きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.9.4 筑波山・ガマ石




2009.10.1(木)


  その2




阿賀猥氏詩集
『転生炸裂馬鹿地獄、割れて砕けて裂けて散るかも』
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2009.8.25 東京都世田谷区 七月堂刊 1200円+税

<目次>
0 転生後―――――――3   1 転生前―――――――7
2 四女ラクなど――――8   3 その他の姉妹――――18
4 原口佳和――――――28   5 鼻輪姫など―――――34
6 犬物語―――――――37   7 猫物語―――――――46
8 豚物語―――――――58   9 鳥、蝿、ティラ嬢など―66
10 最後に―――――――80




詩・版画誌『青帝』28号
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2008.9.吉日 長野県伊那市
青帝社・中原健司氏発行 5000円

<作品目録> 蔵書票
佐々木廣行 わが青春−姫路−の思い出 (木版)…2  柳原雅子  ホオの木        (木版)…4
大野隆司  ぼくの乗り物       (木版)…6  永嶋新司郎 ルリユール       (銅版)…8
青島弘治  躑躅           (銅版)…10  坪井真弓  べルリンにて      (銅版)…12
鈴木孝憲  鳥蟲篆による書票・愛池堂蔵書(篆刻)…14  田丸りえ  眠り      (カラーコピー)…16
日鳥孝一  鳥の夢          (CG)…18  大倉文   落とし文        (木版)…20
中原紀子  かなた          (木版)…22  今岡育子  
Llfe Function     (木版)…24
中原健司  猫のくる日々       (木版)…26




 
落とし文/大倉文

むしの「無」の字をちょいとまるめ
急ぎの用事があるらしい
どなたこなたの消息かしら
うつうつとうつせみの溜息かしら

ある原を走りつづけた業さまが
ぬばたまの夢ゆめ逢わずよもすがら
つとめてときめく「おとしぶみ」
たまきはる露つゆ知らず あはれなり

いにしえの田圃を描いた織さまの
侘茶お菓子にすがた変え あななまめかし
遥かくまなし彼方くまなく隠れ文字
あまざかるうつろい惑う いとをかし

謎の人文字くるくる巻いて
むらきもの心もとなく しをり居り
折しも栂の木 次つぎと契りちぎりて
どちらの枝に結びましょうか

 これは珍しい雑誌を頂戴しました。この号はわざわざカラーコピーしてくれたものですが、次号は現物ですので貴重さが判ります。一枚一枚版画を貼り付けた手作りの本です。限定40部しか出版しておらず、版画の現物添付を考えると、5000円という頒価も納得できます。ここでは大倉文さんの作品を紹介してみましたが、見開きの右に詩、左に蔵書票の版画という構成です。詩に関連した版画となっていました。




詩・版画誌『青帝』29号
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2009.9.吉日 長野県伊那市
青帝社・中原健司氏発行 5000円

<作品目録> 短詩
大野隆司  暴発(木版)・・・・・・2     佐々木廣行 七夕(木版)・・・・・・4
柳原雅子  七夕(木版)・・・・・・6     大倉 文  立ち待ち月(木版)・・・8
なかはらのりこ さくら(木版)・・・10     中原健司  遊園T(木版)・・・・・12
鈴木孝憲  万葉集より(一)(篆刻)・14     今岡育子  090909(リノカット)・・16
田丸りえ  無題(紙版)・・・・・・18     坪井真弓  山岳讃歌(銅版)・・・・20
日鳥章一  魚の時間(銅版)・・・・22     青島弘治  いざ生きめやも(銅版)・24
永嶋新司郎 海(銅版)・・・・・・・26






   
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