きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
090611.JPG
2009.6.11 掛川・加茂花菖蒲園




2009.7.30(木)


 今月は、一度は行ってみたい! もう一度訪ねてみたい! という処に運良く行ける月のようです。今日は40年ぶりに伊豆「旧・天城トンネル」を再訪しました。40年前は50ccのバイクで行った記憶があるのですが、あるいはバスだったかもしれません。
 川端康成『伊豆の踊り子』の舞台になったトンネルの写真はけっこう出回っていますし、拙HPでも来月のトップ写真として使いますから、ここではこれをお見せしましょう。

090730.JPG

 沼津土木事務所が設置しているトンネルの沿革です。明治時代の土木工学の水準が判っておもしろいですし、有形文化財・重要文化財にもなっているんですね。
 今回はクルマで通り抜けましたので歩きませんでしたが、薄暗い照明の中、滴る水を避けながら歩くのも風情がありそうです。若いカップルが一組だけ歩いていましたけど、なかなか絵になっていましたよ。このトンネルは『伊豆の踊り子』のイメージがあるせいか、若い人が似合うようです。
 国道414号線の新・天城トンネルはクルマの行き来が激しいんですが、旧・天城トンネルへのアプローチは狭く、ところどころ未舗装もあって、ほとんどクルマが入ってきません。トンネルの沼津側にはトイレがあるだけで土産物店などはまったく無し、下田側にはそれ以上に何も無いという絶好のロケーション。一度訪れてみてください。




綾部清隆氏詩集『北の浜辺と木道』
kita no hamabe to mokudo.JPG
2009.7.17 東京都練馬区 日本未来派発行 1600円+税

<目次>
T 北の浜辺と木道
骨……………………10  夢のつづき…………14  蜘蛛…………………18
針の穴………………22  迷いぐせ……………28  足環…………………32
視力…………………36  棲息…………………40  あなたへ……………44
森口さんのこと……48  在る…………………52  呼吸…………………56
水割り………………60
U ひみつ
棄てる………………66  路地…………………70  本当は………………74
玉……………………78  破る…………………82  台所…………………86
爪……………………90  窓……………………94  裏通り商店街………98
風によるモチーフ・102  いとおし…………・106  まあ いいか……・110
ながれるもの……・114  ひみつ……………・118  待つ………………・124
旅立ち……………・128  八月の犬…………・132  かまど……………・136
縁側………………・140  どんぐり…………・144
あとがき…………・148




 本詩集中の
「破る」「ながれるもの」はすでに拙HPで紹介しています。一部改稿された部分もありますが、ハイパーリンクを張っておきました。どうぞ綾部清隆詩の世界をご鑑賞ください。




隔月刊詩誌『叢生』163号
sosei 163.JPG
2009.8.1 大阪府豊中市
叢生詩社・島田陽子氏発行 400円

<目次>

ズッキーニ/木下幸三 1            マイめがね12/佐山 啓 2
傘/島田陽子 3                出発/下村和子 4
ときめく川/曽我部昭美 5           おーい/藤谷恵一郎 6
背中 他/福岡公子 7             ヒワイな朝や 他/麦 朝夫 8
「さいき」という正読
(セイドク)/毛利真佐樹 9   西風へ 他/原 和子10
連休/八ッ口生子 12              がっこ/山本 衞 13
小さな家族の小さな会話(五)/由良恵介 14    水鏡/吉川朔子 15
忍者村/竜崎富次郎 16             待ってたよ/秋野光子 8
「ごはんよ」/江口 節 19
エッセイ
身辺雑記(3) 毛利真佐樹 20




詩誌『つむぐ』5号
tsumugu 5.JPG
2009.6.25 東京都新宿区 集プレス発行 1300円

<目次>
結城 文  …10 詩 道 10 文語詩 うた 11 蛍袋の花に包んで 11 花神 12
         エッセイ・山の城 13
山下 桂  …14 詩 はなうた 14 かかと 14 しゅうまつ 15 くらやみ 16
         エッセイ・転 17
向井千代子 …18 詩 めぐる水 18 反映 19 旅先にて 19 水の中で 20
         エッセイ・龍の夢、蛇の夢 21
瑞木千枝  …22 詩 ギンナン 22 雪 22 振舞い 23 黄色い自転車 24
         エッセイ・愛執 25
平木たんま …26 詩 小春日和 26 山里 26 二人 27 春の鳥 28 わたしの住んでいるところ 28
         エッセイ・渡海船 29
原田麗子  …30 詩 俵ころばし・風の唄 30 ひさごの使者 31 おくりもの 32
         エッセイ・魂のありか 33
原田克子  …34 詩 村がたり 34 冬 立つ 34 輪を辿る 36
         エッセイ・ぶらんこ(鞦韆) 37
中村洋子  …38 詩 窓 38 大きな鎌 39 白い息 40
         エッセイ・カタカナのこと 41
とよださなえ…42 詩 どうだん 42 もみじの季節 42 五月の歌 43 春に向かって 44
         エッセイ・キューバヘ 45
徳弘康代  …46 詩 シグモナイド曲線の陰陽 46 まっすぐ 47 円應寺 47 月よう日の夕はん 48
         エッセイ・メタファという思考方法 49
谷口ちかえ …52 詩 はじめての記憶は…… 52 わたしのいい男
(ひと) 53 さようなら ふるさと 53 船盛りの船出 54
         エッセイ・輪状につむぐ 55
田中眞由美 …56 詩 トウキョウ「]」 56 転写
(コピー) 57 定年退職の日 57 星で 58
         エッセイ・女性リーダー・マグダレンさんの国ケニア 59
関 佳辰  …60 詩 低温火傷 60 ある 一日 61 辛夷の花が咲くから 62
         エッセイ・剣道 63
しま・ようこ…64 詩 こわい夢 64 続・こわい夢 64 移ろって−passing 65 ブルーシートの文法 65 悲しみを 磨いて 66
         エッセイ・詩という“危うさ” 67
佐川亜紀  …68 詩 うとう 68 海女 69 定規 69 ごまめ縁起 70
         エッセイ・ベストセラー詩人の現在 71
岡島弘子  …72 詩 右下肺野をさまよって 72
         エッセイ・カフカの『城』を歩く 75
大槻瑞已  …76 詩 木 76 かまど 77 拾う 77 花 78
         エッセイ・バッグの中身 79
市川愛   …80 詩 目差し 80 操りの糸 80 人生は気晴し 81 一枚の絵 81 いかなる春の下に 82
         エッセイ・懲りない趣味 83
石川逸子  …84 詩 さくら さらさら 84 タダシさん 84 夢に見ない町 85 雲のささやき 86
         エッセイ・マグロ塚のまえで…… 87
石井真也子 …88 詩 闇を飾るもの 88 闇を射通すもの 88 陽を見ない 88 葦の間にある 89 あてのない手紙 90
         エッセイ・窓辺に置く 91
青山晴江  …92 詩 やりくりの春 92 自分で 92 寂しげな町に 93 ほんとうは―― 94
         エッセイ・消えた煙突 95

・コラム 「自分で決める」…50   ・執筆者名簿…97
・『つむぐ』へのおさそい…98   ・後記…100
題字 向井二郎
表紙写真・作品(百人地蔵
(ジェネズ)) 針谷仁巳
表紙デザイン 並木有里






   
前の頁  次の頁

   back(7月の部屋へ戻る)

   
home