きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
081121.JPG
2008.11.21 静岡県裾野市・五竜の滝




2008.12.24(水)


 午後から日本ペンクラブ会館の3階大会議室で「アンバル・パスト氏を囲む会」が開催されました。アンバルの、日本での最後のイベントになります。日本詩人クラブの要請に応えて、会を催してくれたペンクラブ関係者の皆さまに、当事者の一人として改めて御礼申し上げます。

081224.JPG

 石原武さんのショート・スピーチ「詩と体制」を始め、ラテンアメリカ文学に造詣の深い出席者の発言が多く、アンバルにとっても有意義な会になったのではないかと思います。会議室が狭いので、30名ほどの限定になりましたが、その分、参加者の多くがアンバルと親密に話ができたと思います。

 終わったあとの懇親会は、いつもの「浜町亭」。こちらにも日本詩人クラブの会員を中心に20名近くが出席してくれました。日本の詩壇・文壇の普段着の姿をアンバルに見せられたのではないかと思います。明日は帰国。日本の良い思い出を持ち帰ってくれればいいですね。2週間に渡る滞在、お疲れさまでした!




藤子迅司良氏詩集『みつぎ倉庫から』
mitsugi soko kara.JPG
2008.12.14 宮崎県宮崎市 本多企画刊 2500円+税

<目次>
寒波
寒波−中央線武蔵野 10 風の町で−上野駅前 13 冬の熱帯魚 15
東京湾 17       今日、人ゴミに−新橋で 19
冬鳥
小春 24        冬鳥 27        大寒 30
あといくつ寝ると 33  霜の朝 35
阿蘇十一景
光り音 40       坂梨 42        初冬 44
二月の… 45      火祭り 48       生きるということ 51
走り去る風景 53    脈野
(なみの) 55     半夏生 57
響 58         独楽 60
曇り空
濁色 64        水滴 65        曇り空 67
年月 69        今日の空 71      収穫 75
風の強い日
風の強い日 80     屋上で 82
夜の気配 85      代償 88        人間と犬、どっちが悲しいか 92

呼ぶ声 98       道 100
.        水煙 102
草原 104
.       南阿蘇村にて 105.   道の向こうに 110
 *
あとがき 114




 (帯文より)

身につまされるような孤独感が
四方の壁から忍び寄ってくる ああ
いるはずの虫たちは
どこへ隠れてしまった
季節季節の讃歌に
合わせることもできないまま
巡り来るばかりの混沌に
憤慨すら寒気に白濁して行く 風
行く

そしてまた行く 風
              (「今日、人ゴミに−新橋で」より)

 本詩集中の「曇り空」は、初出では
「曇り日」でした。ハイパーリンクを張っておきましたのでご参照ください。




詩と散文RAVINE168号
ravine 168.JPG
2008.12.1 京都市左京区
薬師川虹一氏方・RAVINE社発行 750円

<目次>
詩■
『天野大虹作品集 画と詩』より 石人 1
 ※
山本由美子 小さな手 2          木村三千子 川の畔で 4
白川  淑 ご近所さん(は) 6       並河 文子 ひでりつづき 9
古家  晶 夢のなかで 12         名古きよえ 巣立つ 14
中島 敦子 柑橘の春 16          成川ムツミ 記憶するもの 18
ヤエ・チャクラワルティ 荒川 23      苗付 和正 母の庭 26
村田 辰夫 悲喜寸描 28          木村 彌一 月 30
薬師川虹一 視線 32            リジア・シムクーテ詩集『輝く風』の内「太陽にきらめくドア」より 34
乾   宏 少うし考えていること 36    久代佐智子 電車 38
荒賀 憲雄 沙漠の水 40          早川 玲子 クイズ 43
牧田 久未 反射あるいは万華鏡 46     藤井 雅人 世界樹一北欧神話から− 48
中井不二男 ファド2−月田秀子さんに捧げる− 50
石内 秀典 倚りかかる 54
同人語■
木村三千子 新国民歌 20          荒賀 憲雄 城陽の、こわーい詩人 21
石内 秀典 まいごの…… 22
エッセイほか■
乾   宏 喜志邦三先生とアナキスト植村諦と 56
村田 辰夫 T・Sエリオット詩句・賛(36) 58
<表紙>『天野大虹作品集画と詩』より「白い船」(1933)




詩誌『石の詩』72号
ishi no shi 72.JPG
2009.1.20 三重県伊勢市
渡辺正也氏方・石の詩会発行 700円

<目次>
スイング 濱條智里 1           笛と儀礼 橋本和彦 2
朝霧/釣鐘人参/自動 真岡太朗 4     永遠のコドモ会XV つくよみうた 高澤靜香 6
風穴 濱條智里 7             花の名前 大西規子 8
木の実 西出新三郎 9           オゴロ 谷本州子 10
旅 加藤眞妙 11
三度のめしより(二十六) どうしても隠さなければならないことがある 北川朱実 12

眠る 落合花子 16             百道浜慕情 奥田守四郎 17
羽化 浜口 拓 18             水鏡 澤山すみへ 19
記号譚 X 米倉雅久 20          海岸列車 北川朱実 21
木 渡辺正也 22
■石の詩会CORNER 23         題字・渡辺正也



   
前の頁  次の頁

   back(12月の部屋へ戻る)

   
home