きょうはこんな日でした 【 ごまめのはぎしり
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2009.8.18 佐渡・沢崎鼻にて




2009.9.19(土)


 さ来週、10月5日に小田原の「銀の椅子」という喫茶店で西さがみ文芸愛好会の「文芸を楽しむ会」が開かれます。今日はその準備のために担当者が小田原市しみん学習フロアに集まりました。当日のプログラムを決定し、朗読の練習もやりました。1回やっただけでは上手くなりませんが、他の人の前で朗読する機会は何度あっても良いと思っています。

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 ついでに当日のプログラムを書いておきます。4〜5人ぐらいなら突然おいでになっても大丈夫ですから、ご参考に。ちなみにピアノ演奏は私の姪に頼みました。30人ほどのささやかな集まりですが愉しい会にしたいと思っています。


 西さがみ文芸愛好会主催 文芸を楽しむ会  ――朗読とピアノ演奏――

日時 2009年10月5日(月) 午後2時〜4時
場所 喫茶館 銀の椅子  小田原市栄町3-2-25 電話0465-23-4600
会費 500円

<プログラム>
第一部(自作朗読)
 詩   「エロスの手」他        小川勢津子
     「一斗二升五合」        村山 精二
       ♪ ピアノ演奏 ♪
 エッセイ「母の記憶」          楓川あけみ
     「夏来れば」          奥津 尚男
     「ぶどうが色づく頃」      田代 孝子
     「詳子と小田原万年四丁目界隈」 角田 幸子
     「民話の語り口」        湯山  厚
      テータイム&ピアノ演奏

第二部
短編小説  松本清張作「箱根心中」    櫻井 千恵

☆ピアノ演奏 小澤 清子
    朗読 西さがみ文芸愛好会々員




山本十四尾氏詩集『女将』
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2009.9.13 東京都板橋区 コールサック社刊
2000円+税

<目次> 書 川又南岳
木槿考 6       一撮一掬 8      潜み考  10
独鈷考 12       
(どくだみ)考 14    爽竹桃考 16
空木
(うつぎ)考 18    御歯黒考 20      藤袴考 22
臭木考 24       黒文字考 26      五如木
(うこぎ)考 28
甘野老
(あまどころ)考 29  コマツナギ考 30    弁慶草考 32
箒木考 34       衣被
(きぬかずき)考 36.  巣林一枝 38
金漆
(こしあぶら)考 40   垣通し考 42      半夏生考 44
十月十四日考 46    楷考 48
女将への花信
 散花−春季 50     散花−夏季 52     散花−秋季 54
 散花−冬季 56
あとがき 59      略歴 62





 (帯文より)

極く自然に裾がめくれて 籠染めの洒落た裏柄を目にする
両端が剣のように尖っている独鈷は自分の煩悩あるいは言い寄ってくる男たちの嘘をうち破る菩提心の標示
 「独鈷考」より

※本詩集中の
「藤袴考」「散花−夏季」「散花−冬季」はすでに拙HPで紹介しています。初版から一部改訂されている作品もありますがハイパーリンクを張っておきました。山本十四尾詩の世界をどうぞお楽しみください。




コールサック詩文庫1
『鈴木比佐雄詩選集一三三篇』
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2009.10.26 東京都板橋区 コールサック社刊
1428円+税

<目次>
第一詩集『風と祈り』(一九八一年)より
秋 10
.         模倣 10.        部屋 11
制作 12
.        予断 12.        陶冶(カントを読んで) 13
沈黙(キルケゴールを読んで) 13          事件 14
煤けた街 15
.      風と祈り 16
第二詩集『常夜燈のブランコ』(一九八七年)より
ゆきのせい 16
.     白鬚橋(しらひげばし)から.17 まぼろしの河 19
常夜燈のブランコ 21
.  枇杷と石油(オイル)ショック 23
第三詩集『打水』(一九八九年)より
河口 24
.        打水(うちみず) 25     金馬の海 26
まつろわぬ、神々 28
第四詩集『火の記憶』(一九九〇年)より
笹巻き 29
.       鼻歌 30.        夢の果て 32
海 33
.         あまるめ 34.      樹の人−矢内原伊作さんへ 35
プルシャン・ブルーの海
.36.火の記憶 38
第五詩集『呼び声』(一九九四年)より
あと80年 39
.      しずくいし 40.     ヒマワリ 42
合唱 43
.        呼び声 44.       水泡(みずあわ)−隅田川公園にて 45
一瞬の秋 46
.      タンポポ便り 47.    鬼ごっこ 48
神の手 48
.       誰か 49.        仇討ちの迷路 50
枕木の守り花 51
.    ビワのなる日 52.    風に倒れる人 53
第六詩集『木いちご地図』(一九九七年)より
木いちご地図 54
.    黄道光 55.       あえぐ花叢(はなむら) 56
日だまりの底 57
.    耳川のほとりで 本多利通・卯の花忌によせて 59
春雨橋から 60
.     寅さんの眼差し 62.   活断層の百円ハウス 63
行方不明一名 64
.    相生橋から 未来の街・広島へ 66
桃源郷と核兵器 68
.   東海村の悲劇(きようくん).70 海を流れる灯籠 72
第七詩集『日の跡』(二〇〇三年)全篇
美々津の入江 74
.    大樹がささやいた 75.  地を這うニガイチゴ 76
十五歳の成人式 77
.   日の謎 79.       里山が消滅した日 80
柏のベンチ 81
.     コンガンハセヨ 82.   卓球王国 84
玉川病院にて−下山遺跡環濠集落 84        山鯨
(イノシシ)はなぜ豚にならないか 86
鬼のハンマー投げ 87
.  草深(そうふけ) 88     半眼微苦の人  90
三回忌には 91
.     虹のイカ−鳴海英吉さんへ 92
むらさきの記憶 93
.   翁の十五分−嵯峨信之さんへ 95
夕暮れのココア−永山則夫へ 97          夷隅川
(いすみかわ)の落日 98
大瀬川のほとりで 99
.  詩の「潜水橋」を架けた人−金丸桝一さんへ 101
市川・む郡部にて 102  相生橋にもたれて 103  一九九九年九月三十日午前十時三十五分 104
二十世紀のみどりご 106 カクノシリヌグイ 107  シュラウドからの手紙 112
恥辱のあまり崩れ落ちる「憲法九条」 113      さまよう足首 114
日のゆらぎ 115     日の跡 118
未収録詩篇T 韓国詩篇
春の天空 122      漢江のほとりで 122   漢江の野草園で 123
釜山・詩六篇 李秀賢さんを愛する人たちへ(二〇〇五年二月四日)
1 釜山学生教育文化会館の蛇笛
 124.       2 東川で詩人を探す 126
3 子城台
(チヤソンデ)の椿 127.          4 釜山市立公園墓地の鵲(かささぎ) 128
5 金井山梵魚寺
(クムジヨンサンポモサ)の木蓮 129.   6 狼煙台の星畑 130
黒ダイヤを燃やす原故郷の人 131
釜山・詩十触扁(二〇〇五年九月六日1八日)
1 釜山ジェットストリーム 133         2 ハルモニの願い 134
3 五色の音の架け橋 136            4 控え室の殺し屋 137
5 釜山の夜空を仰いで 138           6 沈黙のメロディー 140
7 アリラン峠の少年 141            8 釜山の果物 142
9 民主公園のハルミッコッ 144         10 洛東江
(ナクトンガン)のアキノノゲシ 145
イシミカワの謎 146               ママコノシリヌグイの謎 147
未収録詩篇U
()・菜()・見() 149            金魚売り 150
網走橋のカモメ−永山則夫追想 151        祭りのあとからの祭り 153
熱中症の日 154                 奥多摩の碧緑流−水香園にて 155
八千代市のタンポポ 156             キルケゴールの白花タンポポ−桃谷容子へ 157
西川緑道公園−岡山にて 158           音風景・左沢・本多の森にて うおずみ千尋さんへ 159
返り花のように 福田万里子さんへ 161      風の中の音楽会場 162
花巻・豊沢川を渡って 163
未収録詩篇V
八月のフッサール 165              45億年の自爆テロ 166
核の奴隷 167                  牡丹雪と「青い光」兼六園にて 169
祈りの花炎 福田万里子さんへ 171
広島詩篇 高炯烈氏へ
1 水の神殿−宮島にて 173           2 蝉の家−岩国にて 173
3 生ける場所−原爆ドームにて 174
浜田知章の眼光と勿忘草
(わすれなぐさ) 175      ハナダイコンを添えて 179
駒形橋付近の炊き出し 180            春野の眼差し−浜田知事、小島禄琅、中岡淳一、千葉龍へ 182
被爆手水鉢の面影 183
詩論 詩の換喩的な内在批評が可能か 186
解説・詩人論
「他者の人生を動かす力」 三島久美子 200
「鈴木比佐雄詩論集『詩の降り注ぐ場所』に寄せて」 崔 龍源 207
「鈴木比佐雄の鋭敏な批評眼と野草花のごときやさしい詩性」 石村柳三 213
略歴 230




 (表1より)

人は光
人は影
人は光と影
人は苦しみ
人は歓び
人は闇から生まれ
束の間 光に抱かれて闇へと還ってゆく
何を急ぐことがあろうか

※本詩集中の
「日の跡」はすでに拙HPで紹介しています。ハイパーリンクを張っておきましたのでご鑑賞ください。




詩誌『グッフォー』52号
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2009.9.25 札幌市手稲区
土屋氏方・グッフォーの会発行 非売品

<目次>
中村千代子*タペストリー 2          原雅恵*燃えあげるうみのまつりごとはそらめき 6
土屋一彦*合羽 8               沖出利江*夢見 10
松田良子*終わらない、海へ 12         金子啓子*ほとり 14
入谷寿一*油蝉の鳴く日 16           清藤英子*絵日記 20
昌泉塔子*口笛 24               木本葉*帽子は目深に被ったまま 26
FUKURO-Gufo・編集後記…28






   
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