きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.5.16 新潟・大棟山美術博物館(坂口安吾記念館)




2009.6.2(火)


 数年ぶりで箱根・仙石原の「ポーラ美術館」を訪れました。「肖像の100年 −ルノアール、モディリアーニ、ピカソ」展をやっていました。美術館の案内によれば、
 <肖像は、古代より絵画・彫刻に表現されてきた伝統ある主題です。本展覧会では、当館収蔵のルノワール、モディリアーニ、ピカソなどの19−20世紀の肖像画と、国内美術館所蔵の肖像写真やアカデミスムの画家たちの肖像画などによって、画家たちが人間とどのように向き合い、その姿を描いてきたかを探ります>
 となります。確かに多くの肖像画で、迫力はありましたね。

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 写真は美術館のエントランス。前回来たのは真冬で回りは雪景色でしたが、今回は真夏の雰囲気でした。見えているエントランスは1階で、あとは全て下になります。急斜面に建てられていますから、外から建物が見えないというのは良いことだと思います。
 それにしてもこの美術館は入場料が高いです。大人1800円、インターネット割引券でも1700円。入場料も地下式で、限りなく0に近づけてくれればいいのに(^^;




新選・沖縄現代詩文庫5『宮城松隆詩集』
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2009.5.21 沖縄県那覇市 脈発行所刊 1200円+税

<目次>
詩集『島幻想』より
序 君へ…8       追放…9         内観…12
幻影…15
.        死んだ男…18.      おまえに…21
詩集『宛先不明』より
小動物たち…24
.     蛾…26.         沖縄戦と看守S…28
森のこころ…31
.     空は曇り…34.      樹木の翳り…37
午前二時の葬列…39
.   脱皮…42.        幻想の街…44
心模様…46
.       Mへ…49.        石畳道の抒情…52
詩集『闇の人影』より
闇の人影…54
.      後生三線…57.      避難…60
死者の歩行…63
.     夢の中で…67.      悪夢…70
燠…73
.         ミサの生涯…76.     異風…81
靄…84
.         微光…87.        病棟…91
黄昏のゼノン氏…94
.   阿寒に灯がともる…97.  ユングフラウヨッホ…100
詩集『逢魔が時』より
逢魔が時…103      真夏日…107
         ジュゴン…110
エゴ…112        はぐれ鷹…115      音…117
幽霊都市…120      浮遊…123        暗い森…125
二〇〇〇年…128     九重の山…131
        屋久島…133
詩集『しずく』より
しずく…141       グルクンの目…144
     深夜のベル…147
形骸…151        黒い馬…154       極限悪…157
幽明…160        生きる…161
未刊詩篇
木橋…164
           終末期の涙…167     遺影…170
艦砲の子…173      鞄…176
対訳詩二篇…181
穀雨(中国語)…182   錯乱(韓国語)…186
解説…191
宮城松隆論
.日谷英…192. 宮城松隆論.山崎夏代…195.宮城松隆論.中田紀子…198
詩誌選評 吉沢拳史…202
資料…208




 (帯文より)

この作者は対象をしっかりと見据えるとき、そのとき自分のなかにいままで見えなかったものが見えてくる、その刹那を呪縛するという方法で詩をとらえようとするのだ。――「解説」(日谷英)より

 * 本詩集中の
「しずく」「錯乱」はすでに拙HPで紹介しています。ハイパーリンクを張っておきましたのでご鑑賞ください。




詩誌Messier33号
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2009.6.8 兵庫県西宮市 香山雅代氏発行
非売品

<目次>
花吹雪 木村草弥 2
石の彫刻 「石の中」/「石の名前」/「無形のものの台」何かが 佐伯圭子 4
水滴は水の精を宿して 呼ぶ声/光
(かげ)と歩く道 /池塘の十三夜/顫える風の記憶−こどものいる風景 香山雅代 10
ヴッパタールのケーブルカー/白い雲 内藤恵子 16
星間磁場
花の空木
(うつぎ) 香山雅代 22
短歌雑感 −掛詞− 内藤恵子 23
『桜は今年も咲いた』 佐伯圭子 25
組曲『少年M』について 江尻 栄 26




詩誌『新現代詩』7号
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2009.6.1 神奈川県相模原市
新現代詩の会編集・龍書房発行 900円+税

<目次> 表紙写真・唐木孝治/デザイン・佐藤俊男
特集・島の思想とポエジー
宇宙の島じまに生きる…川原よしひさ…6
各自の〈島〉から新しい風を…津坂治男…13
「島」の名にちなんで……………平木たんま…18
地形の力 ――その優位なる風景への思い…市原千佳子…20
秋谷豊と『地球』…斎藤正敏…23
特集「島の思想とポエジー」についてのアンケートまとめ…富永たか子・宗美津子・工藤富貴子…29

榎田弘二 ベランダからの眺め…34        大谷敏江 彼女は島…38
富永たか子 島だった…40            宗美津子 葦の浮き島…41
永井ますみ 風船島に辿りつく…42        相良蒼生夫 天上の風と陸地…44
小林小夜子 バリ島…46             川原よしひさ 湾岸の秋…47
エッセイ
離島の日々さまざま 松本恭輔…48        再び『反文明の島』の声を聞く 宗美津子…54
島が呼んでいる 富永たか子…56         放哉の島 相良蒼生夫…57
都会の木々 工藤富貴子…58           詩人のいないころ ――古代史手帖5 篠塚達徳…59
「判決の夜」とその背景 矢口以文…62
オピニオン
批評基準の退化 ――古賀博文「現代詩時評」批判 若松丈太郎…66
●『新現代詩』第6号合評会記録+読者からの感想…138
表紙の言葉 経済成長と不況に曝す削られし島肌白く行き交う航路に何語る(唐木)
カット・森口賢一

働 淳 旅へ…70                濱本久子 香炉峰…71
はんな 集約…72                平本 閣 遡行する…74 吊り革…75
藤寿々夢 しあわせプラザ…76          藤川元昭 縄文の地層…78
丸本明子 叩く…80               水崎野里子 カンボジアの灯火…81
みやざきことよ 進化論…82           結城 文 冬野菜の歌…84
市川つた 女の晩年…85             新井翠翹 賽の河原…88
大田 修 日本語が楽しい…90          加藤博栄 坂道…92 かぜ…92 夢をのせて…93
鏡 たね 歳月…94               川本信太郎 サトル君の質問…95 どうしてだろう…96 何気ないひとことに…97
川端律子 かけがえのない生命を…98       鬼頭和美 戒めの墓標…100 苦海…101
神田さよ ウィンドウズ…103
.          紀ノ国屋千 氷塊…104
木村洋子 働くもの…105
.            工藤富貴子 水仙…106
小崎信裕 小鳥…107
.              金野清人 鬼の国ケセン…108
斎藤彰吾 列島拾遺抄…110
.           斉藤宣廣 手…112
直原弘道 幽現のはざまで…113
.         下前幸一 僕は寄る辺がない…114
高橋サブロー チンチン・かもかも…116      武西良和 荒海の船…118 荒海の船2…119 船の上…120 船の錨…121
竹中 寛 一夫多妻…122
.            中川 敏 エムペドクレス、エトナ山を降りる(五)…125
津金 充 男たち(その五)…130         土屋一彦 鰐=鮫=鱶…132
内藤セツコ 雨漏り…134 影絵のひと…135    野口忠男 海の神話…136 竪琴…137
■現代の名詩 中原かな…140
■報告 …声による詩集を作ろう 永井ますみ…42
★英文自叙伝・詩集紹介
矢口以文著『鳥の羽ばたく気配』結城 文…144
土屋一彦詩集『へんなへん』松本恭輔…146
金野清人詩集『青の時』松本恭輔…147
●編集後記…148






   
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