橋  収 35  能條 伸樹 36  村田 耕作 38  文梨 政幸 40
◇連載
青芽群像再見 第十一回       冬城 展生 45  青芽60年こぼれ話(八)       富田 正一 50
青芽の同人たち(2)         村田 耕作 20
告知 25・37・44・49・54・59    寄贈新刊詩集紹介 25・49      青芽プロムナード 42
寄贈誌深謝 43           目でみるメモワール 55
編集後記 60
表紙題字 富田翠芳(日本習字教育財団正師範)
表紙画  文梨政幸
扉・写真 藻波ひろこ(旭川ポエムの会会員)




詩誌『じゅ・げ・む』21号
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2009.6.25 横浜市港南区     600円
田村くみこ氏連絡先・かながわ詩人の会発行

<目次>
酔いどれ…林
(リン)文博(ウェンボー) 4
手紙…田村くみこ 6
たたずむ…宗田とも子 8
自覚…富家珠磨代 10
光合成…宗田とも子 13
紅葉坂物語…林
(リン)文博(ウェンボー) 14
飼育…田村くみこ 17
句…富家珠磨代 20
【エッセイ】音楽随想(1)〜G線上のアリア〜 林
(リン)文博(ウェンボー) 21
【読者の作品】出会い…美砂 25
【同人雑記】<宗田とも子/田村くみこ/林
(リン)文博(ウェンボー)/富家珠磨代>…26
全国受贈詩誌・詩集
題字 上野裕子






   
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