きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.9.4 筑波山・ガマ石




2009.10.2(金)


 一日中、雨の金曜日。日中は所要を済ませて、夜は思い切って牛込神楽坂に行ってきました。金丸麻子さんが出演する「ボンボヤージュ」を初めて訪れました。以前からお誘いは受けていたのですが、なかなか機会がなく、ようやく実現しました。
 一言で云えば“音楽の店”。ピアノをバックに歌うというシンプルなものですけど、実にあたたかいお店です。店のママさんを始め、歌手お二人が歌うのは当然ですけど、お客さんまで歌うのには驚きました。なかには近々発表会があるという女性グループもあって、練習にと歌っていました。ほとんどがシャンソン。早口のフランス語をきれいに歌う男性も登場。皆さん、うまいなあ、と感心させられました。

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 携帯で遠くから撮った写真で、ゴメンナサイ。お前も歌え、演歌でもいい、と言われましたので、やむなく私も出演。カラオケは慣れてますが、ピアノに合わせてというのは初めてでしたからまごつきました。しかし、こちらが合わせる必要はなかったんです。ピアニストがちゃんと合わせてくれました。1曲目はまったくダメでしたけど、2曲目は慣れて、ピアニストがにっこりしてくれて、ああ、うまくいったんだなと思いました。錯覚かもしれませんけどね(^^;

 くせになりそうな店です。天神町の日本詩人クラブ事務所からも歩いて行ける距離ですので、もっと早く知っていれば良かったなと思いました。事務所での仕事が終わったあとに寄れたんですけどね。今は理事を退任していますから、ほとんど事務所には顔を出していません。ま、それとは関係なくてもまた訪れてみます。




個人誌『る』創刊号
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2009.9 横浜市磯子区 弓田弓子氏発行 非売品

<目次>
−詩−
リンゴまで・・・・・・2     朝、郵便ポストの前で・6
夕ベの尾、は・・・・・8     だめだったんだ・・・・10




 
朝、郵便ポストの前で

もうきんようだ
もうきんるいだ
もがき
もがくほど
もうきんようだ
もうきんるいだ
あのひとは
しんるいだ
じんるいだ
このひとは
しらない
しんぶんの
しらないひと
しんぶんしじょうのひと
しんぶんしのひと
しらないひと
しんぶんしじょうのひと
おぼえているけど
ちじんじゃない
しんぶんはいたつのひと

あったことが
あった
ごくろうさん
あいさつしたことが
あった
おーとばいとばし
いそいで
さった
あした
どようびだ

 〈長いこと手作りの雑誌を発行したいと考え、なかなか発行には至りませんでした〉(あとがき)という弓田さんが実現させた個人誌です。紹介した詩には言葉遊び的なおもしろさと、弓田詩の特徴でもあるアイロニーが表出していると思います。長くお続けください。




後山光行氏著『笹が原民話』
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2009.10.10 大阪府岸和田市 粋青舎刊 非売品

<目次>
はじめに
一、  きつね火         8      二、  魔            8
三、  家の守り神        9      四、  天気予報         10
五、  えんこう         11      六、  蛇とカエル        12
七、  山の虹          12      八、  雪落とし         12
九、  ヘビの指切り       13      十、  釣竿の話         13
十一、 玄関の敷居の話      14      十二、 地蔵さんも披露宴に    15
十三、 月夜の蟹         15      十四、 春の不幸         16
十五、 印鑑           17      十六、 夢の話          17
十七、 きつねの嫁入り      18      十八、 きつねのごちそう     19
十九、 娘さんの出迎え      20      二十、 娘さんの着物のすそを…  20
二十一、未確認飛行物体?     21      二十二、逆夢(さかゆめ)     22
二十三、ひも           22      二十四、犬の遠吠え        23
二十五、藪神さん、地蔵さん、仏さん24      二十六、大口と地蔵さん      24
二十七、ねこのヒゲ        25      二十八、カラスウリの種      25
二十九、石碑の字を消すえんこう  26      三十、 えんこうがさばっていた話 27
三十一、えんこうにひっぱられた話 28      三十二、動物の予知能力      28
三十三、蛇の骨          29      三十四、カラスの鳴く時      30
三十五、椿の花は仏壇には     30      三十六、わにいしの岩       31
三十七、土瓶石(どびいし)さん  32      三十八、字をなするえんこう    33
三十九、鬼を呼ぶ大声       33      四十、 蟹の恩返し        34
四十一、牛の泪          35      四十二、オオネのおっさんの首つり 35
四十三、海に沈んだら       36      四十四、鉄砲の玉         37
四十五、花電車          37      四十六、血を犬になめられたら   38
四十七、犬の胃がやける      38      四十八、白い鳥の話        39
四十九、猫のひげ(2)       39      五十、 ビクを引く話       40
五十一、柿の木にのぼったら    41      五十二、えんこう(河童)(2)   41
五十三、油を売る話        42      五十四、鉄管ビール        43
五十五、おてんとうさんの傘    43      五十六、きれいな夕焼け      44
五十七、みみずにしょんべん    45      五十八、桑の実          45
五十九、盛り土          46      六十、 雪の夜          46
六十一、燕の巣          47      六十二、たのもし         47
六十三、えんこう(3)       48      六十四、じゅうやく        49
六十五、ハミ           49      六十六、冬の栗          50
六十七、カラスの遊び       51      六十八、蜂の巣          51
六十九、蛇の皮          52      七十、 柊            52
七十一、醤油屋の話        53      七十二、爺さんは村長さん     54
七十三、土葬           54      七十四、埋葬           55
七十五、父親の約束        56      七十六、キツネにつままれた話   56
七十七、タマゴを飲んだ青大将   57      七十八、ひとさらい        58
七十九、ちょっとつまみ食い    58      八十、 子供の挨拶        59
八十一、怪我の血止め       59      八十二、もちつき         60
八十三、バケツをかぶると     60      八十四、蟹の話          61
八十五、蛭の話          62      八十六、鰈と平目         62
八十七、カラスのいたずら     63      八十八、みつまたの杖       63
八十九、出てきんさったお母さん  64      九十、 春の稲妻         65
方言辞典             67




詩誌『花』46号
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2009.9.30 東京都中野区
菊田氏方・花社発行 700円

<目次>
評論
私の好きな詩人(9)タゴールの詩とタゴールについて 林 壌 22
三十一文字が負わされたもの 宮崎 亨 26

花 呉 美代 6                まぼろし 山田隆昭 7
泡 宮崎 亨 8                橋・少女に 高田太郎 9
世之介? 秋元 炯 10             鬼ごっこ 沢村俊輔 11
尻尾のない蜥蜴 神山暁美 12          グレーが美しい理由 甲斐知寿子 13
秋霖 鈴切幸子 14               水をやる 原田暎子 15
なかなかうまくうまれられない ――若いYに そして Eに 清水弘子 16
蹌踉と渉る 田村雅之 18            旅の終りに 宮沢 肇 20
月島 峯尾博子 30               雀との問答 菅沼一夫 31
ステップ 青木美保子 32            文化財難民展にて 湯村倭文子 33
文鳥 酒井佳子 34               ブーケの香り 佐々木登美子 35
カナカナ 塚田秀美 36             マザー さき登紀子 37
紫木蓮 水木 澪 38              峡東から 中村吾郎 39
星あかり 川上美智 40             凍る河を渡る 平野光子 41
骨考 V ――光のうちに 鷹取美保子 42    沼とふとん 岡田喜代子 48
ビーズの髪飾り 篠崎道子 49          ふたり 他一篇 吉田隶平 50
雨戸 坂東寿子 51               南極と難局 石井藤雄 52
廣島平和祭壮行会 和田文雄 53         霧が晴れて 都築紀子 54
千羽鶴 −十四号埋立地で− 北野一子 55    手の序章 他一篇 柏木義雄 56
心やさしい阿漕
(あこぎ)の一矢(ひとや) 狩野敏也 58 月蝕仕様 丸山勝久 60
一茶の小径 天路悠一郎 62           ザムザの死んだ朝 他一篇 菊田 守 64
エッセイ
この一篇(6)−自作・自註 鷹取美保子 44    木の花 木の実(6)欅の実は小さくて 篠崎道子 46
落穂拾い(11) 高田太郎 66           詩の川の辺り(6)石原吉郎 菊田 守 67
敬礼で挨拶 佐々木登美子 74
講演要旨
「風」の勢いに乗って ――土橋治重の活力 伊藤桂一 68
伝統文化の継承と発展 中村不二夫 70
書評 北野一子詩集『道知辺』 「語り尽くす」意志を秘めて 森 哲弥 72
詩誌「花」創刊十五周年・土橋治重生誕百年記念会報告 山田隆昭 75
花窓 82
同人会報告 83
同人会名簿 84
掲示板 87
「花」後記 表4                 題字 遠藤香葉






   
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