きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり 】 |
2009.8.18 佐渡・沢崎鼻にて |
2009.9.28(月)
午後から小田原駅近くの喫茶店「銀の椅子」で西さがみ文芸愛好会の事務局会議が開かれました。議題は来週開催される〈文芸を楽しむ会−朗読とピアノ演奏−〉の準備状況確認が第一です。同じ喫茶店でやるのですが、30人以上集まるから安くしてね、と約束してあるのに、なんと現状は20人そこそこ。あわてて皆なであちこちに電話して、来てもらう手配をしました。なんとかギリギリですけど、まだお席に余裕があります(^^; お時間の許す方はぜひおいでください。詳細は、こちら に。
次の議題は、来年度の執行部人事案。代表の播摩晃一さんが亡くなって、要の事務局長もご高齢ですから続けるのがシンドイ状況です。事務局長からは私が次期事務局長にと指名されましたけど、丁重にお断りしました。国際ペン東京大会が目の前で、とても責任を持ってお受けできる状態ではありません。適任者は他にもいらっしゃいますから、私は手となり足となって働きますけど、会全体を見て頭脳となって動くのは無理だと思っています。この人事については次回以降に持ち越すことになりました。
次に大事な議題は、来年3月に開催される〈第14回西さがみ文芸展〉の特別展示を何にするかということ。これには自分でも素晴らしいと思うアイディアを提案しました。〈播摩晃一の足跡展〉または〈播摩晃一と仲間たち展〉はどうだろうかというものです。播摩さんは西さがみの文芸に関する多くの資料を遺されました。それを展示することで足跡を辿れるし、播摩さんと交遊のあった文人の資料を展示すれば〈仲間たち展〉としてもおかしくありません。それだけの顕彰をしても良い人物だと私は思っています。
結局、〈播摩晃一足跡展〉という名称で落ち着きそうです。
会議はだいたいそんなものでしたが、来週の〈文芸を楽しむ会〉には大きな問題があることが判りました。マイクが使えないのです。詩の朗読は肉声でも大丈夫ですが、30分もの小説の朗読ではどうしてもマイクが欲しいところです。店のママさんに確認すると、あるにはあるが音が割れて使えない、というものでした。
現物を見せてもらいました。30年も前のローランドのアンプ・スピーカー一体型の物でした。試してみると確かにガリガリと雑音が入ってしまいます。マイクとアンプの接点になるミニジャックを触るとひどくなります。典型的な接点の汚れですね。他に不都合があるかもしれませんので、たまたまクルマで着ていましたから私が一晩預かることにしました。で、帰宅して分解して、接点を綿棒で磨いて、ついでにあちこちも雑巾掛けしてやると、ピタリと雑音は止まりました。ほっ、良かった!
それにしても筐体の中に手書きコピーの回路図が置いてあるのには驚きました。そうなんです、昔の取説にはちゃんと回路図が付いていたんです。ICと抵抗とコンデンサーの組み合わせという、今にして思うと単純な回路ですけど、私たちはそれを見て安心したものでした。私は電機屋じゃないのでそんなに正確には読めませんけど、ICの型番さえ判れば性能を調べられるという安心感がありましたね。と、30年、40年前の思い出にも浸った夜でした(^^;
○丸山乃里子氏詩集『赤梨』 |
2009.9.10 宮崎県宮崎市 本多企画刊 2000円+税 |
<目次>
*
栄螺蝶 10 水の目 14 赤梨 18
「中島」のこと 22 カモシカ 26 穴子 30
フシ 32 婚礼 36 筏 40
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残雪 44 氷切り場 46 小倉小路 50
大伯父 54 しめこのうさぎ 60 別れ 62
青い道 66
***
大きな林檎 70 こぼれる 74 松陵館異聞 76
川べりの家 80 青池 84 九輪草 88
寝台特急 90
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雁 94 ホオズキ市 98 草の庭 102
蹴りかえす 106. ひとつの夕日 110. 赤い馬 112
コスモス 116
あとがき 118
(帯文より)
詩人の肉声は生地、秋田県能代の風土から生まれたものだ。そして海や山や川、また風習や因習に彩られた生活の中から精神が形づくられたことに今更のように気づいた。だからこそ、その生地を聖地にするために自分自身を旅立たせる。
※本詩集中の「赤梨」、「しめこのうさぎ」、「ホオズキ市」はすでに拙HPで紹介しています。初出から一部改訂されている作品もありますが、ハイパーリンクを張っておきました。ご参照ください。
○詩と批評『POETICA』60号 |
2009.9.20 東京都豊島区 中島登氏発行 500円 |
<目次>
焼津港小川外港南防波堤灯台/浜江順子 746
海氷原/河津聖恵 748
地震/チャールズ・ブコウスキー(中島登・訳) 751
やあ 入れよ!/チャールズ・ブコウスキー(中島登・訳) 754
泪を流す/チャールズ・ブコウスキー(中島登・訳) 756
こんにちわ さようなら/チャールズ・ブコウスキー(中島登・訳) 758
□恵贈御礼
□三宅一生氏の快挙と『原爆詩』など
○個人誌『知井』9号 |
2009.9.20 京都市北区 名古きよえ氏発行 非売品 |
<目次>
特別寄稿(詩)
廃駅/岡崎 純 2 黄昏のトランプ/池田瑛子 4
聖(ひじり)岳/前川整洋 16
エッセー
知井の歴史(七) 聞伝寺の遺仏/名古きよえ 9 小畑實先生の教室に参加して/名古きよえ12
会津駒ケ岳(あいづこまがたけ) 高層湿原のプロムナードコース/前川整洋 19
行きずりに/名古きよえ 33
詩
季節/名古きよえ 24 センニンソウ/名古きよえ 27
休耕田/名古きよえ 30
心に残る詩
中津川渓谷(あや子へ)/堀口太平 37 一本の葦/嵯峨信之 38
あとがき