きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.8.18 佐渡・沢崎鼻にて |
2009.9.17(木)
大根が発芽しました!
3日前に裏の畑へ大根の種を100ヵ所ほどに蒔きました。義兄の指導を受けて、1ヵ所に直径5cmほどの丸い穴を浅く空け、そこに等間隔で4粒の種を置いて、軽く土を被せておきました。義兄は、サカタの種は優秀だから100%発芽する、と言っていましたが、まさにその通り、ぜんぶ見事に芽を出しています。感激しましたね。
これまでも義母の指導でスイカの苗を植えたりしたことはありますけど、種を植えるというのは今回が初めてです。苗は植えた瞬間から緑色の葉がありますからそれほど感激しなかったのですが、土からちょこっと緑の葉が出ているのを見て、凄いものだなと思ったわけです。植物は素晴らしい! 人間がどんなに努力をしても葉を作ることはできません。それを植物はいとも簡単にやってしまうんですね。
1ヵ所に4個の種を蒔いたのは、3本を間引いて1本だけを残すためだそうです。だから100本の大根ができる計算になりますけど、何本か、何十本かはダメになるでしょう。それでも70〜80本は収穫できるのかなと思っています。親戚中に配り歩いても、大根責めの日々が近づきそうです。
○新・日本現代詩文庫68『大石規子詩集』 |
2009.9.30 東京都新宿区 土曜美術社出版販売刊 1400円+税 |
<目次>
詩集『一丁目一番地の女のおしゃべり』(一九七五年)抄
序 高田敏子・10
一丁目一番地の女のおしゃべり・11 わたし・12
不思議なわたし・12 紅茶と音楽・13
街の夕日・14 クラス会・14
驟雨のあと・15 ある日・16
厨の流し−三渓園にて・16 プランクトンの子守唄・17
老人・18 手・18
母・19 桜の季節・19
盆祭り・20
詩集『小さな恋唄』(一九八一年)抄
序 高田敏子・21
帯・22 待宵・22
さくら・23 あけび・24
かたち・24 舞扇・25
歌仙月・26 戻り棟・26
安曇野の七夕・27
詩集『あかねさす』(一九八六年)抄
春雷・28 紅のわかれ・28
丑三つ時・29 あかねさす・30
秘めごと・31 乳の声・32
通り雨・33 戻り梅雨・34
女人高野・34 陶土の歌・35
抱く・36 海鼠・37
鵲−韓国にて・38 土饅頭の墓−韓国にて・39
秋 深し・40 名残りの雪・40
詩集『おとなのわらべ唄』(一九九〇年)抄
青梅雨・42 秋篠寺・43
宵庚申・44 <心中>.考・45
いのちの池・46 化身・47
狩人・48 かごめ かごめ ・49
通りやんせ ・51 長恨歌・52
一人遊び−あとがきにかえて・53
詩集『ゆめ うつつ』(二〇〇三年)抄
骨笛・55 針供養・55
湯豆腐・56 七夕・57
闇の蛍・58 潮だまり・59
擬傷・59 雪の鶴・60
影の鳥・62 樹霊・62
夢のつづき・63 蛍・64
電車の中・65 紙の女・66
伊豆の雪・66 つくつく法師・67
向こう岸・68 ラ・メール・69
港のメリー・70
詩集『学童疎開』(一九九三年)抄
空襲警報・71 最後の疎開・71
ビスケット・72 池谷さん・73
箱根細工の店の前で・74 食べ物・75
六年生・76 棟梁になった国雄ちゃん・77
がんぱしねぇ タイちゃん・77 線路を行けば・78
僕の昭和二十年・79 シラミとノンちゃん・80
あけみちゃん・81 笹本先生のお話・82
その頃の歌・82 失ったもの 残ったもの・84
詩集『学童疎開その後』(二〇〇六年)抄
八月の友だち・85 石段の子ども・86
鋏・87 箱根の雪−テオ・ツェーラーに・88
赤い縞の着物−幸恵さんの話・89 名簿の一行・91
ララ物資・92 金網の向こう・93
丘に眠る小さな星・94 火の海・95
椿・96 夏の母・97
夕暮れの母・98 祖父母の家・99
写真・100. こぶしの花が咲くと・100
「無言館」−戦没学生の遺作収集館・101 「Y市の橋」・102
不二夫さんという名・103. 昔 戦争があったんだって・104
未刊詩篇より
詩人の魂・106. 白磁の壺・107
舟・107. あどけない人・108
月桂樹の葉・109. 水橋さん・110
金杉篤彦さん・111. 夫婦の会話・113
金婚前夜・114. 水町通り・115
豊穣の女神・116. 困る夢・118
エッセイ
『山ぼうしの咲く庭で』−堀多恵子さんを訪ねた日・122
朗読しても寂しい中也の詩−ゆりはじめ著『中原中也論』に触れて・125
あるがままに生きて−死とともに歩んだ歌人吉野秀雄・129
墨色七彩−パリに生きた銅版画家長谷川潔・133
香月泰男を観る−「没後三十年<私の>シベリア、そして<私の>地球」展・138
『一文字草紙』(一九九九年)より・140
解説
すみさちこ ラ・メール 大石規子の世界・144
水橋晋 虚虚実実のセクシュアリテ−大石規子詩集『おとなのわらべ唄』・150
石原武 疎開っ子の戦記−大石規子著『八月の友だち』・153
年譜・156
(表4より)
古典に裏打ちされた恋唄の美しいたくらみにたっぷりと酔わせながら、女がいちばん美しく重く稔る頃の秘めた恋に揺すぶられていた彼女の唄は、寒冷な海域の中で醒めている眼から紡ぎだされたものだ。
その眼がなくて創りというものはありえない。半身は暖まらない日陰にいてじっと詩の対象物を観つめる。(中略)たとえ自身が傷ついても、消え入るように許してしまう心は慈母観音でなくてなんだろう。(すみさちこ・解説より)
ことセクシュアリテについていえば、女でなければ書けない詩があり(百戦錬磨の男ですら「女」の詩を書いて成功した作品は、まれ、もしくは皆無といっていいでしょう。というのも「女」の詩は男の詩でもあるという両義性を備えていますから、男は太刀打ちできない宿命を背負っています)、しかも大石さんのセクシュアリテは、性(さが)のもつ業を業として見据えたうえでの天真爛漫さを表出させたものが多く、そのぶん、うっかり引摺られると怖いような罠も含んでいます。(水橋晋・解説より)
大石規子という詩人は風貌も言葉もつねにきりりとした輪郭をもっている。内に秘める決意が曖昧な影を掃うのであろう。少女の頃から多くの受難を経験し、苦しみも歓びも、多感に生きてきた来歴がうかがわれる。(石原武・解説より)
○季刊・詩の雑誌『鮫』119号 |
2009.9.10 東京都千代田区 鮫の会発行 500円 |
<目次>
鮫の座 井崎外枝子 表紙裏
[作品]
眩惑の門 高橋次夫――2 悩みの裏側 いわたにあきら――5
嘘の挿木 飯島研一――8 いつかの風 原田麗子――10
ふしぎな ひ 前田美智子――12 ハリネズミ 岸本マチ子――14
鳥の思想 瓜生幸三郎――16
[詩書案内]
くにきだきみ・詩集『国家の成分』高橋次夫――18 中正敏・詩集『いのちの籠・3』原田麗子――18
長津功三良・詩集『飛ぶ』瓜生幸三郎――18
[作品]
立ちつくす樹 井崎外枝子――20 初めてのお稽古 松浦成友――23
座椅子 松浦成友――24 七夕祭り 芳賀稔幸――26
深淵 芳賀稔幸――27 枯れ野 仁科龍――30
愛シテイル 原田道子――32 終わりの始まり 大河原巌――34
根古屋 大河原巌――35
[謝肉祭]
いい女二人 飯島研一――36 遊びたい・む 前田美智子――58
[詩誌探訪] 原田道子――39
編集後記 表紙・馬面俊之
○詩誌『ひを』13号 |
2009.8 大阪市北区 三室翔氏発行 286円+税 |
<目次>
三室 翔 たまご記念日 2 のびる 4
古藤俊子 花のためのメモY 6 花のためのメモZ 8
寸感 三室 翔 10
古藤俊子 11