きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.9.4 筑波山・ガマ石 |
2009.10.3(土)
その2
○たかとう匡子氏詩集『女生徒』 |
2009.9.29 東京都新宿区 思潮社刊 2200円+税 |
<目次>
T
花はかがんで
コンクール 8 危険がいっぱい 12 食べつづけ 16
十八歳――Kの失踪 20 さようなら 24 遠足 28
空だって 32 雨模様 36 なぞなぞ遊び 40
花はかがんで 44 五月病 48 密室の 52
U
後ろ姿
教科書をひらく 56 紙の舟 60 お気に召すままに 64
森の幼稚園 70 後ろ姿 74 紙細工 78
地図帳をなぞる 82 盲目の馬 84 誰かさん 86
自覚 88
あとがき 91
(帯文より)
この詩人にとって長年勤めた学校とは、ほんとうは長い長い夢魔だったのではあるまいか。夢魔のなかで構成された言葉の移ろい。緻密な仮構によって登場した主語たち(女生徒たち)のなんと可憐でひりひりする情熱よ。そこに私たちが見るのは、一貫したねばりの現実凝視によるま新しいたかとう流変容(デフォルメ)の手法である。
○千木貢氏詩集 『暗きより冥きに渡る花見坂』 |
2009.9.30 埼玉県坂戸市 タルタの会刊 1000円 |
<目次>
ぶら下げて 6 喘いでいる 8 見えない電車 10
みつからないことが大事 13 家守 16
あける 19 朝の色 23 茶碗の中 27
落剥 31 森の街 36 風鈴 40
石婆 44 足跡 49 二〇〇六年十二月九日 52
海峡 56 失踪 58 某日 60
霊柩車についてゆく 63 剪定鋏 66 定年 69
(挨拶文より)
一昨年の詩誌「タルタ」創刊、昨年の詩論集「あ、の実現」に繋いでことし詩集をまとめました。風景がそのまま詩であるにはまだ途上ですが、このささやかな詩群をすきま風のように感じていただけたら幸いです。 千木 貢
○季刊詩誌『竜骨』74号 |
2009.9.25 さいたま市桜区 竜骨の会・高橋次夫氏ほか発行 600円 |
<目次>
特集
長津功三良詩集『飛ぶ」
真に「飛ぶ」ことの意味を問いかける人 鈴木比佐雄 28
滋味あふれる方言詩の世界 友枝 力 32
上田由美子詩集『八月の夕凪』
新しいひろしまの詩の創造にむけて 福谷昭二 36
いのちの尊厳を願う静謐な祈り 高橋次夫 40
<作品>
野鴨 森 清 4 生 松崎 粲 6
雀三題 木暮克彦 8 武蔵野 極月 篠崎道子 10
汁の変身(かわりみ).松本建彦 12 花のある園庭 今川 洋 14
裸の木 長津功三良 16 宣誓 上田由美子 18
でも通れない 内藤喜美子 20 たまらん坂 島崎文緒 22
挨拶もなく 河越潤子 24 祭ばやし 庭野富吉 26
黒浜沼畔にて 対馬正子 44 実りの季節に 横田恵津 46
耳鳴り 高野保治 48 一閃して 高橋次夫 50
あせもどき 友枝 力 52
羅針儀
「平塚空襲パネル展を見て」 内藤喜美子 54 「無花果」他一篇 上田由美子 55
本所・深川、隅田川(七) 高野保治 58
書窓
原田道子詩集『曳舟』.木暮克彦 62 『川崎洋子詩集』 島崎文緒 63
海嘯 まるいことば四角いことば 松本建彦 1
編集後記 64 題字 野島祥亭