きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.8.18 佐渡・沢崎鼻にて |
2009.9.12(土)
日本詩人クラブ9月例会がありましたが、行きませんでした。NPO法人日本詩歌句(しかく)協会の詩歌句大賞に詩友の桜井さざえさんが選ばれ、アルカディア市ヶ谷で行われた贈呈式に出席してきました。詩歌句協会は創立5周年だそうで、その名の通り詩・短歌・俳句のそれぞれに大賞、協会賞が設けられています。さざえさんは詩集『海の伝説』での受賞です。どんな詩集かはハイパーリンクを張っておきましたのでご参照ください。
この詩集は本年度の横浜詩人会賞も得て、ダブル受賞となりました。写真は花束を受け取るさざえさん。これまでも佳い詩集を出しながら、なかなか賞に恵まれず、親しい後輩として歯がゆい思いをしてきました。本当に良かったと思います。おめでとうございます。これからも佳い詩を書いて、楽しませてください。
○田部武光氏詩集『においの研究(パリ詩篇)』 |
1997.11.20 東京都千代田区 花神社刊 2000円+税 |
<目次>
においの研究 8
T
ぼんやりしていれば 14 次の春 15
桐の花 16 しあわせ 18
五月一日(ヴァンセンヌ、百花苑) 19 魚たち 20
釣り人(白鳥の散歩道) 21 詩 22
世界 24 上陸記念日 28
休憩場所 29 ジュリアン・クレール氏に 30
エトルタ 32 未来の記憶 35
鵲 36 蝉(アヴィニョン) 37
サン・レミ・ドゥ・プロヴァンス 38 嫉妬(リュブロン、ラコスト) 40
撮影禁止(同)−大学風 42 蠍(リュブロン、ルールマラン) 43
カンヌ、八月二十一日正午 44 人生の二つの森 46
音 47 ハイデルベルグ感傷行 48
U
螺旋階段 54 どこか白秋風 55
ロダン広場−歌曲風に 56 社交の季節−Mに 58
連帯(レ・アル界隈) 60 パリ犬 61
変身 62 中華風−Y夫人に 63
密会−同じく 64 ふるさと敦賀 66
現代ユダヤ資料館 76 蘇生 84
パリ最終日 85
あとがき 86
(帯文より)
糸杉類の木肌から立ちのぼる匂い、音楽のほどよい遠さ、揺れる紫色の朝顔(リズロン)……この類稀な詩のエピキュリアンは、たとえば、カフェ・モリエールの椅子で舌にのせた言葉の快楽を、今、口に出せずにいるだろうか。帰って来た東京で、旅人は、豊か過ぎる感受性をかかえて、おそらく孤独だろう。――石原 武
リュクサンブール公園の南西隅(みなみにしすみ)には
どうやらもう一人の自分が埋まっているらしくて、
くんくん地面を嗅ぎまわり
小便を引っかけ
ウソコを垂れる、
するとどうにか得心がいく。 『パリ犬』
○個人詩誌『雲の戸』7号 |
2009.9 埼玉県所沢市 山本萠氏発行 200円 |
<目次>
傷んだ草のようだった日
庭の記憶
赤ん坊は踊る
あとがき
○個人誌『御貴洛』2学期号 |
2009.9.1 大分県大分市 なんとかなる編集室・河野俊一氏発行 250円 |
<目次>
詩 耕す人 1
無名の 4
北上中 6
連載 ブカツな日々(第2回) 9
連載 おき楽おん楽(第1回)「いそしぎ」 11
ふじが丘辞典 2 11
御気楽・おきらく 12
OKIRAKU後記12
(表紙 朝のオーシャンターミナル・香港)