2009.6.11 掛川・加茂花菖蒲園

2009.7.26(日)

　神楽坂の「赤城生涯学習館」へ初めて行ってみました。以前は隣にある「神楽坂エミール」によく行っていたのですが、今は閉館になっていますので、赤城神社付近は２年ぶりに歩きました。行った目的は「『詩と思想』Ｐｏｅｔｒｙ　Ｓｅｓｓｉｏｎ　２００９　Ｓｕｍｍｅｒ　−吉増剛造氏を迎えて−」への参加です。『詩と思想』編集長の一色真理さんから直々のお手紙を頂いたんでは行かないわけにはいきませんからね。セッションは『詩と思想』10月号の作品特集〈地名のついた詩〉の巻頭公開インタビューも兼ねていて、第１部は「地名のついた詩」自作朗読で、中井ひさ子・長谷川忍・りょう城・長居煎・高岡力各氏が朗読しました。

　第２部は〈地名／地霊……「下北沢」をめぐって〉と題して、一色真理さんのインタビューで吉増剛造さんがお話しになりました。今朝できたという散文詩が配布され、１字１句について解説する中で下北沢の魅力・魔力が語られて、どんどん引き込まれてしまいましたね。下北沢は小田急線から井の頭線への乗り換え駅であり、私も何度か降りて散策していますから、詩に登場する街の様子がかなり判って、より面白みが増したのだと思います。『詩と思想』10月号をどうぞお楽しみにお待ちください。

○総合文芸誌『中央文學』480号

2009.7.25　東京都品川区 日本中央文学会･青山千望氏発行　400円

＜目次＞
◆小説◆折り鶴／柳沢京子／2
◆詩作品◆壁／佐々木義勝／15
◆小品◆タンタン／関野譲治／12
◆手記◆ソ満国境異常あり／本多　爽／27
◆特集◆鳥居章アンソロジー／17
　凧／17　渚／19　凍夜／21　木立／23　夏の蝶／25
●編集後記●　38
●表紙写真●アメリカ合衆国／ニューヨーク市五番街●

　凧／鳥居　章

　　　　ブリキ　に
　　　つんざけ
　ひるがえ
　　　　　　　る

弦

　　　　こん倒
　　　　　鬼　の
　首

　吹き
　っ
　　さ
　　　ら　し
　　　　　　の死

が
くる

　今号は先日亡くなった鳥居章主幹の詩集『時限２５』からの５篇を抜粋したアンソロジーになっていました。私も在籍中は大変お世話になりましたから、弔意を表して冒頭の「凩」を紹介します。詩集を持っていませんからいつお書きになったのか分かりませんが、凩が吹きすさぶ様子を形象化していると思います。改めてご冥福をお祈りいたします。

○詩誌『青い階段』90号

2009.7.25 横浜市西区 浅野章子氏発行　500円

＜目次＞
｢花｣と呼んでほしい　荒船　健次　２　　　　　　　墓参り　　　　　　　福井すみ代　４
かぶれる　　　　　　小沢　千恵　６　　　　　　　カラス飛べ　　　　　廣野　弘子　８
残像　　　　　　　　浅野　章子　10　　　　　　　声　　　　　　　　鈴木どるかす　12
再びの春　　　　　　森口　祥子　14　　　　　　　三角錐　　　　　　　坂多　瑩子　16
ピロティ
坂多瑩子・浅野章子・福井すみ代　　　　　　　　　編集後記
表紙　　　　　　　　水橋　　晋

○詩誌『言の葉倶楽部』16号

2002.3.15　山形県上山市　　　　　非売品 スタジオ･ワン事務局 言の葉倶楽部刊行会発行

＜目次＞　　短歌十首●高橋美代…2
　　　　創作・一通の手紙●阿部よし子…4
　　創作・「お爺さんの家」●伊藤賢二…11
　詩二篇・「詩の翳り」に零せて●大江利知…20
　　　　　俗流読書録(2)●高橋英司…26
ポエムの世界でジャズしましょう●尾崎まりえ…30
　創作・「返事の書けない手紙」●海藤芳正…34
　　評論・詩と音楽／純粋な記号●佐藤啓一…39
　　紀行文・普通・鈍行・各駅停車●福岡俊一…47
　研究ルポ・解読は「愛モード」で●町田憲一…54
　　　　　　　　詩一篇●岩井哲…68
　　　　　　　　編集後記／会員名簿

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