きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.8.18 佐渡・沢崎鼻にて |
2009.9.16(水)
午後から小田原のレストランで「西さがみ文芸愛好会・播摩晃一代表を偲ぶ会」が開かれました。ご遺族、会員はもとより地元の新聞社社長、書店店長、編集会社代表など40名近い人が集まり、身動きもし難いほどでした。播摩さんが慕われていたことがよく分かります。なかでもご遺族の息女は播摩さんの詩を朗読され、ご家族の中での播摩さんを偲ぶことができました。
私は播摩さんの第1詩集『本当のぼくの問題』から同名の詩を朗読させていただきました。コピーも持参して配布しましたが、半世紀も前に書かれた作品とは思えない斬新さを覚えました。その当時から人間を見る眼の確かさは終生変わらず、改めて播摩晃一という人間の、詩人としての偉大さを感じています。ご冥福をお祈りいたします。
○アンソロジー『炎樹2010』 創立20周年記念 |
2009.9.11 千葉県我孫子市 炎樹の会・鈴木文子氏発行 2000円 |
<目次>
赤木比佐江――重い手/トランペット草の花の下で/影/ペルーの風/ティランシア/チチャ 8
一宝 実―――召集令状/奇妙な石/浦島太郎/狭い庭の風景/茶袋の米/舞鎮零/一九四四年十二月/母が蒸したパン/畑 14
猪野 睦―――日常のなかで/同人誌時代/おぼろ時代/食材/あるじたち/日本の空 20
大久保せつ子―故郷/二〇〇八年 師走/囚われの少女/檻の中の学枚/再び歩き出す日へ/西陽のさしこむ病室/別離/ひびわれた あさ/花山伝説/闇/中央特快にて/平和を 26
片羽登呂平――北(きた)の哭(こく)/釣り落とした魚/ソネット/題名のない二十八行/氷をさくさくと齧る 34
萱野笛子―――花野/ヒロシマ橋/紅い手編み/林檎/旅籠/石畳 42
恋坂通夫―――梟/小市民の定年/分かされのくに/恋/花と蝶/生命 48
光田年雄―――夢四編/酔いどれて季(とき)よ/咆哮の谷/断層/五月(さつき)さん 56
坂田トヨ子――一〇三六人の若者たちへ/眠り/壊れるのは/願い/兵士たちよ/二度と繰り返さないように 62
佐藤文夫―――ある朝/地下壕で死んだ子どもたち/秋の酒宴/なんなんだ/島々/なにか大切なことを/孫の手/牡蠣 68
茂山忠茂―――読書の赤/沖縄の証言/帰還/回転/美しい嘘/問い/校正 76
白永一平―――老いて飛ぶ/九条の夢/さらさらと骸になって/廃線の日の鉄道は/探査衛星「かぐや」から/言葉/白馬岳/いなか暮らし 82
鈴木文子―――椅子/浦じまい/小さな人間の大きな手/生きものたち/漏水の壺/よくぞ健在で 90
瀬野とし―――涙/時間/花は……/ゴキブリ/スナドリネコ/湯 96
高橋英男―――カレーライス/シクラメン/肩書き/千登世橋/牡蠣を焼きながら/街灯 102
滝いく子―――生きて いま/名について/新しいこと/希望/食卓/寒い夏/母 108
立川千年―――神、天に帰るとき/お祭り、……… 116
津森太郎―――寸法たらず/老齢の壁/掬い損ね/ふるさと/雑吟 十二句/落書き/三つの寝袋/水鳥の円陣/終着駅の雀たち 118
仲 玲央―――海からの言伝(ことづて)/大木の死/羅臼にて/疵 124
中村藤一郎――ある寂蓼/鬼畜/泡/宿痾/精一杯生きた母に/商人 131
中山公平―――酒/課題/昼下がり/ことば/ピース ウォーク/平和行進 139
鳴海英吉―――鬼/念仏・2/酒 145
西山正一郎――新年/犬ほかし/もぐら打ちの唄/壺焼き/遺言/百年たったら 147
堀内みちこ――小鳥さえ止まりに来ない木/旅のかげろう/ヒミツの日めくりカレンダー/海辺のカフェで待ってて 153
本多照幸―――バクダッドからの招待/黄砂に乗って/ポロニウム/敵は/僕の好きなもの 159
三浦健治―――沈黙は金/名刺/貧者の血筋/ちいさな町の残像/夢をつくる/アーチ橋/いまなら まだ 167
宮崎 清―――ボードレールの憂鬱/エリオットの猫/夏椿の下に/ビルには灰いろのヤモリが……/ホームレスの唄/幻の句碑/いまはおとこが… 175
炎樹創立20周年を迎えて 三浦健治 183
「あとがき」にかえて 鈴木文子 195
同人詩書 196
同人住所録 198
装画 加藤 修
○『千葉県詩人クラブ会報』207号 |
2009.9.15 千葉県茂原市 斎藤正敏氏発行 非売品 |
<目次>
第31回ちば秋の詩祭 1
文学の旅を楽しみましょう! 2
未完成な挿話/池山吉彬 3
新会員紹介 3・5
会員作品特集「草木の夏」 4
石井藤雄詩集『梨作りの名人』評/大掛史子 6
新会員の作品 6
上山ひろし詩集『愛についての詩篇』紹介 7
千葉市生涯学習センター主催 詩の朗読会 7
会員活動 受贈御礼 編集後記 8
○詩誌『どぅえ』XXI号 |
2009.10.1 京都市左京区 未踏社・有馬敲氏発行 700円 |
<目次>
有馬 敲 2 鬼門方除祭始末
井上 哲士 12/小倉山の麓で 花ありて(1) 花ありて(2)
根来眞知子 18 失せもの 健康志向 気象予報
穂田 清 24 お婆ちゃんの茶飲み話 41 お婆ちゃんの茶飲み話 42 お婆ちゃんの茶飲み話 43 お婆ちゃんの茶飲み話 44
本多 清子 32 定期入れ
村上 知久 36 そこ あき からっぽ 切り取られた秋
安森ソノ子 42 コーラス・フェステイヴァル 九十八歳の実母と
48 編集メモ