きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.7.30 伊豆・旧天城トンネル |
2009.8.19(水)
新潟・佐渡の旅最終日。佐渡歴史伝説館、佐渡トキ保護センターなどを見て回りました。佐渡歴史伝説館は配流された順徳天皇や日蓮、世阿弥などの動く人形が出迎えてくれました。佐渡の伝説として安寿と厨子王、夕鶴など馴染み深い人形もありました。売店には北朝鮮拉致被害者のジェンキンスさんもいて、販売促進に一役買っていました。
佐渡トキ保護センターでは観察回廊から、遠く離れたケージの中のトキを見るだけですが、初めて現物を見て感激です。トキを驚かさないように、雨が降っても傘を差さないことと注意書きがあり、飼育員の皆さまの細かい配慮に感心しましたね。
帰りは再び両津港からカーフェリーで新潟港へ。夏の短い旅行は事故もなく、無事に過ぎていきました。
○大森澄氏詩集『晩景』 |
2009.9.1 神奈川県小田原市 西さがみ文芸愛好会刊 500円 |
<目次>
まえがき・・・・・・・・・・3
憧れ・・・・・・・・・・・・8 運・・・・・・・・・・・・・10
波のかなた・・・・・・・・・12 季節はずれ・・・・・・・・・14
ほろ酔い漫歩・・・・・・・・16 旧友・・・・・・・・・・・・18
落ちこぼれ老いぼれ・・・・・20 小春日和・・・・・・・・・・22
晩年・・・・・・・・・・・・23 漫歩・・・・・・・・・・・・24
夕日のように・・・・・・・・26 後家賛歌・・・・・・・・・・28
冥土の旅のリハーサル・・・・30 夢・・・・・・・・・・・・・32
駅で・・・・・・・・・・・・34 余生・・・・・・・・・・・・36
郷愁・・・・・・・・・・・・38 ふうてん爺・・・・・・・・・40
たそがれ・・・・・・・・・・42 輪廻・・・・・・・・・・・・44
春日・・・・・・・・・・・・46 黄泉・・・・・・・・・・・・48
雀百まで・・・・・・・・・・50 仕事・・・・・・・・・・・・52
孫娘・・・・・・・・・・・・53 老ヤモメ・・・・・・・・・・54
紙上旅行 【短歌二首】・・56 城跡のさくら【短歌二首】・・58
お祭りや 【短歌二首】・・60 ひまご 【俳句三句】・・62
著者略歴・・・・・・・・・・65
たそがれ
暮れなずむ夕日をあびて
とり残された柿の実が一つ
からっ風にさいなまれている
からっ風の涸れ田に並び
実ることのない古株の芽が
弱々しく伸びている
いつの日か
どこかで見たような
身につまされるこの晩景
西さがみ文芸愛好会でご一緒している著者の第5詩集です。多くの小説集や随筆集をお出しになっていて、日本作家協会賞を受賞した小説もありますが、詩集としては25年ぶりのようです。現在95歳。その息の長い文芸活動には日頃から敬服しています。
この詩集に「晩景」という作品はありません。紹介した詩の最終行から採ったと思われます。自身を〈とり残された柿の実〉、〈実ることのない古株の芽〉と喩え、詩としての完成度を高めていますが、現実にはそんなことはありません。西さがみ文芸愛好会のさまざまなイベントにも出席なさり、皆さんに囲まれて楽しそうです。今後もお元気でご活躍なさることを祈念しています。
○文芸誌『びらん樹』12号 |
2009.8.1 神奈川県小田原市 鈴木英之氏方・びらん樹の会発行 非売品 |
<目次>
祥子の小田原町万年四丁目界隈 角田 幸子 1
島のオンデコ 小澤 敬子 6
身辺整理 奥津 尚男 12
愛・シャガールと日本の美 鈴木加代子 17
アルメニアの旅の間に−トウノの畑− 鈴木 宣子 24
−連載−
疎開せし頃−戦後の点描(昭和二十年〜四、五年)− 風間 笙子 31
越前めぐり(一) 下田 勝也 40
犬一匹と猫三匹(五) もりしろさきは 52
小説−アルビノーニが聞こえますか 橋フミ子 59
「豊かさとは何か」.再び地域の再生を考える 鈴木 英之 73
眼差し 河原 瑤子 76
頬 白 小田 淳 85
表紙 杉山 七重
○詩誌『展』75号 |
2009.7 東京都杉並区 菊池敏子氏発行 非売品 |
<目次>
●六月の記録:五十嵐順子 ●足・よろこぶ:菊池敏子
●そら:山田隆昭 ●蓮:河野明子
●残った言葉:名木田恵子 ●みんなでひとこと